所謂オマハビーチのトーチカと聞いて思い浮かべるような横長のスリットが入ったアレは、実際のところ射撃管制用の陣地であるので、あれに篭って直接撃ちあうような事は本来やりたくない事とか何とか(半定期ポスト)
2015-09-01 21:50:07WW2物FPSで独軍兵士となり、さて米兵を蹴散らしてやると意気込んで浜のブンカーに籠ってみる……と実際全然安全に撃ちあえないのは、割と当然なのです。多分あなたが立っているのは「様式M178射撃管制所」とかなんかです。火点じゃありません pic.twitter.com/Gmzctl5GZ8
2015-09-01 22:27:38かといって「様式630機関銃巣」とかはこんな代物で、素直にポンと置いたらゲーム崩壊必至である。銃眼部分の装甲厚が20cmとかあるんで、プレイヤーの自力では絶対突破できずイベント戦闘で破壊される障害物、みたいな扱いにでもするしかない pic.twitter.com/OuJVtDJuV7
2015-09-01 23:08:10とは言え馬鹿正直に火点に突っ込んで行くのもおかしな話。ゲームでしばしば現出する射撃管制ブンカーとの撃ち合いという状況は、火点を迂回するなり事前に潰すなりした上で、残って抵抗を続ける射撃管制ブンカーに対して攻撃してるとでも勝手に考えると、勝手に感じた違和感を払拭できるかも知れません
2015-09-01 23:21:11独軍のブンカーの「戦闘室前面(あえて勝手にそう呼んじゃう)」はしばしばコンクリートでなく装甲板になってて、ちと面白いですよね。射界確保の都合で銃眼周囲は薄くなるんで、コンクリートでは十分な防御力となる壁厚が確保できないから……かしら? pic.twitter.com/XcI0MKrVjh
2015-09-01 23:40:00. @kyuumaruTK ある程度削られる事を見込んでか、機関銃ブンカーでさえ規格上は天井厚・壁厚ともに2mが基本とかいう事になってたみたいです。でも射界を確保したい正面じゃあ、そういう訳にも行きませんものね
2015-09-02 00:30:43あと先の写真もですが、要塞内の戦闘室天井がコンクリート剥き出しでなく鉄板張りになってるのも面白い。これはわりと薄い板みたいですが、間接射撃や爆撃を上面に食らった時に内面コンクリートの剥離で中の人がやられない為の物……のような気がします pic.twitter.com/bbSyQxHI2I
2015-09-01 23:45:20独軍の要塞でも、裏や側面にある出入口をカバーするための銃眼(写真で右のやつ)は、装甲版でなくコンクリート構造のままだったりします。こっちはあんまり敵砲火に晒されない前提なんでしょうね。戦車で例えるなら銃塔かピストルポートみたいな pic.twitter.com/MYto8J37b1
2015-09-02 00:07:03しかし物によっては、入口をカバーする銃眼まで小さい装甲版がはまってたりします。それと先の写真では、入口は右側の格子で塞がれてる方。その左にある入口めいたのは、天井に開いた蛸壺、いわゆる「トブルク」に通じてる(写真中央上の丸みがトブルクの縁)。トブルクは構造上、要塞の屋外なんですな
2015-09-02 00:15:11トブルクは本来的には、こういう小型の独立したヤツの事しか指さないのかな? 独軍では要塞の天井にもしばしばこういう構造が埋め込まれてるんですが、その部分を指してトブルクと呼んでいいものかどうか。ちなみに写真のは本来地面にほぼ埋まってる pic.twitter.com/DBZ86acqub
2015-09-02 00:22:03@FHSWman 横から失礼します。他のブンカーに併設されてても、独立しててもトブルクとなります。独立してると、別名としては「環形陣地」(VF58Cなど)となり、併設されていれば露天観測座となります。詳しくは、大日本絵画の「第三帝国の要塞」に載っています。
2015-09-02 00:56:13@kutasuke oh, ありがとうございます。独立したトブルクだと機関銃を据えたりするイメージかありますが、付属してるのは観測目的なんですね
2015-09-02 12:52:52@FHSWman maisov.if.tv/r/index.php?ji… 私も半分忘れているうえに元資料が埋まっているんですが、例えば穴掘って木製の天井つけて金属のringstandをすえつけるようなのもトブルクだったと思います。
2015-09-02 00:58:29@FHSWman 本式なコンクリ陣地は地下道なんかでつながっているので、ルノー戦車の砲塔を載せた奴みたいに重砲の砲撃に耐えられないものは、間隙を埋める場所なんかにおいてメインの陣地とは繋がないようですね。トブルクなんかはその典型かと思います。
2015-09-02 01:02:08@maisov_J なるほど、戦車トーチカも防御力では要塞本体には及ばない訳ですものね。繋げたらそこが弱点になってしまう、と。これは考えもしませんでしたが、確かにトブルクもその極端な例かもですね
2015-09-02 12:57:02@FHSWman アーヘン周辺でジークフリート線を破ったアメリカ軍の記録では、155ミリ自走砲や戦車の零距離射撃、火炎放射器、爆薬、出入り口を戦車で崩して生き埋めといった攻略方法がありました。
2015-09-02 01:14:49ええと米軍曰く、155mm M1加農の榴弾は1000ヤードで2m厚の鉄筋コンクリートを破砕、と。M12自走加農が積んだGPFのは不明。でもM1より初速が多少低いにしても、多分突破厚は1割も減らない筈。というのも、対コンクリートの場合は対装甲の場合ほど初速が支配的成分でない風なので
2015-09-02 13:32:58M12自走加農はしばしば対トーチカの直射に投入されたと言われますけども、実際鉄筋コンクリートを1.8mくらいは破砕しそう。規格上の壁厚が2mとされてる独軍機関銃トーチカは、たぶん初弾では抜かれないにせよ、その後はもう駄目かもで。なんとまあ大口径加農の直射はパワフルであることだなあ
2015-09-02 13:39:01155mm M1加農の鉄筋コンクリート突破厚を旧陸軍の概算式で推定してみると、0.83mしか抜けないと出てくる。米軍の言う2mとは随分ズレます。概算はあくまで概算だから……と割り切るにしてもちょっも差が大き過ぎるので、ひょっとすると日米でコンクリート突破厚の判定基準が違うのかも
2015-09-02 13:46:24鉄筋コンクリートでなく普通コンクリートの場合として計算すると、155mm M1加農でも1.75m抜くと出る。試算1.75mと実際2mなら、まだ概算式の誤差として納得できる気がする。鉄筋か否か、ってところでなんかズレがあるんですかしらねえ
2015-09-02 13:50:18@FHSWman コンクリートは圧縮には強いですが、引っ張り荷重などには強くないため、鉄筋を入れて補強されます。弾を打ち込む場合、圧縮側に荷重がかかるためあまり差が出ないように思われます。弾着点以外は曲げ荷重もかかるので、その関係で差が出るんですかね?
2015-09-02 18:04:05@__Flak__ コンクリートに砲弾を撃ち込むことは、コンクリートの中に砲弾が分け入って行く点では引き裂いていく事でもあるように思うのです。その上この用途の弾には炸薬が入っていて、爆破による貫通も期待されていますから、単なる圧縮よりは余程複雑な現象になるのではないかと考えます
2015-09-02 18:15:08