#市民的不服従 歴史家ハワード・ジンが語り、俳優マット・デイモンが読み上げる「市民的不服従」のススメ。2015年度 #反安保法制 版

💫T.Katsumi📢 #FreePalestine 🇵🇸 @tkatsumi06j

#市民的不服従 i.一昨年の11月末、 #特定秘密保護法 可決成立前、 #SASPL の方々と一緒に同法への反対行動に参加していました。その時に出会ったのがこの動画、『マット・デイモン「市民的不服従」について語る』でした。 youtu.be/HUDpnZ8SNfw

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#市民的不服従 ii.当時、この動画を字幕化・翻訳したら大変な反響を得ました。「法治社会=法に無条件に従うもの」、と考えてしまう一般的な日本人には、新鮮かつ衝撃的だったのかもしれません。しかし、そもそも合衆国憲法もフランスの憲法も市民的不服従の自由を基盤に作られています。

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#市民的不服従 iii.2013年11月25日当時、与野党連合は翌日にも #特定秘密保護法 の採決・可決を目指していました。実際、秘密保護法は可決・成立し、翌12月より施行されています。以下は、当時連ツイした内容 を安保法制仕様に焼き直し、強化したものです。

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#市民的不服従 序論① 「戦争法案」と悪名高い #安保法制 は2015年9月19日、参議院で可決・成立しました。日本は「法治国家」です。法治即ち「法の支配」とは、国民の信頼する国家が制定する法の下、公共の秩序と安全を維持するために法が有効かつ健全に機能する状態を言います。

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#市民的不服従 序論②しかし、国民の信頼を十分に得ない国家の下に制定される法について、主権者たる国民が従わなければならない道理はありません。民主国家においては、法治の下、国民の代表たる国会議員の制定した法に従うのが国民の義務だと考えられています。これが『市民的服従』です。

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#市民的不服従 序論③しかし国民の代表だって過ちは犯します。国民の総意として必ずしも正しくない選択をする場合もある。そうした場合、主権者たる国民は、制定された法について異を唱え、抵抗することができます。それが『市民的不服従』です。今まさに、私たち日本人に必要とされている精神です。

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#市民的不服従 序論④世界は性善説ではなく性悪説で成り立っています。即ち人は過ちを犯す。だから規則や法があり、「人治」ではなく「法治」が成り立つのです。この性悪説は政府にも適用されます。即ち権力は腐敗する。その前提で、国民には政府が悪政を布かないよう監視する権利と義務があります。

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#市民的不服従 序論⑤これから半年ほどで政府・国会は「悪法」と言わざるを得ない #安保法制 を施行します。でも覚えておきましょう。合衆国の『独立宣言』とは異なり憲法に記載がなくても、民主国家に住む私たちには、不可侵な不文の権利として抵抗する権利があるのだということを。

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#市民的不服従 序論⑥私たち国民の多くにとっての悪法 #安保法制 に異を唱え抵抗し続ける皆さんへの心からのエールとして、歴史家ハワード・ジンが70年に行った演説の言葉を届けます。願わくば、その言霊が大きな木霊となって、皆さんの心の芯に届きますように。では、連ツイ参ります。

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#市民的不服従 導入①以下は、歴史家・政治学者・劇作家で希代の活動家でもあった故ハワード・ジンが1970年11月に行った演説の内容の抜粋を、2012年1月末にあるイベントで、生涯の友であり俳優のマット・デイモンが読み上げたものをそのまま飜訳したものである。

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#市民的不服従 導入②このジンの演説は後に"The Zinn Reader: Writings on Disobedience and Democracy"の一部として出版され、原文の抜粋箇所は、そのファンサイトから拝借した。和訳 in-the-eyes-of-etranger.blogspot.jp/2013/11/blog-p…

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#市民的不服従 本編① 世界は常にあべこべ まず私は、こう仮定することから始める。この世界はすべてがあべこべだと。

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#市民的不服従 本編②すべてが間違っており、間違った人びとが罪を問われ、あるいは罪を問われず、権力を握り、あるいは権力の座を追われ、そしてこの国や世界の富が、小手先の改革ではなく、劇的な富の再分配を必要とするような間違った分配のされ方をしている、と。

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#市民的不服従 本編③ また私はこう仮定することから始める。 このことについて、異論などある筈もない、と。 なぜなら、ちょっと踏みとどまって世界の状況のことを考えてみれば、誰でも、この世界のすべてが、あべこべだということに気付くからだ。

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#市民的不服従 本編④もし考えることをせずに、TVや学者の言うことだけを信じていれば、「現実はそんなに悪くないさ」「些細なことがおかしいだけさ」と、思ってしまうことだろう。だが、少し離れたところから見てみると、世界のありようが、見えてくるようになる。 そして恐ろしくなるだろう。

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#市民的不服従 本編⑤だから、この仮定から始めなければならない。 世界はすべてあべこべなのだと。

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#市民的不服従 本編⑥ 「市民的服従」こそが問題 そして、「市民的不服従」という この話題もまた、実にあべこべだ。

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#市民的不服従 本編⑦「市民的不服従」を話題にした突端、「市民的不服従に問題がある」と、言っていることになる。 問題は、そこにあるのではない。問題は、「市民的服従」にある。

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#市民的不服従 本編⑧問題は、世界中の多くの人びとが、それぞれの政府の指導者の命じるがまま、付き従ってきたことにある。そして服従したがために、戦争が起こり、数百万もの人びとが殺されたことにある。