当選無効の中山・横浜市議 自民市連「法的対応も」

神奈川新聞2015年9月29日付社会面です。もしかすると「採決」は「裁決」の誤りかもしれません。26日の記事では「裁決」となっていました。
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まとめ 横浜市議の当選無効 県選管裁決 「生活本拠は都内」 神奈川新聞2015年9月26日付社会面です。一部改行しました。 951 pv 5

当選無効の中山・横浜市議 自民市連「法的対応も」

神奈川新聞2015年9月29日付 社会面

 県選挙管理委員会が4月の横浜市議選青葉区選挙区で初当選した自民党公認・中山まゆみ氏(48)の居住実態が認められないとして当選無効とする採決を出したことを受け、同党横浜市連(松本純会長)は28日、「党所属議員にかけられた疑念を払拭すべく法的な対応を含め検討する」とコメントを出した。

 中山氏も同日、採決を不服とする声明文を発表した。県選管の採決に不服がある場合は、30日以内に東京高裁に提訴できる。

 中山氏の当選効力をめぐっては、市選管が7月に「生活の本拠であることを否定する明白な根拠も認められない」として、居住実態がうかがえず被選挙権の要件を満たしていないとする区内の男性の異議申し出を棄却。区内の別の男性が不服を県選管に申し立てていた。

 中山氏は、県選管の採決で「転入前後で大きな変動が見られない」とされた新住所地での電気と水道の使用量について「電気は1.5倍、水道は3倍に増加している」と反論。新住所地の生活用品が少なく、週末は前住所地に戻っていたことに関しては「選挙直前に立候補が決まり、慌ただしい選挙でやむを得なかった」「息子の学校の関係で頻繁に戻らざるを得なかった」と説明した。(石尾正大)