- okura_mikura
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それを語ってる人たち自身が、1941年以降の遅れについてキチンと認識できてなかったんだもん.ダメどころかダメな説明であることすら気づいてなかったからね.“@har_u: 戦後航空の空白の何年間を未だに理由にするのはダメな気がする”
2015-10-03 10:09:44戦後の空白が日本の航空技術を…というのは二つの前提が成立していなければ成立しない命題である.つまり: a)1945年時点で世界と同等レベルの技術を有していた b)1945年時点で世界と同等レベルの技術開発能力に伸び代をもっていた
2015-10-03 10:30:50a)だけど、1945年時点で軸流だがまともに動かんジェットに、2000馬力はほとんど確保できないエンジンを考えるだけでダメダメはわかろうというもの.零戦は1940年時点で世界レベルだったかもしれないが、日本近傍のみにおいてという但し書き付きだし.とてもじゃないけど同等とは言い難い
2015-10-03 10:34:30b)の見積もりは難しいけど、まさかドイツからもらったカンペで作ったロケットとジェットエンジンを一年で作れたから、世界と同等の開発能力を有していたと思ってたんなら…どうかしとるとしか言えん.
2015-10-03 10:36:28ということで日本の航空技術については、これまで漸近できたことはあったけど追いつけたことはなく、100年近くかけてようやく追いついてきたというところと、謙虚に認識を改めるべきかと.
2015-10-03 10:40:02@thgrace 補足するとジェットやロケットに関わった技術者は戦後の自伝とかでは「世界最高の〜」って言葉は使わずに「高いレベル」って言葉をよくみます。過給器の重要性も早くから気づいていたようですが型式だけ用意して結局使われず、諸々軍部の認識が甘いというか、なんか今と同じような…
2015-10-03 21:20:27@har_u お亡くなりになる直前の数年、土井武夫先生とお話しする機会を得たんですね.P-51の冷却器の処理は相当ショックだったそうです.戦後しばらくして海外から情報が入ったり、見に行けるようになってようやく、自分たちのレベルがわかったのでしょうね[つづく]
2015-10-04 09:43:13@har_u だから技術者が戦後しばらく(土井先生も職安行ってたそうですから)してから書いた文には、"高いレベル"としか書けなくなってたわけで.境界層や過給器がどの程度重要か、きっと現場はわかっていたが、しかし生産現場や能力を見ると実現は遠いこともわかる…[つづく
2015-10-04 09:46:35@har_u 軍部の認識ってのは使いやすい言葉ですし、現在でも上層部の無能さは当たり前wなわけですけど、頭から形にするまでのポテンシャルが十分なければ"高いレベル"とは言い難いしモノにならない[つづく]
2015-10-04 09:49:32@har_u 1945年時点、頭も現場にもこのポテンシャルは失われたに等しいわけなんで、戦後の空白があってもなくても、その後の様子は変わらなかった違いないと思うんですよ…今の日本は現場はともかく頭の方が崩れつつあるような、気がしますね.
2015-10-04 09:51:51@thgrace 日本は遠心式ジェットの基礎開発はしてましたし、ワルターエンジンも魚雷駆動用に基礎研究はしてたんですが、いわゆる「ラボレベル」だと思ってます。橘花も秋水も含めて。そしてラボレベルと実用レベルの差は大きい。
2015-10-04 10:11:35twitter.com/thgrace/status… twitter.com/ki84type4/stat… この辺に関しては「WW2時のイタリアは弱小で技術もないか」という例で、「メジャーリーグクラスの国では最下位/ほとんどのマイナーリーグ級よりはずっと上」と言っていたのと同じ
2015-10-04 10:19:13この手の「実は日本の技術なんて大したことなかった」論で言う「世界」って、意図してるのかないのか知らんが「世界のトップランク」、つまりアメリカ・イギリス・ドイツ・ソ連のことなんだよな。
2015-10-03 12:22:31@rocky_eto @shinyamatsuura ざっと見てもたとえばsjacのこれの認識が一般的とみてよいかと.焼却したのは日本側自らなんですけどね.土井先生も"東京出張中で止められんかった"とおっしゃってましたねえ… sjac.or.jp/common/pdf/tou…
2015-10-04 10:43:40