生き別れの弟を探すおねのためめっちゃがんばる魔法使いショタ獅子奮迅記
きっかけ
@alkali_acid 幼いころ生き別れた姉を探すため度に出た魔法使いショタは、行く先々で、生き別れの弟を探す戦士おね、盗賊おね、僧侶おね、騎士おねなど様々なおねに出会い、メンバーを増やしてそれぞれの弟探しにも付き合うことになるおねハーレムパーティおねショタ
2015-08-30 00:24:05おねメンバーの弟探し編
「ば、馬鹿かよ。俺に姉貴なんているわけ」 「バカハドッチダー!!!」 「アイエ」 「引き取れ」 「アイエエ」 「姉を引き取るのは弟の義務だ」 「アッハイ」
2015-08-30 00:35:04「仲間が減ってさびしくないか」 とか最初に仲間になったおねが冗談めかして聞いてくるんだけど 「はは、面白い冗談ですね」 って返すショタ
2015-08-30 00:36:06だが姉の弟の中にもクズはいる 「へへ。姉さんが一緒にいてくれるなら楽に暮らせるよなあ。あんな美人なんだから稼げそうだしよ」 「ダマラッシェー!」 「アイエ!!」 「姉を養うのは弟の義務だ」 「アッハイ」 「働け」 「働いてr」 「身を粉にして働け」
2015-08-30 00:37:28「俺はまだガキだぜ。どうやって姉さんを食わせてけば」 「(無言で顔を抑えて、化粧をしていく)(鏡を見せる)」 「か、かわいい。ってこれ俺か」 「お姉さん似だよね、君」 「あ、ありがとう」 「あそこのメイド喫茶が従業員募集してるから」 「…いやちょっ」 「ザッケンナコラー!!」
2015-08-30 00:39:30恐怖!メス兄も弟を探してる♥編
こうしてすべての姉を押し付け終わったショタは、なぜかまだ若いというのに、どこか年寄りめいた背中をしていたのでした。 「疲れた…すっごい疲れた…もう旅やだ…どっか神殿の侍童にしてもらって境内掃除してたい」 「そこの君、君さー。なんか小さいのに年寄りくさい君」 いやな声がする。
2015-08-30 00:42:24甘えた声。依存という言葉を形にしたようなからみつくようなささやき 「あ、はいどちらさまでしょう(構え」 そこにはめっちゃかわいい格好した細身で美人のお兄さん。そう。メス兄が 「君ぐらいの年のさー。男の子。まあ弟なんだけどー。探してんだ。知らない?」
2015-08-30 00:43:44「Zonjiage not(存じ上げません)」 一礼してすばやく立ち去ろうとするショタ。だがメス兄の依存ムーヴは早い。すでに服の裾を掴まれている 「そんな冷たいこと言わないでさー。迷子なんだよー。助けてよー」 「いえ、先を急ぎますので」
2015-08-30 00:44:50「頼むよー。ひとりじゃ何もできないんだよー」 「そういう小さな子でしたら警邏の詰め所に連絡されて」 「そういうのできないんだよー。俺ひとりだとー(えっぐえっぐ」 「できないのあなたの方なんですか…」
2015-08-30 00:45:43ちゃらくて女好きのくせに生活能力ゼロなメス兄、賢そうだけど弟のろけがうざいメガネのメス兄、豪腕で竹を割ったようにまっすぐな性格だが弟を抱っこしないと寝られないメス兄。いろんなメス兄が次々依存してくる
2015-08-30 00:48:15次々にいなくなった弟を見つけ出していくショタ 「ぐははは。この少年はもはやわしの肉奴隷。ちょうどよい兄ともども飼って」 「扶養するんだな」 「えっ」 「ちゃんと兄弟とも扶養するんだな」 「えっと…いや、扶養とまでは…」 「じゃあ死ね!」
2015-08-30 00:49:24「さあ、この悪の魔法使いがためこんでいた秘薬とか魔道書とか売れば暮らせるから」 ショタが説明するともちろんメス兄はだらだらして拒む 「えー俺そういうのにがてー」 鎖につながれてた弟がふらふらしつつ割って入って 「あ、あの、ぼ、僕がやります」
2015-08-30 00:51:11「じゃあお任せしますから…強く、生きて(ぎゅっ」 「あ、ありがとう(僕より年下なのにすごく…しっかりしてる…ドキドキ)」 ショタに手を握られて頬を赤らめる弟 「あーうちの弟にちょっかいかけないでよね!」 メス兄の不快な反応 「…」 昆虫を見る目で一瞥して去っていくショタ
2015-08-30 00:52:36また別の町では隠れていた弟を見つけ出すショタ 「ほっといてくれよ!!兄上と一緒にいると頭がおかしくなりそうなんだ!」 「だからといって他人に押し付けていいのか」 「なんだよ!うちの兄上はきれいだし、つよいし、文句ないだろ」 「…」 「ごめんなさい」 「…」 「分かってた…」
2015-08-30 00:53:58「兄上の世話から…ほんの少し…解放されたかったんだ…すぐに俺の代わりを見つけるだなんて…」 「義務を果たして」 「うん…うん…」 「義務をね」 「うん」
2015-08-30 00:55:04新たなる旅の予感
すべてのメス兄をちゃんと弟に回収させ、ショタはひとりに戻る。頭には白髪が混じっていた。別にいつのまにかすごく年を取った訳ではなく精神の磨耗である。 「…木になりたい…静かな木に」
2015-08-30 00:56:28「ニャー」 そんなショタの足元に寄ってくる仔猫。ショタは思いっきり眉間に皺をよせ、めっちゃ動物が嫌いで意地悪な子供オーラを出す。 「ニャー」 足に体をこすりつけてくる猫
2015-08-30 00:59:00「わかったよ…」 ショタは子猫を抱き上げ、ひざの上で撫でてやる。 「お前は誰のところに送り届けて欲しいんだよ」 「ニャー」 首に金の輪がはまっているのに気づく。蛇と百足の合いの子を思わせる奇怪な浮き彫りと、見慣れない文字 「はぁ…」
2015-08-30 01:00:42