とあるバ家族の失敗談

ちょいと重めの体験談。 都条例関連のあるtogetterにインスパイアされた人による不寛容はいかんよ、という体験談。 そういう奴もいるのよ、くらいの感じで。
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たかなしいすか@新垢移行中 @isk_tkns

.@nanami6666 さんの「「子供には見せねぇよ、アホ。だが、彼らは時期が来れば自分で探すだろう」全文」をお気に入りにしました。 - 鋭い切れ味。明確な文章は届いてくるなあ。 http://togetter.com/li/87593

2011-01-11 00:56:10
たかなしいすか@新垢移行中 @isk_tkns

うーん。だいぶインスパイアされた。ちょっと呟いてみようか。

2011-01-11 01:02:01
たかなしいすか@新垢移行中 @isk_tkns

http://togetter.com/li/87593 先ほどpostしたこのtogetterの15から17くらいかな。このあたりにだいぶインスパイアされた。これって、「自分の制御下にいさえすれば、必ず子供は良い将来を迎えられる」という、そういう思想だと思うのね。

2011-01-11 01:04:43
たかなしいすか@新垢移行中 @isk_tkns

逆に言えば、制御外になりうるもの(それこそポルノだってそう)は消滅させたいというのが本音なんだと思う。子供を(自分が考えている)クリーンな環境においておきたい、そうしない限りはダメ(汚れると言い換えてもいい)だということ。

2011-01-11 01:06:15
たかなしいすか@新垢移行中 @isk_tkns

俺は、こういう思想の教育を受けたことがある。そして、その教育を受け、生きることに失敗したのであろう人物も、ふたり、知っている。教育したのは父方の祖父。生きることに失敗したのは、親父と、すぐ下の妹である。失敗したふたりは、もうこの世にはいない。

2011-01-11 01:07:37
たかなしいすか@新垢移行中 @isk_tkns

「勉強こそ最善」「親(この場合は、自分達祖父母であるが)の言うことは絶対。逆らってはいけない」「友人は作るな」「余計な文化に触れてはならない」「ゲームは悪だ」「漫画は悪だ」「小説、ヤングアダルトのようなものではなく、しっかりとした文学を読め」…これは俺が実際に言われていたことだ。

2011-01-11 01:09:47
たかなしいすか@新垢移行中 @isk_tkns

こうした教育をなされたのは小学6年から中学1年に掛けての2年間のことだ。亡くなった妹は、小学校5-6年の時期である。

2011-01-11 01:10:55
たかなしいすか@新垢移行中 @isk_tkns

さて、まずは親父について。彼は順調に反抗期を迎えたのである。ある意味「わかりやすい教育」を受けていた彼は、当然反抗したのである。世には反社会的な流れ、それこそ尾崎豊とか、そういうものであふれていた。彼も、そのように青春を送った。

2011-01-11 01:12:46
たかなしいすか@新垢移行中 @isk_tkns

そして、彼は、決定的な失敗を犯したのである。バイクに乗って事故ったのだ。生涯、彼は片足(もう、どちらの足であったかの記憶はない)を引きずって歩く生活を強いられることとなった。そして、晴れて「キズものの不良少年」となった彼は、家族というものを失った。そう聞いている。

2011-01-11 01:14:21
たかなしいすか@新垢移行中 @isk_tkns

祖父母には、明らかに「寛容」という言葉がなかった。だから、親父は受け入れられずに勘当同然の扱いを受けることになったのである。まあ、その後のことはいいかな。晴れてアウトローになってしまった彼は、酒におぼれ、家族に暴力をふるい、仕舞いにはアル中によって孤独に死んでいったのだ。

2011-01-11 01:16:36
たかなしいすか@新垢移行中 @isk_tkns

なお、最期の最期まで、彼には「家族のサポート」というものは与えられなかったらしい。俺たちと共に住んだ公団住宅で、死んでから1週間以上たった後、「隣人による警察への通報」によってその死が伝えられたとのことであるし。当の祖父母から聞いた話であるので間違いあるまい。

2011-01-11 01:18:21
たかなしいすか@新垢移行中 @isk_tkns

さて、他方。妹だが。こっちはどうにもヘビーな話であるので、話すのは遠慮したい。ただ、彼女もまたやや早い反抗期を迎え、母方へついた挙句、さまざまなものに馴染めず、そういう自分もまた許せずに自ら命を絶った、ということだけは事実だ。

2011-01-11 01:20:39
たかなしいすか@新垢移行中 @isk_tkns

いずれにせよ、祖父母、親父、妹には、「寛容」というものが存在しなかった。そして、「寛容」しなければ見れないはずの、「広い世界」というもを見ることがなかった。祖父母にとってそれらは「害悪」であったし、親父にとってそれは「障害をもつ自分にとっては眩しすぎる世界」であった。

2011-01-11 01:22:41
たかなしいすか@新垢移行中 @isk_tkns

妹にとっては…どうだろうな。「手にしたかったけれど出来なかった世界」なのかな。

2011-01-11 01:23:17
たかなしいすか@新垢移行中 @isk_tkns

今なら純粋に思うのだけど、「色々なものを知らない・知ることが出来ない環境」というのは、「知るもの」が悪意なのか善意なのか、また「環境を作ること」が悪意なのか善意なのかの如何に関わらず、それ自体が害悪だろう。

2011-01-11 01:25:04
たかなしいすか@新垢移行中 @isk_tkns

ポルノが害悪なのか、そんなことはある意味ではどうだって良いのだ。ポルノに染まり、それを実践すれば害悪だろうけど、そうでない限りは「世界に散らばる世界のひとつ」に過ぎない。仮に、それで「俺は絶対にこんな酷いことはしないぞ」と言う考えに結びついたのであれば、それは薬ですらある。

2011-01-11 01:27:00
たかなしいすか@新垢移行中 @isk_tkns

ただし、そういう、「薬か毒かわからないもの」をそこにおいておくのは、非常に勇気のいることだし、要するに「手間」というものは増える。「毒」に触れてしまったときに「薬」に替えるような教育をするのだって大変であって。俺は、このあたりに「規制の怠惰」を見ていたりもする。

2011-01-11 01:30:55
たかなしいすか@新垢移行中 @isk_tkns

だから、教育に携わるすべての人(子供を育てる=教育であるからして、親・教師はすべてということだけど)は、肝に銘じて欲しい。条例とは関係なく。「束縛や不寛容ではダメなのだ」と。それは、「あなたが楽をするためのツール・大義名分」であって、子の為には決してならない。

2011-01-11 01:36:15
たかなしいすか@新垢移行中 @isk_tkns

前にpostしたけど、「都条例への迎合は教育の敗北の宣言だ(超大意)」という話がある。その通りだと思う。そして、そうまでして敷いた/強いた「不寛容」でも、無理なのだ。非常に狭い世界観の中ではあるが、俺の周りでそれをやってふたりも死人が出てさえいるんだ。

2011-01-11 01:33:34
たかなしいすか@新垢移行中 @isk_tkns

いじょ、昔話と思うことでした。「不寛容」といえば「不寛容の方向性のひとつたる"イジメ"を受けた嫁がいかに歪んでいるか」というテーマもあるにはあったり…あ、いらないっすねwww というか、俺、今晩飯作ってる最中にtwitterに走っちゃったから結構まずい状況なのよねwwwww

2011-01-11 01:38:22
ryu @ryu1030

@isk_twit 方や、一切に寛容で無束縛なものが教育だとは思わない。要は質と程度の問題だわな。

2011-01-11 02:09:40
たかなしいすか@新垢移行中 @isk_tkns

@ryu1030 そこに秩序をつくるのが親の役目だとは思うのですよ、どこまでをどう許すかっていう話で。でも、「不寛容」はいかんよ、というお話をしたいのですw

2011-01-11 02:20:59
ryu @ryu1030

@isk_twit どこまでどう許すかの秩序を作った結果、「完全不寛容」になりましたって場合は?

2011-01-11 02:26:02
たかなしいすか@新垢移行中 @isk_tkns

@ryu1030 うーん、2極化しちゃうといかんと思うのですよ。「完全不寛容」も「寛容で無束縛」も、等しくダメで。だから、「そこには"手間"がかかるよ」という言及もしてたりするんです。

2011-01-11 02:29:54
ryu @ryu1030

@isk_twit いや、そうじゃなくて、「手間暇かけて考えた結果の完全不寛容(もしくは完全自由)」の場合は?って事ね。楽して1か0かを選択するのが悪なのは明白なわけだし。

2011-01-11 02:35:31