茂木健一郎氏の語る『Emergency』とは何か?

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茂木健一郎 @kenichiromogi

危機(1)危機(emergency)は創発(emergence)のチャンスである。古い秩序がもはや立ちゆかなくなり、不安に満ちている時代こそ、新しいものを生み出すチャンスが来る。

2011-01-11 09:23:06
茂木健一郎 @kenichiromogi

危機(2)危機は、幕末のように国家レベルでも起こるが、ひとりの人生においても危機が訪れる。危機に瀕したとき、そこから逃れないことが大切である。

2011-01-11 09:23:53
茂木健一郎 @kenichiromogi

危機(3)行き詰まった時には、自分の内面深くに下りていく必要がある。なぜ、私はこの選択をしたのか、今のようなことをしているのか、その背景となっている世界観、出会い、習慣を見つめなければ前には進めない。

2011-01-11 09:24:48
茂木健一郎 @kenichiromogi

危機(4)危機に陥った時に、最悪の選択は、他者をスケープゴートにすることである。他人をうらやんだり、他罰的になっても自分自身の問題を解決することはできない。

2011-01-11 09:25:54
茂木健一郎 @kenichiromogi

危機(5)自分の内面にある問題を見つめることは、怖いことかもしれないが、もしうまくやりおおせれば、深い場所からの大いなる「癒し」を得ることができるだろう。

2011-01-11 09:26:46
茂木健一郎 @kenichiromogi

危機(6)危機に陥っている時には、深層に隠れた「断層」がある。そのことで全体のバランスが崩れている。その断層を探りあてて、エネルギーを解消してあげることで、全体の調和が回復するのだ。

2011-01-11 09:27:34
茂木健一郎 @kenichiromogi

危機(7)たとえ、危機に正面から向き合うことで、古い自分が消えてしまったとしても、その後に新しい自分が生まれてくる。生命の作用にとってもっとも必要なものは、「空き地」である。

2011-01-11 09:28:24
茂木健一郎 @kenichiromogi

危機(8)個人だけではない。国でも、内閣でも、自らが危機に陥った時に必要なのは、自身の問題点に真摯に向き合う深い自己省察。他人のせいにしたり、他人を攻撃して浮遊しようとしても、内部の矛盾は解消されない。

2011-01-11 09:29:28
茂木健一郎 @kenichiromogi

危機(9)もう一度書こう。危機(emergency)は創発(emergence)のきっかけとなり得る。そのためには、どんなに不安でも、自身の問題点を見つめ直す自己省察が必要なのである。

2011-01-11 09:30:28
茂木健一郎 @kenichiromogi

以上、危機(emergency)に関する連続ツイートでした。

2011-01-11 09:30:55