『ポップカルチャーから紐解く2010年代の ”郊外” SUBURBS』後日談 <個から共同性へ、また共同性から個へ> の話 ~ラブライブを添えて~
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コミケC88において、「ポップカルチャーから紐解く2010年代の ”郊外” SUBURBS」 http://kollsstrains.blogspot.jp/2015/08/suburbs.html
という本が発売されました。
その中で、批評文が2つ、それぞれに書いた人が2人。わたくし、くさのこーとスプラウトは、郊外というテーマから<孤独>と<連帯/団結>というテーマをそれぞれに炙り出しました。
そんな2人、この日の後日談として話を上がったのは[[:null]]、「なぜいまアニメ作品は、団結などの共同性を前景化させようとするのか」ということでした・・・。
夏コミの「郊外」本で、この『最果てのイマ』を未来の郊外文学として批評する選択肢も有り得たんだよな。そしたら、寄稿者のひとりであるくさのこーさん( @kkkkssssnnnn )と同じ結論に導かれたかと。記憶というテーマ。個室化と同時に起こる、全般的なデータ化、フラット化。等々。
2015-08-29 19:27:12有り得たかもしれない選択肢。私の“もうひとつ”の郊外論。でも、くさのこーさんと同じような現状認識があっただろうに、まったく別の批評へと導かれたわけで。自分の選択とは思えないけれど、ちっぽけな自分以上のチカラは出せたようにも思うから、それでベストチョイスだったのだろう。
2015-08-29 19:28:10@kkkkssssnnnn はい、同誌の中で批評というジャンルは私と草野さんだけでしたし、すぐに読んでみて「わー、ほんとにそれそのまま書いちゃオシマイよ(笑)」という感慨でした。自然にして残酷な推論になっているわけですが、私としては郊外論入門のほうで匂わせるだけにしておきました。
2015-08-29 20:29:05@sprout333 あー、それは言っちゃあかん!って感じでしたか?。あれは(仮)っていうタイトル通り、全然後に話が続く流れになるんです。ただ、郊外って殺伐としてる感覚が強く在ったので、僕らはバラバラで孤独なんだよっていうオチにしました。
2015-08-29 20:45:10@kkkkssssnnnn まだ先が…予言者ですな。 あと私と共通してるのが、なぜ音楽/アニメか?というジャンル意識で、その命運そのものを揺さぶったり、更に掲載本誌そのものの条件を問い詰めてたり…悪魔ですよなw
2015-08-29 20:51:43@sprout333 まあでも、オレはあの文章を3時間で書き終えて送ったんすよ、そのままの気持ちや考えをそのままに書いたわけでwwww あの続きは如何様にでも書けるのでいくらでも話せますよ。それこそ『なぜアニメのヲチはみな団結や連帯を意識してるのか』からアイドルアニメについてとか
2015-08-29 21:07:57@kkkkssssnnnn 文字制限のストッパー解除された草野さんの長文続編も読んでみたいです(^^) とりあえず今はインサイトの着地点を見届けます。私は「空間概念そのものが超克されるのか、〜」なんて書いて、実際に立川という場から遊離した話になってきてる。群衆と絆の行方は如何に。
2015-08-29 21:17:19@sprout333 土地(≒場所≒アイデンティティを保つフィールド)と人の繋がり、人と人とのつながり、ってのは正直かなり面白い批評軸で、いまやってるデレマスと初代アイマスの比較とか、面白いっすよ。
2015-08-29 21:55:43@kkkkssssnnnn それをレビュー(感想文)に留まらず、少しでも批評的にやれれば面白くなると直観します。共同性に関しては、アイドルものが良き「典型」になり、一方でクラウズの公共空間や群衆行動、極上の百合(恋愛)とされるヤマススが「極端」な例になるというアプローチ整理です。
2015-08-29 22:08:55@sprout333 いまツイートで話せるくらいには意識下にありますよ。ヤマススの共同性の感覚って日常アニメに通底してますし、なぜそういったアニメ作品が支持を受けているのか、そこから浮かび上がる集団意識みたいな
2015-08-29 22:38:46@kkkkssssnnnn こんなネタバレ程度でネタバレになるか!ということならば、今ここで教えてください。「なぜ今、団結などの共同性を前景化させようとするのか」?? こういうヒューマニズムの動向は、私にとっては日々の生活や仕事のレベルで切実に必要な知恵なのですよ〜。
2015-08-29 22:50:12@sprout333 ぼくがアニメ作品をじーっとみていてすごく思うのは、街並みが変化してないのがまず大きいし、そこでキャラが住んでる場所ってのも、言ってしまえば理想化されたものがめっちゃ多いんすよね(続
2015-08-29 22:54:14@sprout333 例えば、「らきすた」のこなたとかかがみが住んでるのって、一軒家の一人部屋っていう設定ですけど、「埼玉で一軒家で女子高生が一人部屋持ってる」って、これ現実だと勝ち組の暮らしじゃないですか?。この表現ってアイドルアニメや日常系アニメで、きわめて多くみられるんです
2015-08-29 22:56:02@sprout333 つまり、「アニメーションのなかのキャラが、一軒家で一人部屋で暮らしている」っていうのは、どこかの時点で真っ当なフォーマットとして成立したわけじゃないですか。で、オレの記憶が正しければ、セーラームーンの月野うさぎってまさにそういう暮らしをしてるんですよね
2015-08-29 22:57:23@sprout333 なんならカードキャプターさくらの桜ちゃんでもオッケーですし、クレヨンしんちゃんでもオッケーです。2階建て一軒家で一人部屋で暮らす という生活スタイルが、そのままアニメーション作品に残留したままだということが重要なんです
2015-08-29 22:59:03@sprout333 でも実際、僕らが題材にした「郊外」って、一軒家ではなくマンションタイプ住居がほとんどじゃないですか?。地方に出れば、古き良き日本家屋の家が増えていきますし、なんにせよ、こうした生活スタイルのほうがより多くの人がいると思うんです。
2015-08-29 23:01:47@sprout333 一軒家に住んでると、そこには団地があって、回覧板が回って<ご近所>感がある。でもマンションだと「隣の家の人が何してる人かよくわからない」っていうのは結構ザラで、公共性や共同性は高めにくい構造になっている。
2015-08-29 23:04:54@sprout333 速水さんが指摘されていたナラティブ≒物語性をここで思い出してみると、本来あったはずの公共性がマンションという構造物の特徴によって摩耗しているこの状況に対して、非常にクリティカルにヒットしていると思います。
2015-08-29 23:08:08@sprout333 もちろん、ここで指し示すナラティブ≒物語性を現実に当てはめてみると、盆踊りやお祭り行事といったものがそれにあたるとも思います。ここで一気にアニメの話に戻りますが、ラブライブ劇場版のラストで何がおこったか、スプラウトさんはご存知でしょうか?
2015-08-29 23:10:04@kkkkssssnnnn 盆踊りやお祭りの話から、アイドルのライブの話へ?いや、知りません。どんな出来事が生成されたのですか??
2015-08-29 23:13:37@sprout333 お風呂行ってましたww えーっと、ホノカチャンを先導に「全国のスクールアイドルでお祭りをやろう!!」ってなるんですよww つまり、『匿名的な個からすべてが始まる」ことを、彼女らは秋葉原の大通りで数百人単位で踊る!そして解散!っていうオチになってるんです
2015-08-29 23:22:26