公開シンポジウム「終戦から70年 ドラマ『カーネーション』に見る私たちの過去・現在そして未来〜脚本家・渡辺あや氏をお迎えして」の感想まとめ

2015年8月27日立教大学にて行なわれた脚本家・渡辺あやさんの講演会に参加された皆さんのレポと感想をまとめさせてもらいました。素晴らしいレポばかりです!まとめに問題があればご一報ください。
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Yukanak @yukanak

カーネーション。何年か前からいつか自分が作家として戦争を描くオファーがくると思っていた。まだ経験した人もいる中、作家としての高いハードル。その街の子どもを描くときも本当に嫌だった。自分にとって2つめの階段。怒られるのが怖い気持ちが強かったが、やった方がいいと思えるようになった。

2015-08-27 19:17:22
Yukanak @yukanak

朝ドラの中で、ひとつの時期として戦争を描いた。戦争に入る前に亡くなる人の描写ができ、体験として積み上げていける。

2015-08-27 19:20:46
Yukanak @yukanak

司会者、紛争地帯で出会う、言語化できない思いがカーネーションに言葉として出てくる。紛争は加害者と被害者が昨日と今日で入れ替わるような状況。

2015-08-27 19:24:26
Yukanak @yukanak

終戦の日の描き方。現代が振り返るとき、過去はぺちゃんこに見える。一面的な戦争の捉え方。日常の中に戦争があるという風景が生々しく伝わることが重要。その人がいなくなることがどれだけ糸子にとって切実に辛いか。

2015-08-27 19:28:18
Yukanak @yukanak

最終回、描きたかった奈津の後ろ姿。ありふれたお年寄りの姿。その中にどれだけの記憶が詰まっているか。実は目の前にいる人のことを全くわかっていないのかもしれない。

2015-08-27 19:31:05
Yukanak @yukanak

勝さんの浮気。人間の人生はシリアスに纏まらずほころびがあって、それが私たちの生活であり人生。

2015-08-27 19:32:55
Yukanak @yukanak

私たちにとって直近の戦争は負けたもの。当時は戦争に勝ち続けてた時代。安岡家の父は戦争で亡くなっているが、平和を叫ぶことなくひっそりと生きていた。

2015-08-27 19:35:49
Yukanak @yukanak

あの子がやったんやな。そういう風に傷ついた母親もきっとたくさんいた。

2015-08-27 19:37:24
Yukanak @yukanak

洋服。希望と品格を与えるもの。好きな服を着られるように自己管理する。ボスニアの紛争地の女性もハイヒールを履く。東日本大震災直後、普通の服を着ようとする気持ち。防空頭巾を頑として被らなかったおばあちゃんの中の人。

2015-08-27 19:40:51
Yukanak @yukanak

私たちの世代は、納得いかないことに声を上げるとき、伝える声をもっていない。どのように言語化して伝えるかの訓練されたボイス。 戦争の話をひとつの風物詩としてしか受け止めていない自分のゆるさ。ドキュメンタリーのひとつの定型、伝わらないことに危機感をもった。

2015-08-27 19:50:06
Yukanak @yukanak

風物詩にしないための努力。今回の催しもそのひとつ。あまり講演の仕事を受けない、脚本以外の文章を書かない渡辺あやさん。自分の考えは業務用の材料、汚いままどさっと置いておくことが大事。自分の考えが記号になってしまうと脚本には役に立たない。

2015-08-27 19:55:52
Yukanak @yukanak

東日本大震災の年に放送されたこと。影響はきっとあったが、なるべく無いと考えて書きたいと思った。ニュースを見たのは3週めくらいの脚本。想定している視聴者像に迷い。囚われずに書こうと結論。その方が力になれると思った。

2015-08-27 20:02:26
Yukanak @yukanak

尾野真千子、現場を守り抜いた凄さ。彼女の力。

2015-08-27 20:04:09
Yukanak @yukanak

戦後、そして今の私たちとのつながりをを身をもって感じた、パーマ機買い出し生き延びや、の回。平和国家を享受すること。テーマと向き合い謳歌すること。

2015-08-27 20:33:57
Yukanak @yukanak

以上、立教大学の渡辺あやさんの講演でした。

2015-08-27 20:47:00
きぬ @sak165

渡辺あやさん講演会に行ってきた。濃いお話をたくさん聞けた。総集編前編の戦中部分を始めに流したあと、あやさんと司会の方の対談、最後に「未来へ向けて」という想いを込めたあやさんセレクト、第79回「戦災孤児」回を放映して終了。

2015-08-27 21:00:57
mamiko koeda @mamikoeda

渡辺あやさんの講演会。「改心したくない登場人物は、その人の(改心したくない)という気持ちのほうを大事にする」人の身体は曲線でできている。同様に曲線である心を、丁寧になぞり再現された登場人物たちが、しょうもなさそうな人も含め、なぜみんな魅力(引力?)があるのか、垣間見れた気がした。

2015-08-27 21:22:53
大久保英樹 @okokubo

立教大学 社会デザイン研究所主催 公開シンポジウム「終戦から70年 ドラマ『カーネーション』に見る私たちの過去・現在そして未来~ 脚本家・渡辺あや氏をお迎えして」講演は受けない渡辺さんが、紛争地などのNPO活動をやってきた女性教授の熱意に応えた愛に溢れた素晴らしいイベントだった。

2015-08-27 21:33:00
大久保英樹 @okokubo

立教大学の渡辺あやさん。堅苦しくなりがちな企画だが、コソボなどの紛争を見てきた長有紀枝教授の(ある意味でそれ故の)掛け値無しのカーネーション愛がひしひしと伝わって、会場からの質問も合わせて聞きたいことが聞けた貴重な機会。渡辺さんが長さんに戦地のリアルを質問したりする一幕もあった。

2015-08-27 21:33:18
大久保英樹 @okokubo

立教大学の渡辺あやさん。北海道から駆けつけた方もいたようだが、それに相応しい充実の内容。喋りが上手いわけではないが、平熱で語られる実感から離れない内容は、まさに作品と同じく、じわじわと励まされる印象。さらにカーネーションの説明用の抜粋上映(何処を選ぶか)も冴えまくっていてさすが。

2015-08-27 21:35:19
大久保英樹 @okokubo

立教大学の渡辺あやさん。実際に見た印象の普通さ、人間としての初々しさに一番感動したのだけど、内容で印象的だったフレーズ(大意)は… 「(自分の作り出す)登場人物=キャラクターの尊厳を大切にする。脚本家の都合でうごかさない」 「前持ってのプランニングは最小限。ほとんどしない」

2015-08-27 21:36:00
大久保英樹 @okokubo

立教大学の渡辺あやさん。「講演を受けないこと、エッセイ・小説など脚本以外のことを断っているのは、そういうものに使ったものは、脚本に使う作業用の言葉から(一種)外向けの整理されたものに変わって脚本に使えなくなってしまう」そのことの例えとして『インサイトヘッド』が使われたのも面白い。

2015-08-27 21:36:32
大久保英樹 @okokubo

立教大学の渡辺あやさん。静かで押し付ける印象のない時間の中で、一瞬熱がこもったのは… 「作品の内容や出来不出来に関係なく、どうしてもこれは伝えたいと思い、考え抜き全力を使った表現からは、必ずそれは伝わってくる。逆にそれが無いものはどんな正しいテーマでも見る人に伝わらない」との話。

2015-08-27 21:37:21
きぬ @sak165

あやさんのオノマチ愛に感動。書き上げた作品はすぐに忘れたいので本放送以来一度も観なかったが今回総集編で観直した。感じたこと、開口一番で「尾野真千子すごい!すごい人だな!」「なんでもできるこ。こちらが思った以上のことをやる意志の強さが書き手として励みになった」

2015-08-27 22:07:28
きぬ @sak165

糸子生みの親のあやさんが一番オノマチ糸子を愛してるのが伝わってきたな

2015-08-27 22:11:20