@qkmode さんによる至言 #saveMLAK 的には重要なメッセージ集

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KUMAGAI Shinichiro @qkmode

特に図書館などの施設への支援を考えている方へ。支援したい地域、施設の情報をできるかぎり集めてください。現地でなければ、集められない情報もありますが、その逆に、現地でなくても集められる情報もあります。それらを整理することが大事です。

2015-09-15 21:36:42
KUMAGAI Shinichiro @qkmode

また、想像力も必要です。例えば、図書館が災害で休館を余儀なくされた場合は、相互貸借の資料などの取扱に難が生じます。相互貸借で借りていた本を返却、あるいは、申込みのあった本の送付といったことは物流およびサービスの体制が整っているか、確認してからのほうがいいのは十分想像可能です。

2015-09-15 21:38:46
KUMAGAI Shinichiro @qkmode

図書館の資料の扱いは専門的な知識もさることながら、替えがきくかどうか、という視点も必要です。目に見える部分の手当てだけではなく、大局的な視点も必要。そして、大局的な視点は運営者が検討します。そういった検討が運営者だけではできない場合は検討するための材料を提供するのも支援のひとつ。

2015-09-15 21:39:48
KUMAGAI Shinichiro @qkmode

日々の運営に必要なリソースは日々の運営をしている人が振分けます。図書館をはじめ、多くの公共施設は、自治体の復旧方針に沿う形でさまざまな意思決定がされていきます。この決定は尊重されるべきです。万が一違うな、という場合は議論やむなしかも知れませんが、大概は無意味です。

2015-09-15 21:41:29
KUMAGAI Shinichiro @qkmode

もちろん、盲目的に従えという意味ではありません。

2015-09-15 21:41:36
KUMAGAI Shinichiro @qkmode

行政組織の運営は目に見える部分だけの手当てでは済まず、さまざまな調整事項があります。応急的な措置、復旧のための措置、通常運営に至るまでにいくつもの段階があります。その調整事項は外部支援者に明らかにされるとは限りません。むしろ、明らかにされることはまれです。

2015-09-15 21:41:44
KUMAGAI Shinichiro @qkmode

できることをやる、が基本。といいつつ、資金的な支援も考慮されたい。災害による休館が長引く場合の仮設サービスの運営などにも充てることができます。一方、被災した図書館、自治体は、一定の方針とともに、どのように通常体制に戻すか、ということをある程度オープンにできるといいと思います。

2015-09-15 21:42:43
KUMAGAI Shinichiro @qkmode

情報を提供することは、それをもとに、さまざまな可能性を検討してくれる多くの支援を得ることができます。そのための調整事項は出てきますが、その調整にかける負担に見合うのであれば、積極的に支援を受け入れてほしいです。

2015-09-15 21:43:01
KUMAGAI Shinichiro @qkmode

さまざまな支援団体の体制が整っていますし、必要な支援がもれなくいきわたるのが理想です。そのためにも、実際の支援活動には、事前の情報収集、調整が十分に実施される必要があります。必要な支援情報をもれなく聞くことは重要です。そこにどのような手当てができるか、を考えたいもの。

2015-09-15 21:44:01
KUMAGAI Shinichiro @qkmode

実際に運営をする側の方向性を十分に尊重したいものです。支援する側もされる側も、よく調整しながら進めてください。

2015-09-15 21:44:20
KUMAGAI Shinichiro @qkmode

図書館は図書館ですが、社会教育施設でもあるし、行政機関でもあります。それぞれの側面の負うものを理解しながら、フォローする必要があります。

2015-09-15 21:45:48
KUMAGAI Shinichiro @qkmode

図書館を支援する活動に必要な視点として、その活動は「誰に対して」という視点が大事です。「誰」は、図書館という建物、資料、運営者…といった部分でもあり、図書館を利用する人、これから利用すると見込まれる人、あるいは、子どもたち、支援活動に来ている人、と様々な主体を想定できます。

2015-09-18 23:24:09
KUMAGAI Shinichiro @qkmode

支援活動が、誰を対象としているのか、という点が曖昧なままですと、支援の受け入れに手間取る場合があります。自分の思っていた活動が実は違う分野、ないし、違う担当がいた、ということもあります。このようなことは、情報収集・整理によって、ある程度煮詰めることができます。

2015-09-18 23:25:14
KUMAGAI Shinichiro @qkmode

もっとも、実際に活動を企画立案する場合、この点をよく突き詰めて考えないと破綻する企画になりかねません。そして、徐々に時間とともに、被害が明らかになり、どこにどのような支援がある、という情報を得て、さらに、手当てされるべき対象が現れる、ということが繰り返されていきます。

2015-09-18 23:26:46
KUMAGAI Shinichiro @qkmode

この際、それぞれの支援活動自体も大事ですが、それを調整、マネジメントすることが重要になります。一つひとつの活動に関する調整とともに、ほかの複数の活動を調整する役割が必要です。これらは軽視されるべきではありません。

2015-09-18 23:26:54
KUMAGAI Shinichiro @qkmode

調整役は一人でやる、複数人でやるのどちらもありえることです。できれば複数人であたると今後の活動の際の人的な厚みが増します。悩みが多く、実際に活動するまでの事前調整、活動中のさまざまな判断や、今後の動きを先々検討していく、という役割はできれば多くの人が持っているべきスキルです。

2015-09-18 23:27:22
KUMAGAI Shinichiro @qkmode

昨今の状況下、まったく一人で支援活動を企画して実行する、という方はあまりいないと思います。まずは、経験者や近くにいる仲間をたどってください。調整役はかなり大変ですが、必要です。これは支援活動の規模の大小によりません。そして、調整役は、階級ではありません。役割です。

2015-09-18 23:27:38
KUMAGAI Shinichiro @qkmode

たまに、勘違いして、単に「指示をくれ」とだけいう方も、「自分の言うことを聞け」という方も、どちらも見られます。間違った方向に行きそうなときは、チームで議論をしてください。調整役は、役割ですから、チームの中に、多くの経験者がいたほうが、圧倒的に活動はうまくいくように思います。

2015-09-18 23:28:17
KUMAGAI Shinichiro @qkmode

やりたい人がやる、やれる人がやる、のも大事です。できることをやる、も大事です。でも、経験上、やるべき人がやる、ということが重要だと思います。やるべき人、というのは、仕事だけではありません。

2015-09-18 23:28:30
KUMAGAI Shinichiro @qkmode

プロボノという術語のとおり、その分野に精通し、社会的な貢献が可能な技術をもつ人もやるべき人、と言えると思います。 あなたの力はきっとどこかに生かすことができます。

2015-09-18 23:28:35