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印度洋一郎氏による『ナポレオン戦線従軍記』感想

ナポレオン戦争で従軍した人の手記があってしかも日本語で出版されてたなんて……!
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印度洋一郎 Yoichiro Indo @ven12665

「ナポレオン戦線従軍記」読了。フランス革命後、実に45年間軍務に就いていた著者が、初従軍から約十数年間の従軍体験を書いた手記。イタリア、エジプト、ドイツ、スペインとまぁ各地で戦っている。書いているのが軍人だから、戦場の配置、陣形、機動、戦闘の経過など細かく書かれていて、ためになる

2015-09-04 19:52:31
印度洋一郎 Yoichiro Indo @ven12665

この本を読む限り、ナポレオン軍の強さは機動力と旺盛な士気という感じがする。その反面、著者によるとナポレオンに取り立てられた高級指揮官達の中には無能な者もおり、又互いに仲が悪かったそうだ。

2015-09-04 19:54:17
印度洋一郎 Yoichiro Indo @ven12665

「イギリスに上陸する」と聞かされ、マルセイユを出港したら目的地はエジプトだったとか、臨場感のある話が多い。エジプトに侵攻したナポレオン軍は、長期戦で兵力不足になり、現地の黒人やコプト教徒(クリスチャン)達不満分子を徴用して部隊を編成して、エジプトを支配していたマムルーク軍と戦った

2015-09-04 19:56:49
印度洋一郎 Yoichiro Indo @ven12665

初従軍では、負傷してオーストリア軍に降伏するが身ぐるみ剥がれて、一緒に降伏した士官が撲殺された。その場に放置されて、今度は騎兵が来たので再度降伏すると、今度は敵兵は馬に踏み潰させようとしたが、馬が嫌がって失敗。これに怒った敵兵にサーベルで斬り付けられ膝に重傷を負った。

2015-09-04 19:59:24
印度洋一郎 Yoichiro Indo @ven12665

半死半生で泥の中に倒れていたが、やっと意識を取り戻すと自力で友軍戦線に帰還。病院に収容されるが、今度はそのイタリアの町の住民が反乱を起こし、包囲される。負傷兵ばかりで暴徒と銃撃戦を行い、病院を守り抜いたという。この人が天寿を全うしたのは、頑健な体と強運のお陰だろう。

2015-09-04 20:01:53
印度洋一郎 Yoichiro Indo @ven12665

戦場以外でも、いろんな人間関係で殺されそうになる事も度々。周囲の人に助けられるという人望もあってか、毎回辛くも生き残っている。ナポレオンとも面識があり、たまに会うと親しく声をかけてもらったりしたそうだ。人間的に魅力もあったんじゃなかろうか。

2015-09-04 20:04:18
印度洋一郎 Yoichiro Indo @ven12665

この従軍記の中で、特に過酷だと思ったのは、やはりエジプトとスペイン。どちらも住民が全て敵なので、いつも油断出来ない。隙を見せると襲撃されて嬲り殺しにされるので、その報復として村を焼き払ったり、住民を虐殺している。さらっと「見せしめに村を焼き払った」と書いてあるが、現場はどうなのか

2015-09-04 20:06:56
印度洋一郎 Yoichiro Indo @ven12665

スペインでは、「住民の襲撃への報復として、村への掠奪が命令されたが、余りにも酷いので嫌になった」と書かれている。ということは、大喜びでやっていた人達も大勢いたんだろうとは想像出来るが。

2015-09-04 20:08:48
印度洋一郎 Yoichiro Indo @ven12665

途中で疲れて退役しているが、故郷に帰ると「軍隊に戻りたい気持ちが抑えられず」に再び再志願。平和な暮らしよりも戦場の方が人生が充実する人だったんだろうなぁ。こういう人は今も昔もいる。

2015-09-04 20:11:36

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