石炭灰の放射性同位元素の「濃縮」
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石炭火力発電に難問出現? 燃やした灰から強い放射能 j-cast.com/2015/09/292463… @jcast_newsさんから
2015-09-30 12:35:13化石は周囲の金属元素を吸着する力があり、堆積岩中のウランなどをどんどん吸着して溜めこみます。石炭の成分元素は炭素で、酸素や水素も入ってますが、これが燃焼により気化すれば、不揮発成分の金属分はどんどん濃縮されます。これはもうだいぶ前から指摘されていることです。
2015-09-30 12:38:48植物でも、もちろん燃やして灰にすればカリウム分が濃縮し、元の植物に比べ比放射能は増します。これが人為的なものであれば、「人間の手でエンハンスされた天然の放射性同位元素」という扱いになり、ほんのわずかなものから、石炭灰のように法規制に引っかかってきそうなレベルまであります。
2015-09-30 12:47:30こういう濃縮作用は、天然もあれば人工もあり、まったく問題にならない線量のレベルもあれば、かなり強い比放射能のレベルまで跳ね上がるのもあります。
2015-09-30 12:47:46@conAGW_proNuc @fluor_doublet 私もそう思います。植物を燃やしたから放射能が溜まる?しかも自然界に微量しか存在しないK40が?それはありえない。太古の昔から「焼き畑農業」が行われていたのだし。
2015-10-02 09:41:19.@Theresia_Gebets @conAGW_proNuc 重量あたりのカリウム含量という尺度で見たカリウムの濃度増加(concentration)と、同位体の濃縮(enrichment)を混同しています。同じ濃度増加がウランでも起こるから、石炭灰の非放射能が上がるのです。
2015-10-02 09:46:45そんな難しい話じゃないんだけれどなぁ。大部分が有機物よりなる植物1kgにカリウム1gが含まれているとして、この植物を燃やしたら灰10gができました。この中にはカリウムが1gそのまま残ってます。カリウムの濃度 [g-K/g 灰] はどのぐらい上がったでしょう、という話で。
2015-10-02 09:50:10ずーっと、鶴さんは、化学の成分濃縮(concentration)と、同位体の濃縮(enrichment)の差がわからずに、他の人に「デマだ」「間違い」と言い続けている。そろそろ気づいてもよいのではないか。非放射能の単位 (Bq/kg) の分母の持つ意味にも。
2015-10-02 09:58:40@conAGW_proNuc @Theresia_Gebets 比放射能 [Bq/kg]で計算してみてね。オレは最初から比放射能の話をしているんだから。
2015-10-02 10:01:33.@conAGW_proNuc もちろん、天然にも非常に放射能が強い元素や同位体もあれば、人工的な元素でも放射能が高い同位体、あるいは安定同位体ですら存在します。何度も何度もご説明した通りですよね。れ
2015-10-02 10:11:00馴染みがないと難しいのかもしれませんが、濃縮という言葉は、目的とする、あるいは視点においた特定成分の含有量を高める操作です。
2015-10-03 08:15:17通常のプロセスでは、元素または特定成分を視点におきます。ただし、核分裂用ウラン精錬では、通常の化学的なウランの濃縮純化後に、さらに気化しやすい六フッ化ウランに誘導し、特定の同位体の含量を高め、これをまた酸化します。これもまた濃縮と呼ばれます。
2015-10-03 08:19:44これ、日本語では「濃縮」で、どちらも同じなのですが、英語だと前者は concentration であったり refinement であったりしますが、後者は enrich をあてることが非常に多いです。isotope concentration ならまだわかりますが。
2015-10-03 08:24:06さて、では元の話題に戻り、天然の吸着作用で周囲堆積岩からウランが濃縮された石炭の燃焼により生ずる石炭灰のさらなるウラン濃縮が、どちらに相当するのか。これはすぐにわかりますね。
2015-10-03 08:31:24ウラン濃縮だから全部 enrichment だ、と考えるのは早計なのです。まあ、かなり当たり前の話ではありますが、しつこく書くとこうなります。
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