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なぜ誰も鈴奈庵25話に触れないのだ。 RT 【東方】何で魔理沙は捨虫覚えないの - 2ch東方スレ観測所 blog.livedoor.jp/coleblog/archi…
2015-09-17 19:34:08この話の東方としての異質さよ。それまで幻想郷の巫女である霊夢本人から殆ど語られることのなかった重大なルールが語られてるんだぞ。なぜみんなもっと話題に出さない。いや、俺の知らないところで話題になってんのか? ググってないから知らないけれど!
2015-09-17 19:39:12霊夢によって語られた幻想郷のルール。それは「幻想郷では、里の人間が妖怪になる事が一番の大罪なのよ。私の仕事はそれを監視する事」というもの。
2015-09-17 19:42:05このエピソードでは妖怪化した里人である易者が、「占術を通じて世界の外側を見」て「妖怪に管理された人間生活が惨めに見え」た、と霊夢に話しているわけなんだけど、この部分もかなり異質。それまで、里人が幻想郷の生活に不満を感じている、なんて皆無だったわけだから。
2015-09-17 19:49:42というか里人が、「妖怪に管理されている」という自覚を持っている、という点にびっくり。まあ今回に限っては、易者が外界を垣間見たゆえの結論であったという可能性も否めない。ただ、外界を覗いた程度でそうした結論に辿り着けるのならば、これは普通の里人であっても持ちえる観念なのでは、とも。
2015-09-17 19:53:03そしてこの易者、何気に凄いスペックである。占術で外界を覗くことができ、人間を辞めて妖怪になろうと容易く決断することの出来る胆力、しかもそれをオリジナルの術を用いて実行に移すという恐ろしい才能、その方法も自著に施した仕掛けで嫉妬の念で妖怪として実体化という色んな意味ですごい方法。
2015-09-17 20:00:32加えて、嫉妬の念で妖怪となっていながらも、その嫉妬の念すらコントロールできるというから、凄いの一言である。これだけハイパースペックのキャラクター、あっさりと霊夢に殺されていなかったらきっと名のある大妖になっていたに違いないだろう。
2015-09-17 20:04:45というか、こんな有望な “男性” キャラクターが登場している時点で極めて異質に思えるエピソードなのでは、と。まあ、速攻で退場させられてはいるけど。
2015-09-17 20:06:03さて、個人的には、このエピソードにおいて最も重要な点は、これまで散々語ってきた極めて異質な易者そのものではない。それは、冒頭部分で小鈴から語られたセリフと、終盤におけるモノローグっぽい吹き出しにある、と考えている。
2015-09-17 20:10:51エピソード冒頭で、小鈴は魔理沙に対し「これから今日明日の間は運の巡りが最悪となるわ。想像もしていない事が起こるかも知れないので用心した方がいいかもね」と、当たるも八卦当たらぬも八卦な占いを施す。
2015-09-17 20:15:05しかし、このエピソード内(今日明日の間)で魔理沙に起きたことはそこまで彼女にとって不運なものであっただろうか。魔理沙の視点に立ってみれば、せいぜいが霊夢に会って、そのまま彼女に着いて回って、昏倒した小鈴を看ていたぐらいであろう。
2015-09-17 20:19:05しかし、今回のエピソードにおける小鈴の占いは「よく当たる」と評判のものであったのだ。では、魔理沙に対してのそれは外れだったのだろうか。正直、そうは思えない。
2015-09-17 20:23:35ならば、魔理沙にとって何か「想像もしていない事」が起きたに違いないのだ。それは一体何なのかと言われれば、やはり易者退治ではないだろうか。しかし、魔理沙は直後に霊夢本人から不良易者は退治した、という旨の報告を受けた描写がある。彼女にとってこの出来事の何が不運であったのか。
2015-09-17 20:30:41こうは考えられないだろうか。霊夢は確かに魔理沙含めた小鈴たちに「易者を退治した」と報告したのだろう。但し、全ては語らなかった。恐らく「問答無用」の部分を割愛したのではないだろうか。
2015-09-17 20:34:06魔理沙は「易者は里と幻想郷にとって害悪であったため霊夢に退治された」と解釈している可能性があるのでは。しかし実際、不良易者は「里の人間には害を与えるつもりはない」と明言しているのだ。
2015-09-17 20:38:24つまり、里人が人妖と化した時点で、そしてそれが霊夢に見つかった時点で、その者に生き残る術は楽園の素敵な巫女に勝つ以外にないのである。正直、これは相当厳しい条件である。ほぼ死刑宣告に近い。
2015-09-17 20:40:13しかし、これだけでは魔理沙の不運は説明不足かもしれない。そこでエピソード終盤のモノローグらしき吹き出しである。そこではこう語られている。
2015-09-17 20:44:33「妖怪化した、もしくは妖怪じみた人間の事を人妖と呼ぶ」 「幻想郷のバランスを崩すのは、人妖なのだと霊夢は思っている」 「だから注意深く監視しているのだ」 「一部の人間や――」 「鈴奈庵を」
2015-09-17 20:49:10注目すべきは上から 3段目と 4段目である。霊夢は人妖を危険視しており、そのため「一部の人間」を「注意深く監視している」のだ。一見すれば、ただ霊夢の立場を説明するだけのモノローグでしかないが、ここでさっきの魔理沙の不運に結びつけてみたいと思う。
2015-09-17 20:51:36この「だから注意深く監視しているのだ」と「一部の人間や――」の 2つのモノローグの背景では、霊夢を含め小鈴や阿求、そして魔理沙たちが和やかに焚書に勤しんでいるわけだが。どうだろう、このシーン、まるで霊夢は他の 3人を監視対象と見做しているように思えないだろうか。
2015-09-17 20:56:47実際、小鈴含めた鈴奈庵は直後に監視対象であると明言しており、阿求は言わずと知れた幻想郷を語り継ぐ求聞持の能力者であるため、ある意味幻想郷の象徴たる霊夢とは切っても切れない関係である。では、魔理沙はどうか。
2015-09-17 20:58:09【纏め】 第25話で魔理沙の想像もしていないことが起きた ↓ 起きたことは ”問答無用の” 人妖退治 ↓ 霊夢は人妖を危険視している ↓ だから監視している ↓ 一部の人間を
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