内田　樹氏：SEALDsのコールが変わった。日本政治史的には画期的。

内田樹 @levinassien

おはようございます。今日はこれから稽古と守さんの韓氏意拳講習会（「いけん」と打つと「違憲」と変換されるところがご時世ですね）。SEALDsのコールは「賛成議員は落選させよう」になったようですね。この運動は日本政治史的にはかなり画期的なことです（という話を毎日新聞にしました）。

内田樹 @levinassien

これまでの低投票率の第一の理由は「投票したい候補者がいないから」という主観的な「気持ち」でした。でも、「落選させよう」は「当選させたくない候補者」に焦点化するので、投票条件は「この候補者を落とせそうな野党候補」という客観的な「判断」になります。

内田樹 @levinassien

「落選させよう」では「主観から客観へ」「気持ちから判断へ」投票行動の基準が一変します。有権者の多くが「戦争法案に賛成した議員は落とす」という基準で投票すれば、投票率も選挙結果も、これまでの政治家や評論家たちの政治的「常識」を覆すものになるでしょう。