剖検データにおける甲状腺がん

日本病理学会(http://pathology.or.jp/kankoubutu/autopsy-index.html)にUPされている剖検データより2001-2013年の甲状腺がんのデータをまとめました。
科学 剖検 甲状腺がん
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上海II @shanghai_ii
こちら(pathology.or.jp/kankoubutu/aut… …)の剖検データ(悪性腫瘍原発部位別データ)から、甲状腺癌のデータを2001-2013の13年分まとめた男女別年齢別のグラフ pic.twitter.com/Xnyg6ASTbF
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リンク pathology.or.jp 日本病理学会 刊行物 日本病理学会,病理,研修,専門医,コンサルテーション,医学,医療,病理学病院,病気,研修施設,研修医,認定病院
上海II @shanghai_ii
剖検データに見る甲状腺がん有病率(男女、2001-2013) pic.twitter.com/vpdrUhHAs5
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上海II @shanghai_ii
国立がんセンターの罹患率(1998-2007)に対する剖検データの倍率(男女) pic.twitter.com/UhO5HwQVWJ
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上海II @shanghai_ii
剖検データにおける甲状腺がんの男女比。 pic.twitter.com/yUeyWC8PV4
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上海II @shanghai_ii
剖検データはたぶんミリ単位の小さな癌も報告してるはずなんで、要注意。このうち検査で発見対象となるのはどれぐらいの割合なのか、分かりません。
上海II @shanghai_ii
また、30才以上の各年齢区分は剖検数が1000以上、甲状腺がん発見数が10以上あるのですが、30才未満の数は少ないのであまりあてにはなりません。

エクセルファイルには2001-2013の甲状腺と剖検数のデータが入ってます。

上海II @shanghai_ii
このグラフ作成に使用した剖検データのエクセルファイルをUPしておきました。 2013.cocolog-nifty.com/files/boken200…

95%信頼区間の髭をつけました。

上海II @shanghai_ii
エラーバーを付けるとこんな感じです。 pic.twitter.com/2UuGlylpbD
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コメント

大森真 @yard_1957 2015年10月10日
ああこれを待ってました
nao @parasite2006 2015年10月11日
20歳以上では死後剖検による甲状腺がんの有病率が国立がんセンターの罹患率(自覚症状が出てから検査を受け診断確定した人数がベース)の200倍前後を上下している(最低でも100倍を超える)のが印象的です。
上海II @shanghai_ii 2015年10月12日
まとめを更新しました。
上海II @shanghai_ii 2015年10月12日
エラーバーを付けたグラフをUPしました。200倍前後で支持線のようなものが確かに伺えますね。剖検の腫瘍サイズを調べないとアカンな…(ボソッ (どなたかに期待(^^;;)
shimainu @shimainu99 2015年10月13日
腫瘍サイズはデータベースになく一次データが必要っぽいので一般人には無理そうですが、甲状腺の潜在癌のデータはあるのでこれを使えませんかね(他人任せ)
上海II @shanghai_ii 2015年10月13日
この潜在癌というのは別に勘定されてるのでしょうか、それとも内訳として勘定されてるのでしょうか、別に勘定ならば1cm未満は潜在癌として勘定されてるので全部が1cm以上のがん、内訳ならば差分が1cm以上のがんとなりますね。(一応、この点を現在メールで問い合わせています。)
上海II @shanghai_ii 2015年10月13日
潜在癌と微小癌をごっちゃに書いてしまいました。1cm未満というのは微小癌ですね。潜在癌というのはサイズではなく臨床的にそれまで気づかれていなかったという意味なのかな…(うーん、違いがよくわからない、、、まあ返事があれば判明しますが)
🌸🍀眞葛原雪🍀🌸 @pririn_ 2015年10月13日
小児 #甲状腺癌 は初潮開始年齢15歳以下では見られないという点が病理学的には重要。これが #放射線 #被曝 でどう変化するか
まんりき @manriki 2015年10月13日
健康に暮らしていて他の死因で亡くなっても、開いてみたらちっちゃい癌を持ってた、なんて事も結構あるのか。
上海II @shanghai_ii 2015年10月13日
集計表での(4)原発部位には(13)微小癌・潜在癌・早期癌が含まれている、と日本病理学会から返答いただけました。
上海II @shanghai_ii 2015年10月13日
>pririn_さん その年齢区分は件数が少ないので、言い切るのは難しいっす。例えば、10-14才区分では1件発見されると有病率は500/10万程度に跳ね上がります。まとめ本文で書きましたが、統計的には30才未満はあまりあてにはなりません。
上海II @shanghai_ii 2015年10月15日
日本病理学会の集計表での微小癌と潜在癌については、特に定義はないようです。あえてぼくの用意した解釈(微小癌は腫瘍径1cm未満、潜在癌は腫瘍径での分類ではなく、臨床的所見の無かったものが剖検によって発見されたもの)で良いか尋ねたところ、この解釈で良いという返答を頂いた。
スカルライド @skull_ride 2015年10月15日
病理学会のデータはホームページにも記載されているように「疑い病名を含む」ので、この点は注意された方が良いです。疑い病名の中に甲状腺癌ではない病変がどれくらい存在するのか分かりませんので。
スカルライド @skull_ride 2015年10月15日
エコーで見えるようなbaselineの潜在癌がどれくらいあるかはJacob論文 link.springer.com/article/10.100… の表2も参考になるかと思います。年齢が下がると潜在癌の有病率も下がっていき11歳以下になると男性で0.0%、女性で0.0029%になっています。
スカルライド @skull_ride 2015年10月15日
「甲状腺癌は探せば多い」は成人では確かにそうですが、小児ではやはり稀のようです。逆に被曝による甲状腺癌の発癌リスクは年齢が下がると上がっていく傾向がありますし、BEIRⅦの表12D-1を見てもその傾向は明らかです→ http://t.co/eQNjQ0zhsi
スカルライド @skull_ride 2015年10月15日
上記を踏まえ、さらにUNSCEARも今回の事故による甲状腺の集団線量が112,000人・Svと評価している現状では、小児に被曝の影響が現れる可能性を考えてスクリーニングを継続していくことが重要なのではないでしょうか。
スカルライド @skull_ride 2015年10月15日
あ、すいません。リンクがちゃんとなってないですね。Jacob論文へのリンクはこちらです→ http://link.springer.com/article/10.1007%2Fs00411-013-0508-3
上海II @shanghai_ii 2015年10月15日
>スカルライドさん 論文の紹介ありがとうございます。3日後ぐらいにまた書き込み更新します。そのときにもろもろ返信しますね。
KDN @n_w2q 2019年4月21日
shanghai_ii shanghai_ii 既に解決済みでしたら済みませんが、下記の特集記事(2018年)にあるように、剖検で見つかるのは大方が3ミリ以下ということのようです。  ●非手術積極的経過観察の適応と注意点  https://www.jstage.jst.go.jp/article/jaesjsts/35/2/35_77/_html/-char/ja
KDN @n_w2q 2019年4月21日
shanghai_ii shanghai_ii また、少し前の情報になりますが、『甲状腺結節取り扱い診療ガイドライン(2013)』にも、「ラテント癌の多くは結節径5㎜以下である」との記述があります。  (関連まとめ)https://togetter.com/li/706680
上海II @shanghai_ii 2019年4月21日
「剖検でのラテント癌の頻度とほぼ一致」とは書いてありますが、「剖検で見つかるのは大方が3ミリ以下」とは書いてありませんね。推測のための資料としては有用ですが、その書き方は誤解を生みそう。
上海II @shanghai_ii 2019年4月21日
なお、ぼくが病理学会に問い合わせた結果は上に書いてあります。
KDN @n_w2q 2019年4月21日
shanghai_ii お示しした特集記事(n_w2q)の表1をご確認ください(ツイッターでも該当部分をお送りします)。3ミリ以上が見つかる比率は、高くてもホノルルの6.4%ですね。
KDN @n_w2q 2019年4月21日
福島の健診ではそうした剖検データ(n_w2q n_w2q)も踏まえ、まず5ミリ以下では無条件に癌の判断自体をせずに次回の健診に回し、5ミリ超~10ミリ以下では悪性を強く疑う場合に限って癌とするか否かの判断を行なうこととしており、そうした対応によって過剰診断の回避を図っています。
KDN @n_w2q 2019年4月22日
shanghai_ii shanghai_ii 五月雨で済ませんが、『甲状腺超音波診断ガイドブック改訂第2版』では剖検に関するところで、「ラテント癌の発見率は著しく高いが、それらのほとんどは10㎜以下の微小乳頭癌である」と書かれています。  (関連まとめ)https://togetter.com/li/751212
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