TANAKA Sigetoさんによる”「女性の妊娠のしやすさと年齢の関係」文科省副教材”の出典検証と解説

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TANAKA Sigeto @twremcat

知らんうちになんかおもしろいことが / “文科省副教材「22歳をピークに女性の妊娠のしやすさが低下」のグラフは正しいか? - Tog…” htn.to/MNCPoUc #fertility #health #statistics #Japan #education

2015-08-22 17:05:29
まとめ 文科省副教材「22歳をピークに女性の妊娠のしやすさが低下」のグラフは正しいか? 文科省副教材に掲示されたグラフを出典元から検証してみたところ…? http://mainichi.jp/select/news/20150821k0000e040232000c.html http://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/hoken/08111805.htm http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/9871907 http://www.popline.org/node/376892 133015 pv 2989 341 users 2224
TANAKA Sigeto @twremcat

「自然出生力」の概念を知らん人が人口学の論文を適当に解釈した、ってことかな >togetter.com/li/863911 >Fecundity and natural fertility in humans. Wood JW

2015-08-22 17:11:00
TANAKA Sigeto @twremcat

Wood JW (1989) "Fecundity and natural fertility in humans". _OXFORD REV REPRODUCTIVE BIOLOGY_ 11:61-109 農学部にいけばあるな。#東北大学

2015-08-22 17:14:59
TANAKA Sigeto @twremcat

これ、James W. Wood (1994) _Dynamics of human reproduction_ id.tsigeto.info/0202011798 に収録されてる内容? それなら出生力研究者の基本文献。#fertility

2015-08-22 17:19:36
TANAKA Sigeto @twremcat

これとおなじかな。Wood (1994) _Dynamics of human reproduction_ Fig 7.5 (p. 322)。24歳までは台湾、25歳以上はハテライトのデータで、出生間隔から推定したとのこと。 pic.twitter.com/IaUd6BAQsA

2015-08-22 22:11:17
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TANAKA Sigeto @twremcat

Wood (1994: 322) Fig 7.5 注釈による推計の元データ: Bendel & Hua (1978) An estimate of the natural fecundability ratio curve doi.org/10.1080/194855…

2015-08-22 22:17:41
TANAKA Sigeto @twremcat

ついでながら Wood(1979) doi.org/10.1080/194855… 抄録によると >“biological capacity to conceive” does not vary much during ages 20–40< という結論。 #fertility

2015-08-22 22:21:07
TANAKA Sigeto @twremcat

O'Connor etal (1998) doi.org/10.1016/S0378-… の結論は ・ #fecundability は40歳位まで低下しない ・従来のデータで一見低下するように見えていたのは fetal loss のせい ってことのよう。 #fertility

2015-08-22 23:36:06
TANAKA Sigeto @twremcat

とすると、この論文 doi.org/10.1016/S0378-… を引くなら、「妊娠のしやすさは20代でも30代でも変わりません」(40代になると下がる) といわなきゃいかんのでは #fertility mext.go.jp/a_menu/kenko/h…

2015-08-22 23:40:43
TANAKA Sigeto @twremcat

というか、そもそも mext.go.jp/a_menu/kenko/h… の引用文献の書誌情報はどこにあるんだ。P. 40 のグラフの出典 (O'Connor et al. 1998) が本当に doi.org/10.1016/S0378-… なのか、確信が持てんのだが。

2015-08-22 23:44:59
TANAKA Sigeto @twremcat

O'Connor et al. (1998) が doi.org/10.1016/S0378-… であるとすれば、本文読んでない人が教材を書いてるわけで、どこかに載ったものが孫引きされているのでは。

2015-08-22 23:59:51
TANAKA Sigeto @twremcat

いや原データが doi.org/10.1080/194855… なんだとすると、O'Connor et al. (1998) の Fig. 3 はすでに「孫」。それがどこかに(いいかげんな形で)転載された「曾孫」があって、それを教材執筆者が写したとすると、「玄孫引き」というべきか

2015-08-23 00:06:58
TANAKA Sigeto @twremcat

こいつが直接の「引用元」かな / “卵子の老化―続報― 女性の年齢と妊孕力との関係 | 吉村やすのり 生命の環境研究所” htn.to/iwLzgH #fertility #health

2015-08-23 11:30:18
リンク 吉村やすのり 生命の環境研究所 卵子の老化―続報― 女性の年齢と妊孕力との関係 加齢とともに妊娠できる能力は低下する。この妊娠する生物学的能力を妊孕(にんよう)性とか妊孕力と呼ぶ。妊孕力のある状態はFecund、妊孕性はFecundability(F)と表記される。女性の妊孕力(F)は、20才~30…
TANAKA Sigeto @twremcat

引用元は吉村泰典「女性のからだと卵子の老化」(2015年3月4日) kenko-kenbi.or.jp/koueki/koueki-… という説が出てるが htn.to/iwLzgH (2013年6月25日) のほうが先 >@sivad twitter.com/sivad/status/6…

2015-08-23 15:00:48
TANAKA Sigeto @twremcat

なお、件の教材の委員・支援者・作成協力者に「吉村泰典」の名前はない。 mext.go.jp/component/a_me…

2015-08-23 15:07:31
TANAKA Sigeto @twremcat

現時点で見当がついていることをまとめました。文献の全部に目を通しているわけではないので、今後いろいろ変更が必要になるかもしれませんが、とりあえず d.hatena.ne.jp/remcat/20150823 「妊娠のしやすさ」をめぐるデータ・ロンダリングの過程

2015-08-23 16:45:01
リンク remcat: 研究資料集 「妊娠のしやすさ」をめぐるデータ・ロンダリングの過程 http://togetter.com/li/863911 あたりで問題になっていることについて、そもそもの「Apparent fecundabili..
TANAKA Sigeto @twremcat

P. 4 に問題のグラフ。たぶんO'Connor et al. からのコピーだが出典表記なし / “平成27年4月20日 全国知事会 配布資料 (女性活躍 男女共同参画 少子化対策担当大臣 有村治子)” htn.to/v4v524

2015-08-24 11:37:33
TANAKA Sigeto @twremcat

Wood (1989:77) からグラフ部分コピーしてきました f.hatena.ne.jp/remcat/2015082…

2015-08-24 19:56:47
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TANAKA Sigeto @twremcat

ついでながら、同じくWood (1989) から p.89 のコピー。f.hatena.ne.jp/remcat/2015082… 性交回数をコントロールしたときの予測値のプロット

2015-08-24 20:00:18
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TANAKA Sigeto @twremcat

_Oxford reviews of reproductive biology_ 11 所蔵しているのは日本に3箇所しかない模様。孫引きされた原因はこれかも。(ILL使え) ci.nii.ac.jp/ncid/BA0370825… ci.nii.ac.jp/ncid/BA03708252

2015-08-25 12:11:09
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コメント

彫木🌥️環🧷✂️✏️(さよなら安倍、こっち来んな菅) @CordwainersCat 2015年8月27日
まとめを更新しました。Minato Nakazawa/中澤 港さんのtweetを追加しました。
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Ando @ando_nandhi 2015年8月31日
なるほど、こういう研究があるんですね。性交の頻度と流産の数を加味して、受胎しただけの数に絞り込むなら、そのピークは22歳で急には下がらない、と。でも、性交の頻度の違いをそろえてテータを整理するための方法が分からない、と言うのは問題だし、年齢とともに増大するとされている流産の数を除外して出産の成否にかかわりなく受胎したケースだけを数え上げたグラフを提示しても、それが本当に女性の出産計画にとって有用な情報たりえているのか、と言う疑問はありますね。
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