僕のリアリティ - 本編

@sakstyle さんのtweet 「リアリティ」ということばのリアリティをたどる旅 本編とつけたものの実は壮大な旅路の序章にすぎないのかも 僕のリアリティ - 序章 http://togetter.com/li/8660
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@sakstyle

僕は、異なる世界が繋がるところをリアリティと呼ぼうと試みた。その際に使ったものは色々あるのだけど、「目眩を引き起こすような過剰なイメージ」というものに着目した。テクスチャって言い方が使えそうなものであるなら、そっちも使いたいかもな。イメージって多義語すぎて使いにくい

2010-03-08 21:32:07
@sakstyle

手触りだの目眩だのって感覚的すぎて分かりにくいが、なんかこうこの現実とは別の世界が露わになっちゃってる感じがしてヤバいっていう感覚(どっちにしろ分かりにくいw)

2010-03-08 21:34:36
@sakstyle

モダンは物語とかformとかを突き詰めていって否定的にそこに至る(ヒッチコックは幽霊を直接画面に映さないとか、遠近法の消失点として画家=鑑賞者=神が設定されてるとか)。そうじゃなくて、もろに変なものが直接映っちゃってるってのが、僕が言うところの「目眩を引き起こす過剰なイメージ」

2010-03-08 21:38:48
@sakstyle

ここらへんの、僕のリアリティ論と過視性ないし超平面性の関係みたいな話は、以前、@trickenさんと『クォンタム・ファミリーズ』と絡めて話したな

2010-03-08 21:40:55
@sakstyle

自分は、その論で例として黒沢清を挙げたんだけど、適切だったのか考えてる。でもやっぱり、『LOFT』の安達祐実や『叫』の葉月りおなは、直接描かれてしまった異世界だと思う(ところで何故僕は、役名ではなく女優名でそれらのイメージを指示しているのか。あれは幽霊ではなく安達祐実だからだ)

2010-03-08 21:44:12
@sakstyle

昨日のクールジャパノロジーのログをちょっと読んだけど、黒沢清は自分を野獣使いって規定してると知って驚いた。別の場所で似たようなこと言ってた記憶あるけど。あの人、そんな偶然性みたいなもの(?)を取り込んでるように思えないんだけど

2010-03-08 21:46:40
@sakstyle

空飛ぶ葉月りおななんて、野獣かどうかって意味で言えば、完全に「実写」じゃなくて「アニメ」だと思うんだけど。黒沢清のロケハンとかもかなり変だし。

2010-03-08 21:49:02
@sakstyle

成熟・非成熟の話は、物語やformによってっていうのが成熟で、テクスチャによってっていうのが成熟によらない形での成熟ってことなんだろうね。きっとそれが「kawaii」なんだろうね。萌えでもいい。

2010-03-08 21:53:14
@sakstyle

「かわいい」文化についてはよく知らないだけど、数日前から突如、「装飾的」って美学用語が気になり始めてる。

2010-03-08 21:54:42
@sakstyle

いまいち意味よくわかってないけど、19世紀のジャポニスムを評価するのにも使われたタームだったはず。見た目綺麗で中身空っぽみたいなニュアンスで。否定的なんだけど、「だがそれがいい」みたいな受容をしたとか何とか

2010-03-08 21:57:14
@sakstyle

テクスチャや「かわいい」や「クール」は「装飾性」なんだよ! って言っちゃうと、ナ、ナンダッテーになるし、クールジャパンって結局ジャポニスムと同じという話になってしまう。でも全く別物ってわけでもないだろうし、ここらへんの概念の整理が必要か。

2010-03-08 22:00:45
@sakstyle

何で「かわいい」と「装飾的」の話をしてるかって言うと、ある人とアール・ヌーボーの話してたら、いつの間にかゴスロリ浴衣の話になってたからw

2010-03-08 22:08:32
@Satoyo314

@sakstyle 装飾的って,細部が全体より優先される,と言うものだと思っていました.

2010-03-08 22:48:23
@sakstyle

RT @Satoyo314: @sakstyle 装飾的って,細部が全体より優先される,と言うものだと思っていました.

2010-03-08 23:03:17
@sakstyle

RTへのコメントが消えてる。「装飾的」の意味はまさにその通りだと思います。フォローありがとうみたいなことを書いた

2010-03-08 23:04:45
@tricken

あれは面白かった。2009年12月23日。RT @sakstyle: ここらへんの、僕のリアリティ論と過視性ないし超平面性の関係みたいな話は、以前、@trickenさんと『クォンタム・ファミリーズ』と絡めて話したな

2010-03-08 22:08:58
@sakstyle

@tricken あの時は「時間性」に着目して話してましたけど、こと「目眩」に関して言えば、やはり「過剰なイメージ」ってのに着目したいと思ってます。過剰もイメージも分かりにくい言葉ですけど

2010-03-08 22:12:41
@sakstyle

ここでいう過剰とはつまり「超平面的」なことなので、つまり、隠された何かを指示しているわけではなく、色んなものがこれでもかとくっついてごてごてしてる感じですね。

2010-03-08 22:14:56
@sakstyle

「萌え要素」が沢山くっついてるキャラとか、飾りがいっぱいついてるゴスロリ浴衣とか。そういう意味で「装飾的」という言葉が使えるはず。だがしかし、問題は、これだけではリアリティが生まれないということだ。

2010-03-08 22:17:00
@sakstyle

だからここに、イメージって言葉を使うよりはテクスチャって言葉を使った方がよさそうだなっていう理由があるが、テクスチャでもまだ決定的じゃないなあ

2010-03-08 22:18:24
@sakstyle

東浩紀の議論を持ってくるのであれば、キャラクターの固有名の話。固有名にリアリティが宿るって彼が座談会で言ってた時、動ポモや『存在論的~』と話が違くないかって思ったんだけど。あんなに斎藤環と対立してたはずなのに、むしろ接近してる

2010-03-08 22:20:52
@sakstyle

やっぱり象徴界は重要なんだよ!w リアリティ的リアリズムって言葉はあんまりすぎると思うけど、斎藤環のリアリティ論は重要だと思う。あれをどうにかして、精神分析とややこしいタームから切り離して定式化すべきなんじゃないのか

2010-03-08 22:25:04
@sakstyle

自分の中で、リアリティって言葉を使い続けるべきかどうかも迷っている。うまくいけば、面白いと思うんだけど。ある世界とそれとは異なる世界とがぶつかりあってヤバい、という感覚をリアリティと称するのはありやなしや

2010-03-08 22:35:09
@sakstyle

しかもここでいう世界ってのもかなり適当だしな。可能世界という意味ではなくて、世界観みたいな意味。

2010-03-08 22:36:43
@migi

@sakstyle 論理的に上手くまとめられないけど、個人的にはそれは「小文字のリアリティ」と頭の中で名付けてる。

2010-03-08 22:38:54