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2015年10月2日

「血液クレンジング」の危険性と信憑性のお話

考えるまでもなく感覚で分かる! 「血液クレンジング」について。
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PKA @PKAnzug

長文書いてたら話題流れちゃったけど、せっかくなんで放流しますね。「血液クレンジング」とやらのお話。

2015-10-02 12:05:49
PKA @PKAnzug

「血液クレンジング」とかいうものの話が流れて来てますけど、「血液を直接いじる」って実はかなり過激な行為なんですよね。体表に何かを塗ってもとんでもない猛毒でもない限りは死んだりしませんが、血液への混ぜ物は通常は安全な物体でもアッサリ死にます。実際牛乳を点滴して死なせた事件がある。

2015-10-02 12:06:08
PKA @PKAnzug

「血液クレンジング」はオゾンを使うそうですね。既に何人も受けてますから、高率で死ぬものではないことは確かです。ただ、謳われている効能については極めて疑わしい。某所で調べるとまー景気のいいことで、がん、自己免疫疾患、HIV感染、慢性腎不全、肺気腫、糖尿病などに適応があるとされてる。

2015-10-02 12:06:18
PKA @PKAnzug

あ、参照したのはここです。「日本酸化療法研究会」という、一見ちゃんとしたところっぽい名前。途中、「虚血性疾患に関しては保険適応になってます」ってありますが、飽くまでも「ヨーロッパでは」です。ホメオパシーも使うような欧州限定の話。 jsom.jp/cleansing.htm

2015-10-02 12:06:35
PKA @PKAnzug

今挙げたのは特に目に付いたもので、共通して「現代の難病」なんですね。制御も難しいものや、制御はできても完治しないものがズラリ。実は最初「HIV感染」は見落としてたんですが、「このラインナップならあるんじゃね?」って思って見直したらありました。つまり「よくあるパターン」なんです。

2015-10-02 12:06:58
PKA @PKAnzug

病気や症状には原因不明のものもありますが、見当も付いてない病気はそうありません。たとえば自己免疫疾患は免疫が過敏すぎるのが原因、HIV感染からのAIDSは免疫が機能しなくなることが原因で、現象としては真逆。肺気腫や腎不全は臓器の損傷だから、機能を補うか代わりを用意するしかない。

2015-10-02 12:07:15
PKA @PKAnzug

つまり、さっきの「適応症一覧」は明らかに医学的な判断で選ばれたものではなく、単に「深刻に困ってる人が多い病気」を並べたものなんですよ。白内障とか下肢静脈瘤も並んでましたが、これは「治療はあるけど外科的で怖がる人も多く、患者数が多い」で、発想は一緒。要するに「カモの候補」です。

2015-10-02 12:07:40
PKA @PKAnzug

さらに言うと、投薬もこういう全身治療も「自発的にバランスを取ってる体内環境を外部から強引にいじる行為」なわけで、本当に効果があるなら副作用は不可避だし、効果が大きく広範であればあるほど副作用も大きく多様になりやすいと思っていいです。

2015-10-02 12:07:58
PKA @PKAnzug

なぜなら、効果(主作用)と副作用って人間にとって都合がいいかどうかで分類してるだけで、本質的には同じものなんですよ。たとえば末梢血管を広げて血圧を下げる薬は「血圧を下げる」が主作用ですが、血管を広げることで皮膚が赤くなったり頭痛が出たり血圧を下げすぎるかもしれない。

2015-10-02 12:08:09
PKA @PKAnzug

これは飽くまでも「血管を広げる薬」だから、その結果として生じる「血圧が下がる」も「頭痛になる」も、純粋に生体反応として見れば同格のものです。でも血圧が高い低いに関係なくみんな頭痛は嫌なので、頭痛が出るならそれは例外なく副作用扱いです。

2015-10-02 12:08:17
PKA @PKAnzug

もし同じ薬に「末梢血流を増やして慢性胃炎を改善する」みたいな効果があった場合(※架空の薬です)、高血圧の他に慢性胃炎にも使われるようになりえますが、この場合は「血圧が下がる」は副作用になっちゃいます。効果はあっても副作用をおしてまで慢性胃炎に使う意義はない、という判断になるかも。

2015-10-02 12:08:36
PKA @PKAnzug

主作用と副作用は切り離せない、というのはそういうことです。主作用とは別に副作用という特別なものがあるのではなく、体内環境をいじることで起こる都合のいいことは主作用扱い、不都合なことは副作用扱いなんで、切り離しようがないんですね。

2015-10-02 12:08:47
PKA @PKAnzug

もちろん、偶然にも副作用が少なく気軽に主作用を期待できる、という薬も中にはありますが、人体は絶妙なバランスの上で成り立ってるので、不用意にいじると大抵ロクなことになりません。だから有益な薬も用法用量を厳重に守らんと毒になりますし、許容範囲の副作用で有益な薬を作るのは本当に難しい。

2015-10-02 12:09:36
PKA @PKAnzug

ここまで書けば、「こんなにいろんな病気に効くよ。副作用ほぼないよ」がめっちゃくちゃ胡散臭いというか、もう「インチキ確定」なのは、もう考えるまでもなく感覚で分かっていただけるのではないかと。さっきのサイトにあった解説なんて読む必要もありません。詐欺師の口上を聞く必要がないのと同じ。

2015-10-02 12:09:48
PKA @PKAnzug

結論として明言すると、「同じ治療が性質の異なる多数の病気に効果がある」と主張しているもので、副作用に言及がないかほとんどない場合は、1件の例外もなくインチキと思っていいです。残念ながら医療機関が手を出してる事例もあるので、「病院だから」「医者だから」はアテになりません。

2015-10-02 12:09:56
PKA @PKAnzug

以上〜 長文すまんです。

2015-10-02 12:10:13