「時をかける少女」が頭の中で「TOKIO×少女」に変換されてしまい様々なストーリーを展開する

ぜひ最後まで読みたい 9月24日更新しました。 皆さんのストーリーも追加です。 あと、皆さんのストーリーを気軽に載せ編集出来るように「編集可能」のまとめにしてあります。ぜひ貴方のストーリー (作品)も載せてみてはいかがですか?
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浜名湖うなぎ @unasama

最近「時をかける少女」が頭の中で「TOKIO×少女」に変換されるようになり「いろいろあって人生に絶望した少女が海に身投げした結果、無人島に流れ着いてそこを開拓していたTOKIOたちに生きるという意味を教えてもらい立ち直るが特にだれとも結ばれたりはしない」ストーリーが展開されて困る

2015-09-17 07:28:50

様々なストーリー

浜名湖うなぎ @unasama

(生まれてきてから14年……なにもいいことなんてなかった) 少女は差し出されたおにぎりを、仕方なしに口に運ぶ。 一口食べて、おどろいた。 おいしい。 (なんで無人島に、こんなお米が) 少女の表情を見て、城島は笑う。 「作るのに十四年かかったんだよ。一等米」 #TOKIO×少女

2015-09-18 00:47:35
浜名湖うなぎ @unasama

(生きていたって、両親に敷かれたレールの上を歩くだけの人生じゃない) そう思っていた。 少女の前で鋼鉄のレールが持ち上がるのを目にするまでは。 「絶対に直すぞ」 「線路はこの島の命だからな」 ロープを引いてレールを支える長瀬に、枕木を抱えた山口がこたえる。 #TOKIO✕少女

2015-09-18 01:02:25
浜名湖うなぎ @unasama

(家に帰っても、ただ甘い蜜を与えられる生活が待っているだけ) 少女は紅茶の水面を見つめたままでいた。 杯にそっと、とろりとしたものが投じられる。 口に含むと、優しい甘さが広がった。 「蜂蜜、好きなんですか?」 そう問うと、山口がはにかむ。 「育てる程度には」 #TOKIO×少女

2015-09-18 01:28:52
浜名湖うなぎ @unasama

台風が過ぎ去ると、島はひどい有様だった。 少女は嘆息する。 「どれだけ努力して積み重ねても、壊れるのは一瞬なのね」 人生と同じように。 だが、応える声に諦念はなかった。 「仕方ないよ。それでも、自然とはつきあっていくしかない」 松岡の瞳は希望に燃えていた。 #TOKIO×少女

2015-09-18 02:03:10
浜名湖うなぎ @unasama

ずっと一人になりたかった。 なのに何故だろう、気がつくと、幼い日に母が唄ってくれた子守唄を口ずさんでいた。 静かにベースが入ってきて、キーボードの旋律がそっと合わさる。 ドラムは慟哭のように響き、二つのギターが泣きを入れる。 美しい夜空にロック魂が響いた。 #TOKIO×少女

2015-09-18 02:50:03
浜名湖うなぎ @unasama

はっきりとした理由はない。 ただ不意に消えてしまいたくなった。 絶滅していった動物たちのように、ここにこうしてうずくまったまま、世界中に忘れられたかった。 なのに、五人はあっさりと少女を見つけて、温かく笑った。 「スナヤツメ(絶滅危惧Ⅰ類)よりは簡単だったよ」 #TOKIO×少女

2015-09-18 16:44:26
浜名湖うなぎ @unasama

「もうほっといてよ!」 少女は叫んでいた。 彼らは悪くない。 己のなかにたまっていった穢い何か。 それを彼らにぶつけずにはいられなかっただけ。 醜いのは、自分だ。 「なにから作る?」 山口の問いに、国分がいたずらっ子の顔で即答する。 「この子の居場所でしょ」 #TOKIO×少女

2015-09-19 01:13:52
浜名湖うなぎ @unasama

(私には帰る場所なんてなかった) 獣道を踏みしだき少女は思う。 (家も学校も帰る場所なんかじゃなかった。ずっとそう思っていた) けれどもいま、厳しい自然の掟が彼女を打ちのめす。 頭上から声がした。 「ニンゲン……カエレ……」 森の賢者・長瀬の眼は、優しかった。 #TOKIO×少女

2015-09-19 02:36:09
浜名湖うなぎ @unasama

「行か……ないで」 言ってすぐ、少女は後悔した。 (私みたいな小娘に言われても、迷惑に決まってるのに) しかし、そんなことないよ、というように彼は首をふった。 そして彼女の好きな、太陽の笑みを浮かぺ。 城島はそっとまな板を差しだした。 「イカ……まだあるで」 #TOKIO×少女

2015-09-19 18:55:56
浜名湖うなぎ @unasama

「また食べてないのか」 答える必要なんてない。 (私はこのまま死ぬんだから) 生真面目な声が問う。 「カツオ、好きかな」 その瞬間、思い出す。 父が釣った魚を家族で食べた幼い日のことを。 少女の顔を見て、松岡は立ち上がっていた。 「モルディブ行ってくる」 #TOKIO×少女

2015-09-20 09:45:17
浜名湖うなぎ @unasama

希望を聞かれた。 「そばにいて欲しい」 伝えると、彼は「そうか」と笑って、でも離れていった。 (願いなんて叶わないんだ) 流した涙が渇くころ。 城島は笑顔で戻ってきた。 「遅くなってごめんな。粉から挽いたから時間かかってまったわ」 十割蕎麦を持って。 #TOKIO×少女

2015-09-21 05:53:05
浜名湖うなぎ @unasama

つながらないスマートフォンを見つめる。 新型の6.8インチ。 (どんなに電波が届いても。私はどこともつながれなかった) 冷たい鉄の塊を、砂浜に投げ捨てる。 (あれは私。なんの役にも立たない私そのもの) だが、それを拾い上げて松岡はいった。 「まな板にしようぜ」 #TOKIO×少女

2015-09-23 15:23:33
浜名湖うなぎ @unasama

「おい、やめろ!」 制止する声に、崖の上から少女は応える。 「ほっといて!私なんて、ここにいる資格がないんだから!」 足を引っ張るだけの邪魔な自分。 消えたほうがいいのだ。 「資格なんて!」 山口が叫ぶ。 「潜水士の資格なら俺が持ってるから!」 #TOKIO×少女

2015-10-19 21:04:20
浜名湖うなぎ @unasama

阿蘇大橋が消えている。 (人の心も日常も、こんなにも簡単に壊れてしまう……) 少女の心は絶望に囚われていた。 だが、五人は立ち上がる。 「っしゃ!行くか!架けるぞ、阿蘇大橋!」 松岡の言葉に、山口は強い瞳で小さく首をふる。 「まず必要なのは、心の架け橋だ」 #TOKIO×少女

2016-04-18 00:18:48
浜名湖うなぎ @unasama

「生の実感がないの」  それはあの冷たい都会で生きている間中、彼女を苛み続けていた感覚だった。  少女は自嘲する。 (こんなこと、大人に言ったって、わかるわけないのに)  だが―― 「わかるよ」  松岡は力強く頷いた。 「この島、生放送できないもんな」 #TOKIO×少女

2016-12-26 18:28:43

浜名湖うなぎ氏以外の皆さんのTOKIカケもぼちぼち届いております!

寒風亭双魚 @sohgyo

何にも興味を持てなかった。知識も経験も無駄なものにしか思えなかった。ところがこの島に集う大人達は、知識と経験を徹底的に使って「無い」事を楽しんでいる。城島が微笑んで言う。「どっちかに偏ったらあかんねんや。どっちも大事にしてれば、人生少しはおもろなるで」 #TOKIO×少女

2015-09-18 13:30:35
アイスマン/蒲田ハロウィン2023 @Iceman_BSAA

「こんなにハチがいたら家に入れない…」 軒先のスズメバチの群れを遠目に、少女は途方に暮れていた。 すると突然、純白の蜂防護服「ラプターⅢ」を纏ったの二人の男がクレーンに乗って現れた。 「任せとき」 「安心しな」 そう微笑む二人の歯は防護服より白く輝いていた。 #TOKIO×少女

2015-09-18 16:44:30
かず @kazumoooooooon

(誰と連絡を取るってわけじゃないし、こんな携帯あっても無駄だな...) 少女は携帯を手に取り捨てようとすると、隣から声が。 国分「その携帯、捨てちゃうんですか??」 #TOKIO×少女

2015-09-19 16:15:11
結城 希@低浮上 @YukiNozomu

「でも、どうせこの島からは出られないんでしょう」「そんなことないよ」国分は東側の海辺を指差した。「ほら、あそこ」少女は目を見開いた。「石の橋…?」国分は頷いた。「みんなで石を積み重ねて作ったんだ」国分は白い歯を見せて笑った。 #TOKIO×少女

2015-09-19 18:44:59
結城 希@低浮上 @YukiNozomu

島での生活にもある程度慣れてきた頃、少女は木に登って果物の実を採っていた。「あっ」少女は足を滑らせ、真っ逆さまに落下した。が、地面に落ちる前に、がしっと受け止められた。「気をつけな」木材を調達していた山口が、逞しい両腕で少女を抱えていた。 #TOKIO×少女

2015-09-19 18:59:14
雷火@ラジヲネーム:グラコロ @tochukasou0401

「今度一緒に包丁を買いにいってくれませんか?おそろいのが欲しいんです」顔を赤らめながら少女が言うと松岡はこちらに目もむけずに答える。 「それは出来ないな」 自慢の包丁をまな板の食材に振り下ろす。ダンッ!と力強い音がした。 「自分で打っているからな」 #TOKIO×少女

2015-09-21 15:59:12