『心中天の網島』感想ツイートまとめ

Setsuko SAHARA @setsu_shr

木ノ下歌舞伎『心中天の網島』⑤小春と治兵衛の道行き〜心中場面の背後の４人。立ち合っているが見守ってはいない。憐れみも悲しみもなく感情を消しただ見ている。無関係な第三者？個別の人間を超えた世間そのもの？おさんと勘太郎を取り巻くものでもあろう。困難な道のりを思うがラストに希望はある。

Setsuko SAHARA @setsu_shr

木ノ下歌舞伎『心中天の網島』④「名残の橋づくし」を原文に忠実に、しかも２１世紀の私たちの枠組みに移すのは大きな挑戦。堕地獄も極楽往生も信じなくても、仏教の宇宙観のスケールは現代物理学の想定と結構重なる。大坂の橋から日本の世界の、さらに宇宙への橋、鵲の橋へ。夢見る力とその射程も。

Setsuko SAHARA @setsu_shr

木ノ下歌舞伎『心中天の網島』③初日に比べ「水」が効果的。中の巻でおさんの嘆きの語の間に微かに入る一滴の音、心中場面の瀑布のような音、生きて行くおさんが床を拭くバケツの水…。例えば近松の詞章の縁語の厚みを「水」の意味連関に移し替えた。生と死の両義性、人間の涙から宇宙大の天の川まで。

Setsuko SAHARA @setsu_shr

木ノ下歌舞伎『心中天の網島』②東京初日と６日昼を観たが、まず配役がよい。ヴァイオリンと語りの組み合わせの斬新さ。初日よりたっぷりと聴かせてくれた「音」の饒舌なこと。歌唱については確かに何人かの俳優の喉の状態はかなり悪化。でもその難点は補綴と演出・作詞・音楽の力が凌いでいると思う。

Setsuko SAHARA @setsu_shr

木ノ下歌舞伎『心中天の網島』①「妙ージカル」は初見だが、今公演はブレヒトの音楽劇に近いと受け止めた。破局や死に至る場面も翳りはあるが明るい。感情的共感に溺れさせず批評的距離が生まれる。おさん・治兵衛の愛の歴史「タンスの思い出」も小春・治兵衛の道行き「愛と死」もその意味で見事だ。

和。 @nigi_

治兵衛とおさんのシーンがあっての心中シーンは切ない。 武谷さんがどうしても好きで（？）ずっと追ってしまった。西田さんも凄く素敵な女優さんでした。 でも私やっぱり歌劇は上手く観られないみたい。しかも音外されると辛いよ。あのヴァイオリンを使った浄瑠璃風なシーンは良かったけど。

鈴木 みのり @chang_minori

評判の木ノ下歌舞伎を初観劇。糸井幸之介の演出、音楽で近松門左衛門の『心中天の網島』はなんとミュージカル。じめっとしたダサさがはじめは引っかかったけど、どんどん歌が胸に入ってくる。紙屋治兵衛のいい加減さを目の当たりにしてのラスト、壮大な「愛と死」の悲痛さには涙。遅延する時間は衝撃。

和。 @nigi_

木ノ下歌舞伎『心中天の網島』。あの所狭しと置かれた平均台がラストの橋づくしのシーンで色んな橋に見える仕掛けは凄い。とても美しい光景を見た。

かがみ @gency_n2

木ノ下歌舞伎「心中天の綱島」観劇(10/6)。はじめはなんだろうこの舞台美術、と思ったけどあぁぴったりだった。原作通りの台詞と現代語の台詞が違和感なく流れた。歌も。橋を渡る二人がもうほとんど何言ってるかわからないくらいなのに美しくて切なくて死んじゃうときぎゅっとした。大人の物語。

大池容子 @ike_usagistripe

昨日、木ノ下歌舞伎『心中天の網島』を観ました。おさんのことも、ちゃんと好きだったから夫婦になったんだなーていう、当たり前のことがすごくつらかった。死に向かって橋を渡っていく二人が、きらきらしてたのがより悲しく見えました。面白かったです。

てん @tenichi022

木ノ下歌舞伎「心中天の網島」 観てきた。とても楽しいお芝居だった。好きな世界観。役者さん皆んな素敵だった！若松君カッコ良かったよ！ pic.twitter.com/XYwqAwM4lS

拡大

ぼのぼの @masato009

木ノ下歌舞伎『心中天の網島』それと「恋は麻薬」の元ネタはやはりロキシーミュージックの「ラヴ・イズ・ザ・ドラッグ」だよね(笑)。本作や『耳のトンネル』で日高さんが演じるダメ男は、どこかブライアン・フェリーに通じるものがあるな〜。　youtube.com/watch?v=0n3Oep…

拡大

近藤なつみ @n_kondon

たまんないね木ノ下歌舞伎。

ぼのぼの @masato009

木ノ下歌舞伎『心中天の網島』ところで「愛と死」は長い曲だと言うけど、あれは心中場面の前と後で、実質的に別の曲でしょ。前半は「橋づくし」とか別の曲名を付けるべきなのでは。

中村真生 @tisanatenohira

木ノ下歌舞伎を、滑り込みで観劇。観劇とか出来るのなんて何カ月ぶりだろ、鼻血出そうと思いながら劇場の客席へ。すっごく良くて、終演後しばらく立てなかった。俳優が皆素敵で、なんて、なんて、演劇って素晴らしいのと思った。

ぼのぼの @masato009

木ノ下歌舞伎『心中天の網島』かくなる上は一日も早く再演を望みたい。しかし再演を５回６回見たとしても、終演の時には、またこれと同じ切なさに襲われる。むしろ喪失感はもっと大きくなるだろう。まさに愛と死の繰り返し。♪羽衣も木下も 端から端まで愛と死⋯

ぼのぼの @masato009

木ノ下歌舞伎『心中天の網島』今日であの世界とお別れだということ、治兵衛や小春やおさんにもう会えないのだという寂しさに襲われる。この祭りの後の寂しさは、FUKAIPRODUCE羽衣の作品に共通するもので、やはり本作は近松門左衛門を原作にした糸井幸之介作品なのだということが分かる。

ぼのぼの @masato009

木ノ下歌舞伎『心中天の網島』個人的に一番泣けるツボは、第三幕の「今何時？」「火事」というやり取り。その前のおさんとの別れがあまりに壮絶だったこともあり、さすがに今日は涙ぐんでしまった。

ぼのぼの @masato009

木ノ下歌舞伎『心中天の網島』FUKAIPRODUCE羽衣色が濃厚でコミカルな前半も素敵だが、第二幕の後半、おさんの父親が登場してからは息もつかせぬ悲劇として二人の心中まで突っ走る。その合間にはさまるコミカルな演出が、むしろ治兵衛と小春の二人に未来が来ない切なさを強調する。

ぼのぼの @masato009

木ノ下歌舞伎『心中天の網島』繰り返し見ると、古い言葉使いの部分も意味がよく分かってくるので、その分感動も深まる。最初に見た時は言葉の調子だけで聞いてしまった場面で、こんなに切ない意味の台詞が交わされていたのかと…

ぼのぼの @masato009

木ノ下歌舞伎『心中天の網島』しかしこれって何らかの演出意図なのでは。そうでなければ、いくら何でもここまで堂々と音を外し続けないだろう。しかも音を外すのはソロの部分だけで、コーラス部分ではさほど気にならないのだから、ますますその疑いが強まる。実はコーラス部分は口パクだとか？(笑)

ぼのぼの @masato009

木ノ下歌舞伎『心中天の網島』役者の歌唱力の低さが賛否を呼んでいるが、本当は音を外しまくりなのは若松朋茂ひとりだけ。その若松は、何と回を重ねるごとにますます音を外すようになり、今日に至っては音が外れていない箇所の方が少ない始末。確かにこれは耳触りで、聞いていてツラい。

ぼのぼの @masato009

木ノ下歌舞伎『心中天の網島』今回は治兵衛の刀が落ちたり細かいアクシデントが多かったのだが、それが妙な味わいを出していた。特にラスト、床の拭き掃除をする伊東沙保が板を外してしまうのだが、それを静かに直す姿に、これまでに無いほどおさんの哀しみを感じた。アクシデントが生んだ奇跡の瞬間。

ぼのぼの @masato009

木ノ下歌舞伎『心中天の網島』今日は、これまでで一番熱が入った場面がいくつもあった。特に第二幕終盤の浄瑠璃場面。西田夏奈子のヴァイオリンと竹谷公雄の浄瑠璃はこれまでで最も鬼気迫る迫力。それに呼応するかのごとく、治兵衛のもとを去るおさん(伊東沙保)が凄まじい表情を見せる。

arida @Magnoliarida

こまばアゴラ劇場にて木ノ下歌舞伎『心中天の網島』観劇。まさかの音楽劇！楽しかった。300年前の作品とは思えないくらい現代にマッチしていました。私は歌舞伎を観ていないのですが近松門左衛門の原作に近いらしい。原作のほうがさらにエッチだとか（笑）島次郎さんの美術がすごい。話にぴったり。