【横山光輝「三国志」講座65「陳珪父子」】

横山光輝「三国志」を1話ずつ解説してみようというコーナー。第65話「陳珪父子」の巻。 ※解説はbotさんの個人的見解です。
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横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座65「陳珪父子」01】 第65話でございます。 前回大怪我をしてしまった曹操さんでしたが、根拠地に戻って手当を受けて傷もすっかり癒えました。しかし、曹操は心の傷はまだ癒えてないと言います。そんなハートブレイクな曹操のもとに、徐州から使者がやってきます。

2015-08-25 13:06:01
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【横山光輝「三国志」講座65「陳珪父子」02】 この頃の徐州を収めていたのが呂布ですが、その呂布から陳登(ちんとう)と名乗る使者がやってきます。陳登は、徐州の昔からの重臣、陳珪の息子です。陳登は、淮南(わいなん)の袁術の使者を捕虜として連れてきました。

2015-08-25 13:08:20
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【横山光輝「三国志」講座65「陳珪父子」03】 袁術は自分の息子と呂布の娘を結婚させようと画策していました。その申し出をするために、袁術は韓胤(かんいん)を使者に出していました。この袁術の政略結婚の話は後に別な形で蒸し返されることになりますが、この時は呂布はこの話を蹴ります。

2015-08-25 13:11:01
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【横山光輝「三国志」講座65「陳珪父子」04】 呂布は、日頃から世話になっている曹操に恩を売ろうとしたか、袁術の企みを曹操に伝えることにしたのでしょう。曹操は、天子の座を狙っている袁術が思い上がりも甚だしいと、見せしめのため使者を打ち首にすることにします。

2015-08-25 13:13:36
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【横山光輝「三国志」講座65「陳珪父子」05】 曹操は陳登に礼を言い、一献酌み交わすことに。曹操の私邸で酒盛りをする二人。曹操は陳登に呂布の人物について問います。陳登は呂布は信用出来ないと言います。曹操も同感ですが、それを承知で付き合えばいいと、あくまでドライな関係を貫きます。

2015-08-25 13:15:52
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【横山光輝「三国志」講座65「陳珪父子」06】 曹操は、陳登に今後も陰ながら力を貸してくれと頼み、陳登も喜んで力になると言います。陳家にしてみれば、もともと徐州の太守、陶謙の家臣であったので、呂布には何の思い入れもないわけです。こうして、曹操はひそかに仲間を増やしました。

2015-08-25 13:18:14
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【横山光輝「三国志」講座65「陳珪父子」07】 さて、あれほど入れ込んでいた鄒氏が出てきません。お気に入りならそのまま連れ帰ってもよさそうですし、混乱を避けて後から迎えをよこすというのも出来そうですが、特にそんなこともしてないようです。曹操にとっては、あくまでも南陽での火遊びか…

2015-08-25 13:22:12
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【横山光輝「三国志」講座65「陳珪父子」08】 韓胤が切られたことは淮南の袁術の知るところとなりました。袁術は、せっかく政略結婚をしかけたのに、あろうことかその使者を曹操に届けるなどとは、袁術の面目丸つぶれです。ということで、袁術は呂布を恨んで徐州を討つことにしました。

2015-08-25 13:26:19
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【横山光輝「三国志」講座65「陳珪父子」09】 袁術は20万の兵を動員し、怒涛のごとく徐州に進撃します。思えば、このころが袁術が最も力を持っていた時期と言えますか。一方、徐州の前衛基地は次々と落とされ、呂布のいる徐州城にたどり着くのも時間の問題です。

2015-08-25 13:28:23
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【横山光輝「三国志」講座65「陳珪父子」10】 焦る呂布は、一同に何か良い策はないかと尋ねます。部下の一人が、この事態の責任は陳珪父子にあると言い出します。非常事態にも関わらず、城に顔も出さないのは問題だと。陳珪父子の首を斬って袁術に差し出せとまで言い始めました。

2015-08-25 13:30:36
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【横山光輝「三国志」講座65「陳珪父子」11】 呂布もその気になり、ただちに陳珪父子を捕らえるように命じます。あっさり捕らえられた陳珪は、呂布が焦っていることを見抜き、呂布の諮問についても高笑いして答えます。思ったよりも呂布が臆病だと罵るのです。当然呂布は怒りますな。

2015-08-25 13:32:36
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【横山光輝「三国志」講座65「陳珪父子」12】 陳珪は、この程度のことでおたおたするなと言います。二十万の大軍が来るんだぞ、という呂布に対し、所詮は烏合の衆、兵の質も悪ければ、指揮を取っている者も大したことはないと。そんな相手を恐れている呂布は臆病者だと言う陳珪。

2015-08-25 13:35:19
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【横山光輝「三国志」講座65「陳珪父子」13】 陳珪は呂布を罵るだけではなく、この事態を収める策も当然持っています。相手を買収し、反乱を起こさせ、その間に劉備玄徳と手を結ぶという方法です。その策を聞いた呂布は、その場を取り繕おうとします。そして、陳珪に敵の反乱を促すよう命じます。

2015-08-25 13:38:20
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【横山光輝「三国志」講座65「陳珪父子」14】 一方袁術は、皆の士気を高めるために、自ら出陣をすることにします。袁術が本気で徐州を落とそうとしていると見た家来達は、手柄を立てようと張り切りまして、徐州は徹底的に焼きつくされてしまいます。民百姓にとっては迷惑この上ありません。

2015-08-25 13:41:48
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【横山光輝「三国志」講座65「陳珪父子」15】 袁術来るの報を受け、陳珪は敵陣に向かうことにします。家来は連れて行かず、羊を一匹用意するように陳登に言います。敵陣も殺気立っているので、物々しく出て行けば、相手の将軍に会う前に殺されてしまいます。

2015-08-25 13:43:39
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【横山光輝「三国志」講座65「陳珪父子」16】 陳珪は、メスの羊を一匹連れ、ただ一人敵陣に向かいます。喉がかわいたら、乳をしぼって飲めばいいと。こうして、敵の陣地に到着した陳珪。敵の陣は建物なので、攻め取った地域の屋敷を接収したのでしょう。

2015-08-25 13:45:46
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【横山光輝「三国志」講座65「陳珪父子」17】 敵の将軍である韓暹(かんせん)に会った陳珪は、月が綺麗だと言います。韓暹は二人きりで話したがっているなと感じ、二人で庭に出ます。陳珪は、自分は呂布の家臣ではなく、朝廷の臣下だとし上で、袁術が皇帝を名乗るのは世間が許さないと言います。

2015-08-25 13:51:00
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【横山光輝「三国志」講座65「陳珪父子」18】 自称皇帝は世間が認めず、韓暹は逆賊となり、一年も持たずに破滅するといいます。韓暹は、袁術を裏切るように言われます。冷や汗をダラダラ流しながら考えますが、結局、裏切ることにしたようです。韓暹も袁術のことが好きなわけではなかったようで。

2015-08-25 13:53:38
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【横山光輝「三国志」講座65「陳珪父子」19】 そんなこととは知らない袁術は、雷がなる夜間に、徐州城の総攻撃を仕掛けてきます。必死に応戦する呂布。大雨が振って一時休戦となり、その間に石や矢を運んで防衛準備を指示する呂布。しかし、相手の様子がどうもおかしい。

2015-08-25 13:55:47
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【横山光輝「三国志」講座65「陳珪父子」20】 なんと闇夜で相手が同士討ちを始めています。呂布は、陳珪が相手に反乱を起こさせる策を成功させたと確信し、自らも城外に出て、袁術軍を打ち破ることに。飛び出してきた呂布を迎え撃つ袁術でしたが、そこに豫州(よしゅう)の劉備玄徳軍も合流。

2015-08-25 13:58:08
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【横山光輝「三国志」講座65「陳珪父子」21】 挟まれる形になった袁術は、撤退することにします。玄徳軍を率いていたのは関羽でしたが、袁術の追撃を開始します。さんざんに打ち破りますが、残念ながら袁術は取り逃がしてしまいます。

2015-08-25 13:59:49
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【横山光輝「三国志」講座65「陳珪父子」22】 勝利を得た呂布は、援軍である関羽を招いて祝杯をあげようといいますが、関羽は、呂布のことが好きではないからと、さっさと豫州へ引き揚げてしまいます。その姿を、複雑な表情で見る呂布。それでも、城に戻って戦勝祝いをする呂布。

2015-08-25 14:01:33
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【横山光輝「三国志」講座65「陳珪父子」23】 呂布は上機嫌で、今回の大功労者である陳珪に、たっぷりと褒美を渡すことを約束します。その上で、袁術軍を裏切った韓暹らの扱いについて尋ねると、陳珪は、呂布には人材が多く、騒がせるのは良くないので徐州城にはおかないようにと言います。

2015-08-25 14:04:47
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【横山光輝「三国志」講座65「陳珪父子」24】 宴席を辞した陳珪父子。陳登は、韓暹達をここに置いて、いざという時に自分たちの力にするべきなのに、そうしないのはなぜかと尋ねます。陳珪は、今回裏切った者達は、性根がいやしく、いずれ呂布にへつらうようになる、と言います。

2015-08-25 14:06:53
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【横山光輝「三国志」講座65「陳珪父子」25】 そうなった時に、呂布を殺す時の邪魔になるとし、あえて、韓暹達を遠い地へ追いやることにしたのです。 ここに来て、陳珪は呂布を亡き者にせんという考えをはっきり表明します。

2015-08-25 14:09:33