S-Syota 中学性日記4

あ阿々。 @rainbow_solara

1 「そうそう、お土産あんねん」 『え？』 差し出された袋を覗いてみたら、そこに入ってたのはたくさんのイチゴ。 「季節外れやけど、店先にならんどって思わず買ってきてもーた」 にっこり笑う彼。 私の大好物、覚えててくれたんだ。 嬉しい…けど。

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2 『わ、ありがと…。でも高かったんじゃないの？こんなおっきい…』 「俺も好きやん。食べたなってん。2種類あるんやで？」 『え？あ、ホントだ』 よく見たら形の違うのが2種類。 折角だから食べ比べしよーって、ふたりで洗ってお皿に盛って。

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3 つまみ食いしちゃだめーってキャッキャしながら準備。 「ラブラブのカップルみたいやな」 彼が楽しそうに言う。 「あ、間違った。みたい、ちゃうな。ラブラブやもんな♡」 『っ…！』 手が塞がって身動きが取れない私の唇にチュッ…て。

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4 硬直した私からお皿を奪ってソファの方へ歩いてった。 『もー…』 私より表現がストレートな彼。 いっつもドキドキして心臓が持たない…よ。 熱い頬を押さえて後ろを追いかけた。

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5 「全然ちゃうな」 『ね！どっちも美味しいけど』 「前、信ちゃんテレビで食べ比べしててやってみたかってん」 こっちのはとても甘い。 こっちは甘みと酸味のバランスが取れてる感じ。 「ずっと前渋やんにイチゴとられて泣いたことあんねん、俺」 『…何か聞いたことある、それ』

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6 「笑い泣きやってんけどな」 楽しそうな彼。 モグモグ口動かしながらふたつ見比べてる。 『ね、目閉じてみて？』 「目？」 『そう。目隠ししてもわかるかな？って』 「…ん」 ぎゅっと目を瞑って口をんって突き出す。 その顔がキス待ちしてるみたいで可愛い。

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7 「…まだ？」 『あ、ごめん』 唇にちょんってイチゴを当てて口を開くように促す。 大きく開けてぱくんって一口で食べちゃった。 もぐもぐごっくん。 「…ん」 はい、次。 あーん。 もぐもぐ。 ちょっと眉間に皺寄せて真剣な顔して食べてる。

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8 『わかる？』 「最初のがこっちで次がこっち」 『当たり。やっぱ簡単か』 ペロッと唇舐めて笑った。 「今度自分な？」 『簡単なんでしょ？』 「やってみなわからんやん」 早くーって言うから、ギュッって目瞑って顔を上げる。 …まだ？

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9 『…！？』 チュッて唇に柔らかい感触。 『ちょっと！』 「ごめんごめん。可愛いかってんもん」 『っ…もーやだ』 「ごめんって。次ちゃんとするから」 『…ん』 もう一度。 ちょんって冷たいのが触れて口を開ける。

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10 一口は無理だったから半分くらい噛み切った。 もぐもぐ。 おいし。 もう半分は？食べちゃった？ 「はい次」 あーんって口開けて、また半分。 『…ん？』 あれ？ 「もっといる？」 残り半分も食べてみる。 「わかった？」 『…同じ？』 「当たり」 『もー！』

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11 思わず手振り上げると大笑いしながら逃げてった。 「ごめんってー！次ちゃんとするからー！」 『もうしない！』 「もう一回ー！」 後ろからゆらゆら抱っこでねだられて仕方なく目を閉じる。 「あ、こっちAでこっちBな？」 『…ん』 「じゃ、はい」

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12 さっきと同じように半分齧る。 もぐもぐ。 …あの…唇からもう半分が離れていかない。 仕方なく口を開いたらグイッと押し込まれて吃驚した。 『…んっ？』 一緒に入って来た彼の指が上顎を掠めて出て行った。 ピクッて体が反応する。 やだ…もう…。

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13 「…次」 口を開ける。 …また。 今度は舌をヌルッて…。 「わかった？」 『…最初のがB？』 「…当たり」 ゆっくり目を開けた。 ちょっと意地悪な顔で見てる彼。 何となく目を反らす。 「どっちのんが好き？」 『…こっち、かな』 「…じゃ、当てたご褒美」

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14 はい、あーんって口元に持ってくる。 ご褒美って…て思ったけど、至近距離で見つめられて恥ずかしくて仕方なくまた目を閉じて口を開けた。 『んっ！？』 一個丸ごと一気に押し込まれて息が詰まる。 思わず目を開けようとしたら、だーめって手で塞がれた。

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15 苦しくて舌で押し出そうとするけど指で奥まで押し込まれてむせる。 「食べて」 ほら…ってグリグリされて、何とか口の中で潰す。 歯が彼の指に当たる。 噛まないように気をつけながら何とか喉の奥に流し込む。 指が口から出て行かなくて閉じれない。

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16 唇の端から唾液とイチゴの混じったのが流れてくのを暗闇の中で感じた。 口の中、グリグリと蹂躙する彼の指。 舌、顎、頬の裏、歯茎…いつの間にか追いかけるように舌で舐めまわしてしゃぶりついてた。 ちゅぽん…って音立てて出てく。 「どの指かわかった？」 …指？

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17 ぼーっとした頭で考える。 舌の先に硬いのが当たった気がする…あれは…。 『…人差し指？』 「…当たり」 ギターのタコかなって思って。 「んじゃこれは？」 また一本入ってくる。 舌で必死で追いかけるけど、逃げるように口内を犯す指。

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18 抗議の声をあげる私をからかうように好き勝手動く。 「…これは？」 苦しくて首を振ったら、ヌルッて唇を撫でながら囁く。 『…くす、り…ゆび？』 歯にカチッて指輪が当たった気がした、から。 「…当たり。優秀やな」 スッと離れていく。 塞がれたままの視界。

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19 何か全身が敏感になってる気がする。 「…じゃこれは？」 そう言って塞がれた唇。 ヌルッて入って来た柔らかくて意志を持って動くもの。 視界を塞がれたまま頭を固定されて逃げ場もなく舌を絡めとられる。 吸われて噛まれて呼吸を奪われる。 苦しい…でも…でも…。

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20 夢中でそれを追いかけた。 「っ、はぁ…これ、は？」 唇に触れたままのソレが動く。 『んっ、ぁ…しょ、た、の、舌…』 「当たり」 息を切らせて途切れ途切れに答えた私の呼吸をまた奪う。 目を閉じたまま口内だけで章大を貪った。

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21 「…んっ…そのまま、待っとって」 スッと離れていく熱。 涎で濡れた胸元が冷たい。 ハアハア酸素を取り込みながら彼の気配を探す。 そのまま…ってことは目開けちゃダメってこと？ わかんないけど、ドキドキしながら彼を待った。

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22 何か音が聞こえる。 足音が近づいてきて隣で止まった。 「じっとしててな？」 『！何っ！？』 顔に何かが触れて思わず声を上げた。 逃げようとする私を無視して目隠しされる。 何？タオル？ 「だーめ」 それに触れようとした私の手を取ってそれも一纏めに括られてしまった。

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23 『や…だ、しょーた…何…？』 「…しょーた」 クスッて笑う声が聞こえる。 キョロキョロ首を振って探すけど何も見えない。 視界も自由も彼の体温も奪われて怖くて涙が出たけどそれは目隠しのタオルに吸い込まれていった。 「口、開けて？」 『…え？』

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24 声のする方に顔を向ける。 章大…そこにいるの？ 「さっきと一緒。あーんって。当てて？」 ほらって頬撫でられて、その手に少し安心して口を小さく開いた。 「…あーん」 …あーん。 「これは？」 『…イチゴ』 「これは？」 『…章大の、指』 「当たり…じゃ、これは？」

あ阿々。 @rainbow_solara

25 『…っ！？』 舌に触れるつるんとした感触。 先っぽに凹みがあって、舌に当たる裏側には筋のようなものが走ってる。 これは…。 「これは？」 『…やっ！』 「言うて、早く」 グリッて口の中に押し込まれて、すぐに出てった。 『…しょーた、の…おもちゃ…』 「おもちゃ？」