ロビンソンM11マシンピストル

1940年代前半に試作されたロビンソンM11マシンピストルについてのお話。なかなか面白い代物でした。
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ENDO@ももクロ年表 @udoneorute

何で銃身の外側にツイストが付いてるのか解説が英語だからサッパリわからん(^^; pic.twitter.com/9dqdDws7Io

2015-08-30 23:02:25
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ENDO@ももクロ年表 @udoneorute

もしかしてこの位置で撃発するのか?(^^; pic.twitter.com/Z9I04X57P2

2015-08-30 23:24:39
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HK15 @hardboiledski45

ブローフォワード? いや、一種のオープンボルト式ということか?

2015-08-31 00:11:01
HK15 @hardboiledski45

この銃はロビンソンM11といいます。オーストラリア生まれのマシンピストルです。

2015-08-31 00:23:33
HK15 @hardboiledski45

この銃は、見た目こそ通常の自動拳銃に似ていますが、構造はむしろオープンボルト式のサブマシンガンに近いものです。

2015-08-31 00:33:15
HK15 @hardboiledski45

ロビンソンM11の発射手順 ①マガジンを装着 ②スライドを引く。すると、スライドは後退位置で固定される。 ③引き金を引く。スライドは前進し、マガジン上端のタマを引っかけてさらに前進し、薬室に送り込んで撃発する。

2015-08-31 00:36:41
HK15 @hardboiledski45

普通の自動拳銃ですと「通常」の位置にスライドがあるように見えるのが、ロビンソンの場合は「スライドが後退しきっている」わけです。

2015-08-31 00:38:48
HK15 @hardboiledski45

銃身表面のみぞは、ライフリングと反対方向に刻まれています。このような加工をすると、弾頭が銃身内部を回転しながら通過する際、それによって発生するねじれを打ち消そうとする力が働きます。その力を利用することで、一種の遅延ブローバックを実現できるのです。

2015-08-31 00:48:51
HK15 @hardboiledski45

この銃はロテイティング・バレル式の閉鎖機構を持ちます。このみぞによって発生する力が銃身の回転を抑え込むように働くので、一時的に閉鎖状態が維持されるというわけです。

2015-08-31 00:57:11
HK15 @hardboiledski45

ロビンソンM11は、この独特のメカニズムを採用したために、サイズの割にフルオート射撃の反動を小さくすることが可能でした。一種のAPIブローバックともいえるわけです。

2015-08-31 01:14:55
HK15 @hardboiledski45

この銃は1942年に開発されたので、時代のわりに先進的ではありました。とはいえ、不出来な部分も多かったようで、試作に終わったようです。

2015-08-31 01:16:29
HK15 @hardboiledski45

ロビンソンM11、PDWだ!すげえ!とかTFBでワイワイされてましたが、少々珍奇な感じのマシンピストルでしかないのでは?(ザ・ツッコミ)

2015-08-31 08:57:41
HK15 @hardboiledski45

アイデアは面白いんですけどね。ピストルサイズで、銃床なしでもコントローラブルなフルオート射撃が可能というのは、なかなか魅力的ではあります。

2015-08-31 09:49:54
HK15 @hardboiledski45

ただ、オープンボルト式ですから、安全に携帯するにはボルトを閉鎖位置にしておくしかない。しかしそうすると、マガジン上部がむき出しになり、埃が入り放題になります。これは危険です。

2015-08-31 09:52:00
HK15 @hardboiledski45

ロビンソンM11は優れたアイデアのもとに産み出された銃だったと思います。しかし、ブラッシュアップするべき部分が多かったのも事実でしょう。

2015-08-31 10:05:32