とある2つのゲーム会社の倒産エピソードから見える『クリエイターが去る環境のクリエイティブな会社に生きる道はない』という現実

川崎@奥様はイラストレーター @REDHAWK_Black

ヒットした作品をシリーズ化する時、そのタイトルとアイデアさえあれば「誰が作っても同じ」と考える人がいる。そのアイデアを形にするには作者のセンスが必要と言うことは想像も出来ず作者に対しての尊敬もない。そしてそのシリーズは死ぬ。

川崎@奥様はイラストレーター @REDHAWK_Black

まれに原作者以外の人が制作して成功することもあるがそれはその人の原作に対する理解度と愛があってこその結果なのだが、それが理解出来ない人は「やはりタイトルとアイデアだけで誰が作っても同じものが作れる」と考える。また失敗した場合は「シリーズ化には耐えられないタイトルだった」と考える。

川崎@奥様はイラストレーター @REDHAWK_Black

あるゲーム会社でヒット作を作ったメインスタッフが会社に対して細やかな要求をした。会社はそれを受け入れずメインスタッフは辞めると言った。現場のスタッフは「あの人たちが辞めたらこのシリーズはどうするんですか？」と慌てたが会社側はそれを止めなかった。

川崎@奥様はイラストレーター @REDHAWK_Black

会社側は「タイトルさえあれば誰でも作れるんだから他のスタッフが作ればいい。」と言い放った。そして新作が作られた。明らかに前作より劣るものが出来たが前作の人気に寄って前作以上の売り上げとなった。会社は「それ見たことか。スタッフが変わっても作れるじゃないか。」と言った。

川崎@奥様はイラストレーター @REDHAWK_Black

その後もそのシリーズは続いたが数年後会社は倒産した。しかし今もそのタイトルは残り別の会社でシリーズが作られた。会社や組織は無くなってもコンテンツだけは残りファンに愛されている。

坂東真紅郎 @sinkurou

某ゲーム会社によそから就任してきた新幹部が、会社のクリエイターが集まった場で「きみたちは二流、三流のクリエイターだ」と言い放ったせいで、それから1年と立たずに現役クリエイターがほとんど辞めて、やがて全員が辞めてしまいゲームが作れず潰れた会社なら知っています

坂東真紅郎 @sinkurou

「じゃあ辞めます」「俺も」「私も」と次々に辞めていくクリエイターをみて、その幹部は呆然として「みんな何を考えているのか分からない……」とつぶやいたそうですが、あんたの方が何考えてんのか聞きたかったですよ