2015年9月13日

戦車殺し小話~ちょっとマイナーな赤軍の歩兵用対戦車装備 VKG-40とPTR-82と他

大戦期赤軍の歩兵用対戦車火器というと対戦車銃の印象が強いですが、実際何やら色々検討しておったようですよ、というお話。 脇道として、対戦車でない小銃擲弾についてと、跳弾と信管のお話も
8

VKG-40対戦車小銃擲弾

えすだぶ @FHSWman

赤軍は1944年10月にもなって装甲貫通力50mmの対戦車小銃擲弾を新たに採用してたみたいで、なんだかよくわからない。VKG-40って名前からすると1940年採用なのかと思っちゃうけど、そうでなく弾径が40mmって事みたい pic.twitter.com/p77eExPAZh

2015-09-11 19:46:34
拡大
えすだぶ @FHSWman

先代のVPGS-41が40mm貫通なので、たしかに能力的には進歩してはいるのだけども。でも想像するに、能力以前の問題としてVPGS-41は嵩張って嵩張って嫌んなっちゃうような物だったのかもしれない。全長455mmだものね pic.twitter.com/aQTgYrN2Sb

2015-09-11 19:50:18
拡大
えすだぶ @FHSWman

重さに関しても改善されてる。VPGS-41は678gもあったけど、VKG-40は長さ144mmで220gと。理屈の上では一人あたり3倍の弾数を持たせられるかもなわけだ。カップ式になったんで発射機が要るようになったけども、普通の小銃擲弾(榴弾)のと共通なようなんで面倒は少ない筈

2015-09-11 19:54:47
えすだぶ @FHSWman

それと赤軍はVPGS-41を対戦車戦闘だけでなく火点潰しとかにも使ってた風なので、その用途としてなら貫通力はさして重要でなかったのかも知れない。現代の40mmHEDPめいて、とりあえず遠くにぶちこめる爆発物で、あと多少硬い構造物とかにも効くかも、みたいな物だったんですかしらね

2015-09-11 19:57:46
えすだぶ @FHSWman

VKG-40は41mmとか40.8mmとかいう話も聞かないじゃないですが、これはカップの内径っぽい。たぶん弾自体は正40mmって訳でもなく、四捨五入したら40mmと呼べるくらいの径であるんでしょう。先込めなのであんまりミッチリと余裕のないものでもないはず

2015-09-11 20:03:09
えすだぶ @FHSWman

貫通力が40mmから50mmになることで嬉しい事はと言うと……パンターの側面に対して多少は抜ける見込みが出てくるのと、四号戦車の砲塔前面が何とかなるかも知れない。でも戦車の砲塔前面と向き合ってる状況は、歩兵の対戦車戦闘では全く推奨されないので、これはあまり上手くないかも知れない

2015-09-11 20:19:24
えすだぶ @FHSWman

成形炸薬は貫通力限界ギリギリだと貫通後の破壊効果が小さくなっちゃうとかも聞くんで、余裕があるに越したことはないんでしょうが

2015-09-11 20:22:11
えすだぶ @FHSWman

VKG-40は他にVPG-1とか似たようなものがあるらしくて、どうも混乱があるみたい。ともあれVKG-40が44年10月14日に制式となってる事は間違いなさそうであるけれど

2015-09-11 20:33:36

ちょっと脇道:ディヤコノフ小銃擲弾

戦車殺し装備のお話じゃありませんのことよ
えすだぶ @FHSWman

ナガン用の普通の小銃擲弾、ディヤコノフ擲弾もなんだか面白いことであるなあ。カップ式は当時一般的としても、弾頭の中心の孔を弾が通り抜ける弾丸スルー式。そこまでは珍しくないとして、なんと時限信管ときた。うまい秒時設定が難しそうではある pic.twitter.com/WIaAAx2t6i

2015-09-11 21:33:09
拡大
拡大
えすだぶ @FHSWman

ちなみに先に触れたVKG-40成形炸薬擲弾とか、あるいは何種類か用意されてた信号弾類には穴が空いてないので、スルー式でなく普通に空砲を使わなきゃなりません

2015-09-11 21:34:59
えすだぶ @FHSWman

しかしスルー式で時限信管装備となると、つまり小銃擲弾以外に流用する事はできなさそうな……なんでいきなり流用なんてことを気にしてるかというと、だいぶ前に触れたタウビンの自動擲弾銃がディヤコノフ擲弾を流用するものだったとかいう話を聞いた気がしたからなのです。どうも別物ぽいですね

2015-09-11 21:39:10
えすだぶ @FHSWman

っと、どうも読み違えてました。当初タウビンは自動擲弾銃の開発にあたってディヤコノフ小銃擲弾を流用しようと考えたけども、どうにも無理なので独自弾薬を開発することになった、と。たしかに、ディヤコノフ擲弾で自動擲弾銃を作ろうとしたら信管自動調定装置が必要になっちゃいますものね

2015-09-11 21:42:16
えすだぶ @FHSWman

ポムポム砲みたいに時限信管の頭に歯車を付けてやって、装填前に信管自動調定装置に噛ませて回してやって……ってのも不可能ではないでしょうが、軽迫撃砲の代替として開発してた自動擲弾銃にはちょっと大掛かりに過ぎて現実的ではない感じ

2015-09-11 21:45:34
紅葉饅頭2@政治野球宗教お断り @momi_man2

弾速は一定、射角は照準器で決まるわけだから、射表さえ作っておけば射距離≒x秒はそう難しくないんじゃないでしょうか。着発手榴弾の信管が信頼ならなかった当時、火器の安全を考えると妥当な構造に感じます twitter.com/FHSWman/status…

2015-09-11 21:49:04
えすだぶ @FHSWman

でも1930年代にエアバースト弾を使うベルト給弾の自動擲弾銃が開発されてたかもしれなかったと思うと素敵じゃない?

2015-09-11 21:49:24
えすだぶ @FHSWman

着発信管の信頼性といえば、タウビンの自動擲弾銃では降雪時には不発率が90%に達したなんて話もありましたっけ。小銃擲弾で着発信管にした場合でも、同じ技術で作ったならそれと同等になりそうですし、こと冬季戦闘を絶対に考慮しないといけない赤軍としては、時限信管も悪くなかったのかもだなあ

2015-09-11 21:54:32
えすだぶ @FHSWman

この図にもありますがディヤコノフ擲弾は二人組で使う事になっておったようですし、多少面倒なことをさせる余裕もありそう。たしかに弾薬手の手元に射表でも持たせておけば十分な話ですわね

2015-09-11 22:00:24
紅葉饅頭2@政治野球宗教お断り @momi_man2

@FHSWman って言うかこの時限信管の横に彫ってある3.4.5って秒なんですかね。300m、400m、500mって言う距離で爆発、何じゃないのかなと思いますが

2015-09-11 22:01:32
えすだぶ @FHSWman

. @momi_man2 射程は150~850mとされていますがメモリは3~12なので、距離ではなく秒数であるようです。別に敵の真上でのエアバーストを期待したものでもないはずで、多少長い分には問題ないとして、そうピッタリ合わせる必要もなかったのかなあとも想像します

2015-09-11 22:11:11
えすだぶ @FHSWman

これ弾頭の遅延薬への点火はどうやってるんだろう。まさか中央の筒の横に穴でも開いてて、そこから発砲炎を導いて点火でもしちゃうのかしら

2015-09-11 22:15:42
紅葉饅頭2@政治野球宗教お断り @momi_man2

@FHSWman あーなるほどですね。 実際のところ、風、高低差、ロットの性能差、そして何より射手の距離の目測間違いで外れて実質2発目から命中を期待するダロカン修正ありきの装備のように思えますので、あまり白紙的な設定を当初からしないほうが良いという考えなんでしょうね

2015-09-11 22:17:11
JagdChiha 𓂀次元不可能性攪拌機 @Jagdchiha

@FHSWman イタリアだかフランスだかの実包で撃てる小銃擲弾だと、通過する弾頭が穴の途中に飛び出してる突起をぶっ叩いて起爆してたような…こいつも似たような事になってるのかなあ

2015-09-11 22:19:01
残りを読む(73)

コメント

コメントがまだありません。感想を最初に伝えてみませんか?