【2014.2公表 気象庁 気象研究所 環境における人工放射能の研究 2013】についてのメモ

個人的なメモ ぜひ原本にあたってくださいm(_ _)m
5
内田 @uchida_kawasaki

気象庁 気象研究所 研究成果の紹介 mri-jma.go.jp/Research/expla… 環境における人工放射能の研究 2013(PDF) mri-jma.go.jp/Dep/ap/ap4lab/… pic.twitter.com/GfiokDnXC0

2015-10-07 08:28:05
拡大
内田 @uchida_kawasaki

引用 表紙の図説明 2011 年 3 月以降の 137Cs 月間降下量は、暫定値 福島第一原発事故の実態把握について、2011 年3 月の事故以降で確定できた 90Srおよび 137Cs月間降下量を誤差と併せてプロットしています。

2015-10-07 18:02:22
内田 @uchida_kawasaki

134Csは事故直後は 137Csとほぼ等量降下していますから、 放射性セシウム全体ではこのプロットのほぼ倍量となります。

2015-10-07 18:09:38
内田 @uchida_kawasaki

続 ただし、90Sr、137Cs はどちらもおよそ 30 年の半減期で減衰しますが、134Cs はおよそ 2 年で半減します。図示した誤差は計測の統計誤差で、1シグマです。

2015-10-07 18:10:55
内田 @uchida_kawasaki

続 測定誤差は本来全ての測定値につき表示すべきですが、グラフが見づらくなるため、従来はあえて表示してきませんでした。

2015-10-07 18:11:18
内田 @uchida_kawasaki

続 福島事故以前の試料については、実験室環境および測定室環境、測定機器のバックグラウンドなどが大幅に上昇してまったため、蒸発濃縮工程においても試料の汚染の問題が発生します。

2015-10-07 18:11:40
内田 @uchida_kawasaki

続 そのため、当面、観測値を求めること自体が困難になっています。徐々に作業環境の除染や測定機器の入れ替えなどを実施して事故以前の作 業環境を追求し、データを求めるように努めていますので、こちらについてもご理解をお願いします。 引用終

2015-10-07 18:12:03

内田 @uchida_kawasaki

「環境における人工放射能の研究 2013」について 気象研究所では、1954 年以来、60 年にわたり大気及び海洋の環境放射能の研究を実施して参りました。

2015-10-07 18:16:13
内田 @uchida_kawasaki

続 その研究成果を、関係省庁の担当者の方々及び大学や試験研究機関の研究者の方々に広く周知していただくために、 「環境における人工放射能の研究」と題した論文集を発刊して参りました。

2015-10-07 18:16:48
内田 @uchida_kawasaki

続 本論文集 「環境における人工放射能の研究 2013」は、福島事故後の二年のあいだに出版された論文(主に英語論文)を、過去から現在までの成果と最近のトピックスに関するテーマ毎に分類し、 各テーマの冒頭に簡単な日本語の解説を加えて、一冊にまとめたものです。

2015-10-07 18:17:01
内田 @uchida_kawasaki

続 60 年にわたり継続的に続けられた環境放射能研究は、1950 年代から 1960 年代にかけて行われた水爆実験や、1986 年の旧ソ連のチェルノブイリ原子力発電所事故など、その時代時代の人工放射性核種の放出に伴う大気及び水圏環境への長期間に及ぶ影響を明らかにしてきました。

2015-10-07 18:18:43
内田 @uchida_kawasaki

続 そして、今新たに、本研究は、東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所事故という悲しむべき事態の推移を、冷静かつ科学的に記述し理解する、という大きな課題をも担うことが期待されています。

2015-10-07 18:19:11
内田 @uchida_kawasaki

続 本論文集が、環境における人工放射能の研究に係わる多くの研究者の研究の糧となり、関係省庁をはじめとする担当者の皆様の業務の一助となることを念じて止みません。

2015-10-07 18:19:26
内田 @uchida_kawasaki

続 最後に、本研究を推進するにあたり、ご協力いただいた多くの気象官署の職員の皆様及び気象研究所の職員の皆様に深く感謝いたします。

2015-10-07 18:21:12
内田 @uchida_kawasaki

続 なお、 この研究は文部科学省および原子力規制庁放射能調査研究費により実施されています。 平成 26 年2 月 気象研究所 研究総務官 三上正男 引用終わり

2015-10-07 18:21:28

内田 @uchida_kawasaki

続 目次 1. 福島事故後のつくばにおける降下量、大気中放射能濃度の推移 2. 海水中の人工放射能:東電福島第一原子力発電所事故後の太平洋 における137Csの観測結果

2015-10-07 18:29:16
内田 @uchida_kawasaki

続 論文リスト(英文誌)1954-2013 論文リスト(和文誌)1954-2013 表:研究の歴史 1954-2013 環境における人工放射能の研究2011に掲載した論文のリスト

2015-10-07 18:30:50

内田 @uchida_kawasaki

1. 福島事故後のつくばにおける降下量 大気中放射能濃度の推移 pic.twitter.com/3n4BWQEFV8

2015-10-07 18:47:19
拡大
内田 @uchida_kawasaki

引用 3)結果・議論 3.1) 137Cs 大気降下量の変動と推移 Fig. 1に気象研究所における月間降下量の変動を1950年代後半より福島第一原発事故以降,最新のデータを含めて描画した。単位は毎月当たりの降下量(mBq/m2)とした。

2015-10-07 20:20:00
内田 @uchida_kawasaki

続) Fig.2 には 2000年代後半からの大気降下量と福島第一原発事故後の降下量を対比させて示す。

2015-10-07 20:20:48
内田 @uchida_kawasaki

続)福島第一原発事故が発生した 2011 年 3月の 137Cs月間降下量は 23±0.9 kBq/m2であり,震災前の水準よりも6~7桁大きかった。ここで示した福島第一原発事故後のデータの絶対値については,発生源が近いためその空間代表性は小さくなっていることに注意いただきたい。

2015-10-07 20:21:58
内田 @uchida_kawasaki

続)しかし,時系列変動の傾向は関東地方全体でほぼ同様となり,それなりの空間代表性を持つと考えている。2011 年全体では, 気象研究所における 137Cs 降下量は 25.5 kBq/m2/ 年であった。

2015-10-07 20:22:55
1 ・・ 4 次へ