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@niseusa
先日20日21日に行われた、第54回大学美術教育学会横浜大会ですが、自分の目的は講演会や発表を聞きに行くことだけではなかったので、全部の時間帯にどこかの発表を聞いていたわけではありません。ので、本当に一部になりますが、軽く感想をば。

一日目

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第一日目の発表1、オノマトペを素材にした絵本・アニメーション表現の実践。諸事情で途中から見たんですが、最初から見ればよかった…!すごく興味深い内容でした。デッサン教育におけるオノマトペ・ドローイングメソッドの紹介もあったんですが、これがまた気になって気になって。
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オノマトペを、その文字も用いて絵にし、それをグループを作って集めて、つながるかどうかを考えて、間にさらに絵を足してアニメーションにするという実践だったのですが、そもそも一つのオノマトペをとっても、感じ方がそれぞれちょっとずつ違う。対象が大学生なので作品もそれなりにレベルが高く、
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その実践をすることで、その授業を受けた大学生が、そのまま現場に形を変えて応用していくこともできるような、そういう内容でした。また、発表後の質問の中に、たとえば〇〇な校舎を描く、といった題材の時に、普通は形容詞をいれるのですが、オノマトペを入れるようなことも面白いのでは、といった
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とても建設的な意見も出され、ついつい、それいい!!と心の中で絶賛しておりました。形容詞入れるより、子どもの想像が膨らみそうな気がします。オノマトペといえば漫画の代表的な技法のひとつではありますが、絵本や広告など、現代において幅広く活用されてもおります。
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そういう面白い題材なので、美術教育の中で、活用しない手はありません。さらにアニメーションの手法も伝えることができる、と、しかもなんか本まで作っているそうなので、本当に色々可能性のあるものなんだなあ、と改めて感じました。私はこの発表内容、すごく好きです。
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次の時間帯の発表は、残念ながら私が力尽きていたので見れなかったのですが、その中でも見たかった発表の資料は手に入れたので、ご紹介を。っていうかほんと見ればよかった…!! 食用色素(食紅)の彩色材料としての可能性について です。
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食紅の、色素含有量とデキストリンの量から、どれくらいの食用色素をどれくらいの水に溶かせばいいかという計算も紹介されていて、なるほどこの計算を使えば、確実にいい濃度で絵の具が作れるのだな…と思いました。ええっと、結構な量です。結構ガンガン突っ込んで溶かすんですね。
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最初から液体、しかも適切な濃度であるので、子どもたちのほうで水の量を調節する必要がなく、それにより、水分量での失敗が無くなる上に、食用色素ならではの混色による彩度の低下がほとんど見られないという特色により、混色が楽しくなるという、夢のような画材のようです。
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また、透明なカップに入れて配ることにより、色を楽しみさらに混色も楽しみ、と、色遊びが楽しく出来るのが、すごく良さそうです。家でやってみようかな…。ちなみに、紙は和紙系のほうがいいそうです。洋紙でもいけるそうですが。
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とりあえず、配布資料にある「2000円前後の値段で、絵の具を1リットル作ることができる」という文面のインパクトがすごいです。本当に見に行けばよかった…!
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第一日目の発表3、「漫画と絵画で描かれる運動の表現」ということで、漫画の表現というとどうしても鳥獣戯画や北斎漫画など日本の江戸時代以前の作品に焦点をあてて、そこからの源流を、という話が多いのですが、これはモダニズムにおける未来派の表現に漫画の運動表現の源流をみるものです。
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モダニズムの未来派はたとえばプロペラの速度を絵画の中で表したりと、それまでの絵画になかった表現手法を用いることが多いのですが、それと漫画の中の動作に関する表現とが酷似していて、影響がみられる、というのが主な内容…だったのかな。中々西洋の絵画と漫画との関連を扱うことがないので、
@niseusa
そういう意味では刺激的な内容でした。しかし、せっかく西洋の絵画を扱うのだから、そもそも漫画が今日まで発展してきたのは、日本の中だけではなく、明治大正期あたりだったかな、そこらへんで入ってきた外国の漫画の影響もあるわけですので、そちらのほうを図例として出してほしかったかな、と。
@niseusa
また、映像メディアとの関連も、モダニズムも同様に、という形で紹介されていたのですが、類似性はあれど、漫画のそれはモダニズムとは違う流れで扱うべきなんじゃないのかなと思ってみたりはしました。そこのところはどうなんだろう…。 とにかく、モダニズムとの類似性を見る、という点で興味深い
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発表でしたが、せっかく大学美術教育学会という、一応美術教育に関わる学会での発表でしたので、自身の製作だけにとどまらず、教育という方面にもちょっと踏み込んでほしかったかな、という感想を持ちました。
@niseusa
第一日目の発表4は飛ばしましてー(汗)
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第一日目の発表5、「小中連携と発問で深まる美術鑑賞授業の実践」、これすごく面白かったです!要するに、中学校の先生が小学校で小学校の先生と連携して授業するよ!でもって、大体鑑賞の授業って苦手な先生方多いし、実際今回の連携先も得意そうではなかったので、相談いただいて実践したよ!という
@niseusa
大方そういうかんじの発表だったんですが、まず何がすごいって、鑑賞の理論がしっかり組み立てられている!これはこの発表者の方がそもそも鑑賞教育についての論文を執筆されており、それを元にした実践だったから、なのですが、ちょっとこれは読むしかない。探さねば…。
@niseusa
というか、もしかして新関先生門下の方かな…?この発表の面白さは、まず鑑賞能力発達の3段階という理論に基づいて、すなわち第一段階:判断(主観・客観)、第二段階:解釈(主観・客観)、第三段階:価値形成とし、その3段階に沿って発問を設定することで、鑑賞の深まりを狙うものです。
@niseusa
そして深まりを狙って、ゴールは、ということですが、なんとこれ、鑑賞文の授業!どっちかっていうと国語の領域も兼ねてる!そして、この3段階を意識した発問の構成と、それによる授業内容のおかげで、児童全員が楽しくしかもガッツリ鑑賞文書けたという驚きの結果に!!
@niseusa
ということで、鑑賞の授業というといろいろ難しいんですが、この理論はすごく使える、ということをご自身の実践の中でしっかり証明された、という、なんか光輝いて見えた発表でした。授業の内容なんかもちらりとお話しされていたのですが、本当にうまいんだこれが…。
@niseusa
発表6「美術に対する生徒の認識を広げる授業の考察」高等学校での実践になります。美術と社会とのつながりをテーマの一つとし、実践したものなんですが、うーん。自分にはちょっとよくわかりませんでした。最初に鑑賞を行い、発想構想をし、制作、という、ごく普通の流れで進むのですが、
@niseusa
鑑賞の段階で、表面的なものにとどまってしまっているのではないか、という印象を受けました。立体物の制作、そしてどのような出来事・社会の中で作られたのか、ということに主眼を置く以上、確かに仏像を鑑賞の対象の一つにしてもおかしくは無いのですが、仏像の面白さってそれだけじゃないだろう、と
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コメント

@niseusa 2015年10月8日
まとめを更新しました。
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