九十九神の話

「刀剣男士は練度が上がるほどに強くなるが、繰り返される手入れ(砥ぎ)により形が変わり、“○○(刀種)の付喪神”としての概念が弱体化する」という設定で鶴丸中心にいろいろ考えたネタをまとめたもの。
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人権ゾンビ@1日1,000字で人権 @ikami68

刀剣は練度が上がる程に強くなるが、繰り返される研ぎ直しで刀身が磨り減ることで、カミとしての概念は弱体化する――という設定で、レベル上限になって久しい鶴丸に刀解を申し付ける話。「やっとか。ちぃと引っ張りすぎじゃぁなかったかい、主よ」と、ヒトと変わらぬ迄に堕ち果てた鶴丸が笑う話。

2015-09-18 03:25:51
人権ゾンビ@1日1,000字で人権 @ikami68

私の鶴丸めっちゃ綺麗に微笑んでるのがデフォなんですがその笑顔は結局突き詰めれば受容による慈愛の笑みです。

2015-09-18 03:28:32
人権ゾンビ@1日1,000字で人権 @ikami68

さっきの続きなんだけど、カミとしての概念が弱体化してヒトと変わらぬ身に堕ちた鶴丸が、多量のカミを孕んだ本丸の神気に侵されその身を朽ち果てさせていくって思いついて最高かよってなってる。誰もが至る終わりだけど、この本丸では鶴丸が一本目。

2015-09-18 03:35:10
人権ゾンビ@1日1,000字で人権 @ikami68

カミがカミの放つ気によって死ぬってもう本末転倒っていうかこの世の皮肉っていうかなんていうかはい、最高です。本丸で誰よりも強い鶴丸がカミとしては最下位底辺というギャップ地獄いえーい。

2015-09-18 03:38:14
人権ゾンビ@1日1,000字で人権 @ikami68

先日の練度上限に達した鶴丸の話。“太刀の付喪神”としての概念をギリギリ保て、本霊に還ることが出来る練度が九十九。それを超えれば最早彼らは本霊に還ること叶わず、一つの道具として朽ち果てるしか無い。「“九十九神(つくもがみ)”とはよく言った。カミとして敬われるは九十九まで、か」

2015-09-21 01:17:17
人権ゾンビ@1日1,000字で人権 @ikami68

@TRs_ima 基本九十九になると刀解してその資源(元が練度上限の刀剣故に力が強い)を再利用するんですけど、そこで敢えてカミであることを棄てて道具として審神者と共に戦い続けることを選んだ鶴丸とか良くないですか――というところまでがネタでした。

2015-09-21 01:25:44
人権ゾンビ@1日1,000字で人権 @ikami68

練度上限の話多分色んな刀剣に転用出来るし審神者毎に色んな判断が生まれると思うので皆考えたらいいと思うよ。本来壊れるまで使い潰す筈の道具に何故“刀解”という選択肢があるかとか考えると良いよ。

2015-09-21 01:35:04
人権ゾンビ@1日1,000字で人権 @ikami68

練度上限の話。上限を超えて戦いを選んだ刀剣は最早本霊と同じ概念を共有できないので還れない。故に破壊されればそれまで。二度と同一の存在は生まれない。「刃の生(じんせい)は九十九(つくも)まで。百数えれば人生よ」一つに一命、これで君と対等だ。そう言って白い鶴が笑った。

2015-09-21 01:41:33
人権ゾンビ@1日1,000字で人権 @ikami68

どうしようなんか思いついちゃったんだけど、政府の決まりとして練度上限を超えた刀剣は最早カミではないので神隠しも出来ず審神者と結納出来るとかいうアレ。結納目指して練度上げする刀剣と審神者良くない?そして折れたり諸々の事情で刀解しかなくて泣く泣く別れるとか良くない???萌えるね??

2015-09-21 01:47:00
人権ゾンビ@1日1,000字で人権 @ikami68

@TRs_ima レベル上限に達して結納を控えた鶴さにの本丸が襲撃され手入れの資材が足りずどうしようもなくなった時に鶴丸がね、言うんですよ。「××、ちと性急だが、祝言を上げようか」三三九度の盃を交わしたその日、審神者の女は妻になり、彼は物言わぬ鋼となった。とか。

2015-09-21 01:55:31
人権ゾンビ@1日1,000字で人権 @ikami68

@TRs_ima (^ω^)b 鶴さにとしては地獄も良いとこの別離だったけど、外から見ると練度上限の刀剣をこれ以上なく合理的に、有用に使い切ったというわけで、審神者としての判断を讃えられるっていうね!!彼女の夫を鋳潰して救われた他の刀剣のSAN値が地獄だね!!

2015-09-21 02:05:00
人権ゾンビ@1日1,000字で人権 @ikami68

@TRs_ima 誰も悪くない、誰も責められない、誰も泣くことが許されない。故に麗らかな春の日に固定された本丸では、誰もが皆笑っていた。彼の鶴が望んだように、皆が笑って、しあわせであると笑い続けていた――みたいな「泣かずの本丸」と呼ばれる本丸の話。

2015-09-21 02:14:28