.@hardboiledski45 さんの「ロビンソンM11マシンピストル」をお気に入りにしました。 togetter.com/li/867648
2015-10-09 14:54:04このまとめで上がってる機関拳銃を開発したラッセル・S・ロビンソン氏は他に軽量低反動な機関銃なんかも作ってたようなんですが、それがどうも冗談としか思えないような見た目だったみたいで……? pic.twitter.com/LN0C1UphGf
2015-10-09 15:00:01先のやつは30口径版みたいだけど、どうも氏は英戦闘機の. 303口径の代わりに積める50口径機銃を作ろうとしてたらしいのです。要求仕様は…… 12.7x99使用 初速はM2を下回らない 重量と全長は303ヴィッカースK程度 反動はブローニング30程度 と、無理くさいとしか言えない
2015-10-09 15:06:45やりたい事はMG131と同じで8mm級サイズの13mm級機銃ってことで、まあ欲しいのは分かる感じではあります。でも、それにあたって弾薬を弱いものに変えられないってのが非常につらい。魔法以外に解決策が無さそうな気さえしてしまいますが……
2015-10-09 15:10:09@FHSWman MG131は初速を諦め、威力を炸裂弾を用いて補うことで8mmサイズに出来ましたが12.7×99でやるとは無謀ですね。。。
2015-10-09 15:14:23ところで、低反動化軽量機関銃を作る魔法は無いけども、APIブローバックという作動方式はそれを割と実現してくれます。エリコン20mmとかで有名な方式で実際効果的。でもネックの強い弾薬は使えないし、薬莢リム形状にも制約があるしで、そのまま12.7x99mmには適用できない
2015-10-09 15:17:49ところで先のロビンソンの機関拳銃は一種のAPIブローバックっぽくなくもない機構を使ってました。つまり彼はこの方式をよく知ってる。同じく軽量低反動が求められていた軽量50口径航空機銃でも、この方式は効果的なのでは……? となりますわよね
2015-10-09 15:22:37軽量50口径航空機銃の場合は大筋はM11機関拳銃に似ているけども、銃身も大きく前後するみたいです。銃身とボルトは最初は各々の後退位置にあり、発砲時には各々が前進、(前進中の銃身にボルトが追い付く形で?)装填され、まだ動いてる途中に撃発。APIブローバックどころか前進砲なのです
2015-10-09 15:29:39そして銃身は反動で前進を停止、やがて後退に移る。後退途中に銃身と薬室の固定が解かれ、後退位置に戻るまでの間に廃莢。以下このサイクルが繰り返される。面白い事に、銃身は連射している間中ずっと、反動とバネとで「浮いた」状態のままであるようなのです。どこかにガツンと当たることがない
2015-10-09 15:36:30前進砲といえば、戦車砲界隈ではロストテクノロジーめいた超スゴイ低反動砲です。そんな方式と先のふわふわ銃身のお陰か、ロビンソン モデル5機銃はブローニング50口径の半分以下の重量と僅か15%のピーク反動という魔法を実現してしまったのです。発射速度は650発/分というから略同等
2015-10-09 16:10:04ただバネ周りとかに問題が無いでもなかったようで、ロビンソンの機銃は改良が続けられます。続いて作られたのはモデル14ということなんで、先の機関拳銃はその間の時期に作られたのかな
2015-10-09 16:13:56ロビンソン モデル14は複数バージョンがあったようですが、そのうち航空用は10ポンド軽量銃身とあわせて15.5kg。なんと12.7x99使用なのにMG131よりも軽い。発射速度は不明なんですが、「1000発/分を達成できなかったのでさらに改良に勤めた」とか。理想が高すぎる
2015-10-09 16:19:55ただ確かに驚くほど軽量ではあっても、重量15.5kgは当初要求たるヴィッカースKと同等には届きません。そのうえ既に1945年初頭、そろそろ50口径は航空機銃としては魅力が失せつつあった上に、さらに他に十指に余る改良型50口径が競り合っていた頃でもあり、結局採用はされなかったとか
2015-10-09 16:24:27米軍の場合、50口径口径機銃の改良計画のほとんどは発射速度の増大に重点を置いていて、軽量低反動という要求は低かったようにも思います。採用されたM3も発射速度1250発/分とかですし、さらに1500クラスを目指してた中で、1000に届かないロビンソンはあまり輝いては見えなかった筈
2015-10-09 16:27:55他方英軍はと言えば、大正義イスパノ20mmが全てを運び去った格好です。ロビンソンの軽量低反動50口径は物になるのがちょいと遅すぎたのかも知れません。もしイスパノ20mmがあんまり積まれてない頃に出来ていたなら、50口径12挺装備のハリケーンとかが見れたかも知れませんね
2015-10-09 16:31:59@STDelta13 数多の代替50口径がみんな結局広まらないのを見るに、仮に現代にコレが現れても結局ダメな予感がしますね……
2015-10-09 16:55:23@FHSWman アメリカ軍の例の『M2後継50口径』に採用されたら何とか...精度低いって蹴られるかな(´Д`)
2015-10-09 17:36:34ロビンソン モデル14は他に陸用とデモンストレーション用があったようですが、後者はとても興味深い。どうも同機銃の軽量低反動を示すために肩撃ちスタイルとして作られていたようで、12.7x99を手持ちで連射できた、というのです。どんなスタイルだったのか非常に気になります
2015-10-09 16:35:53モデル14以前にも彼はいくつか手持ち50口径「小銃」を作ってたようで。曰く9ポンド軽量銃身込みで18ポンド(8.2kg)、ピーク反動は303小銃と同等。魔法めいてますが、銃身は9cmくらい前後するので超乱暴に言えば18cmの駐退器を持つようなもの。じわっと長い反動になるのかしらね
2015-10-09 16:44:02これが30年代初頭までに作られてたのなら、対戦車銃・対機械化部隊銃(例の単発化ブローニングの類)として米軍他で大歓迎されたかも知れません。でもロビンソンの50口径が動き出したのは1942年。今更50口径対戦車銃など誰も欲しがらない
2015-10-09 16:47:55逆にあと何十年か遅かったら対物ナントカとして望まれたんじゃないかしらとも一瞬想像してしまいますが、オープンボルトにふわふわ銃身固定で前進砲ときた日にゃ、まず間違いなく精度は……。軽量低反動航空機銃として以外にはイマイチおいしくない機構だったのかも知れません
2015-10-09 16:51:20