【創作】とある手記を巡る、話【リプライ】

随時更新予定。 神こと月水面さんと駄犬こと山田の、リプライで織り成す《とある手記を巡る話》です。視点は互いにころころかわっていますが、一ツイートで一人だけの視点です。 打ち合わせもなにもなく、なぐりあうようなお話をお楽しみください。
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神と私こと山田の、打ち合わせなし!キャラクター設定なし!いきあたりばったりの話が始まるーー!!

これより前は別のお話をしてました
ここから話は始まりました

Валерий@魔法少女☆神 @god_tsukiminamo

@cyan0401 所々読めなかったよ、酷い汚れだ。シミもあるーー男はそう言いながら私に手記を返してきた。最初からそう言ったじゃあないか、とは言ってはみたものの、彼の耳に届いてはいない事など承知している。

2015-09-30 21:28:23
Валерий@魔法少女☆神 @god_tsukiminamo

@cyan0401 私はその手記を手に明日旅立つ。なにぶん古いものであったし、読めない箇所も多く、翻訳には手間取ったが、おかげで書かれた時代と時代は知ることができた。

2015-09-30 21:36:41
詩織子@LILIUM観てください @cyan0401

@god_tsukiminamo わたしは手記を手に旅たつあの人の背を見届けていた。いつ帰るかはわからない。だが、あの人の帰る場所を守ることが、わたしたちの絆を表すだろうとーー信じた。

2015-09-30 21:51:01
Валерий@魔法少女☆神 @god_tsukiminamo

@cyan0401 うむ、と呻る。これであるから、乗り合い馬車というものは、よろしくないのだ。全身がこり固まり、頭まで痛くなってくる始末なのである。目的の場所まで、歩いて向かうのが、幾分かましであろうかと、私はそう考えだした。

2015-09-30 22:06:02
詩織子@LILIUM観てください @cyan0401

@god_tsukiminamo 「ここから歩こうと思う」休憩をとるために馬車を止めると、軽快に座席から飛び降りる客がいた。しっかりここまでの金を払うあたり生真面目だ。一時の客とはいえ危険にさらされやしないかと、心配を口にした。「なに大丈夫さ。いくつか身を守る術は知っている」

2015-09-30 22:13:58
Валерий@魔法少女☆神 @god_tsukiminamo

@cyan0401 ーーいやさあ。みんな止めたんだよ?危ないからやめときな、ってさ。でもあいつ行っちゃったんだよ。どこへ向かうかは知らないけどね。金持ってそうだったしあの辺治安悪いしじゃん?無事に着けたかなぁーー

2015-09-30 22:19:39
詩織子@LILIUM観てください @cyan0401

@god_tsukiminamo ボロボロの手記だが、地名や場所は読み取れた。ゆえに私はここにいる。手にした手記を丁寧にしまい、前を向く。長い道のりではあったが、まあ無事生きてたどり着けたことに今は感謝しよう。

2015-09-30 22:22:44
Валерий@魔法少女☆神 @god_tsukiminamo

@cyan0401 「いらっしゃい。長旅かい?……そうかい、じゃあ宿帳に名前書いてからゆっくり休んでね。二階の右側、三番目の部屋だよ。こんな寂れた町じゃね、宿なんてここだけで充分だからね」

2015-09-30 22:28:31
詩織子@LILIUM観てください @cyan0401

@god_tsukiminamo そう、謙遜なくこの町は寂れていたーー。しかしまた微妙な位置にある部屋を案内されたものだ。先客はいるのだろうか? ともかく、調べものは明日からにしようか。

2015-09-30 22:32:38
Валерий@魔法少女☆神 @god_tsukiminamo

@cyan0401 「何日か滞在、ねぇ。お客さんも物好きだね。あたしは嬉しいけどね。ほら、客なんてあんまり来ないしさ。珍しいんだよ、こんなに何人もいるなんて」

2015-09-30 22:39:39
詩織子@LILIUM観てください @cyan0401

@god_tsukiminamo やはりまだ客がいるのか。なんのために?ふと人の気配がして振り向くと旅の格好をした女性(に私には見えた)がちょうど歩いて行くところだった。会釈しあう。危ない人ではなさそうだが…。

2015-09-30 22:42:15
Валерий@魔法少女☆神 @god_tsukiminamo

@cyan0401 「……ええと、何か……?」この人じっと見てるけど……どうしたんだろ?私なんかしたかなぁ?

2015-09-30 22:45:48
詩織子@LILIUM観てください @cyan0401

@god_tsukiminamo あ、いけない。警戒をさせてしまったか。しばらく滞在するからには友好関係を作るのはともかく、敵対はまずい。「失礼しました。女性で、旅の方とは珍しいと思いまして…」

2015-09-30 22:50:33
Валерий@魔法少女☆神 @god_tsukiminamo

@cyan0401 「ああ、ええ。馬車の中継地からも離れていますからね。歩くの、ちょっと辛かったですよ!あはははっ」よかった。そうじゃないみたい。

2015-09-30 22:59:15
詩織子@LILIUM観てください @cyan0401

@god_tsukiminamo 「女性の足ではお辛いでしょう…」ふむ。やはり歩いてきたのか。「どなたかと一緒に来たんですか?」あ、しまった。思わず詮索してしまった。見た目はあまり強そうに見えないから、誰か連れているかと思うのだが。

2015-09-30 23:02:08
Валерий@魔法少女☆神 @god_tsukiminamo

@cyan0401 「主人の付き添いなんです。古文やらなんやら……私にはわからない研究なんですけどね」私がいなきゃ生活できないんだもん。洗濯ひとつできる人じゃないから仕方ないんだよね。

2015-09-30 23:10:41
詩織子@LILIUM観てください @cyan0401

@god_tsukiminamo おや、ご主人とは話が合いそうだ。しかしこの地まで共に、か。私は置いてきてしまったが…。「仲がよろしいのですね。ここまで添ってくれる方がいるのは幸せだ」

2015-09-30 23:13:55
Валерий@魔法少女☆神 @god_tsukiminamo

@cyan0401 「ふふっ。私にできる事はせいぜいジャマにならない事だけですけどね」勝手に掃除すると怒るし。本や書類触るなー、って。じゃあ自分で片付けといてよね!「もうお食事は済まされましたか?」

2015-09-30 23:18:25
詩織子@LILIUM観てください @cyan0401

@god_tsukiminamo 彼女は快活に笑う。「ああ」問われて気づいた。そういえば、食事はまだだ。「食べてないですね。何かを腹に入れなくては」

2015-09-30 23:21:58
Валерий@魔法少女☆神 @god_tsukiminamo

@cyan0401 「なら!」話し相手は逃さない!「もうすぐ主人も戻ります。よろしければ一緒にいかがですか?」……そういえば、何者なんだろう……?

2015-09-30 23:25:28
詩織子@LILIUM観てください @cyan0401

@god_tsukiminamo 主人は早速フィールドワークか?もしかしたら手記について関係しているか、知ってるかもしれない。「よろしければ、ぜひ」

2015-09-30 23:26:58
Валерий@魔法少女☆神 @god_tsukiminamo

@cyan0401 「いや、お待たせ致しました」ほんとにね!身支度にどれだけかけてんの!「本当にごめんなさい。こちらが主人です」うーん……怒っては……いない、みたい。たぶん。うん。そう思いたい。

2015-09-30 23:32:48
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