「CGMの現在と未来:​ 初音ミク、ニコニコ動画、ピ​アプロの切り拓いた世界」津田さん議事録

3月10日に東大にて開催されたイベント「CGMの現在と未来:​ 初音ミク、ニコニコ動画、ピ​アプロの切り拓いた世界」での津田さんのツイート(通称:議事録)まとめです。
VOCALOID tsuda CGM ニコ動 議事録 現在 ピアプロ 初音ミク 津田 未来 著作権
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津田大介 @tsuda
「CGMの現在と未来: 初音ミク、ニコニコ動画、ピアプロの切り拓いた世界」に来た。 (@ 東京大学本郷キャンパス w/ 8 others) http://4sq.com/72BNLP
津田大介 @tsuda
最初は剣持さんの講演。
津田大介 @tsuda
剣持「今日は歌声合成の将来がどうなるか、それがCGM文化にどう寄与するかという話をしたい。歌声合成の最初はベル研究所。最初は物理モデル。そのあと出てきたのはスペクトラムモデル。VOCALOIDはその中間的存在#cgmgenzaimirai
津田大介 @tsuda
剣持「歌声の合成というと話し声の合成と密接に結びつきながら発展してきた。話し声合成の成果が歌声合成にも生かされてきた」 #cgmgenzaimirai
津田大介 @tsuda
剣持「VOCALOIDは、2004年にVOCALOIDの最初のバージョンが出て今は13個くらいある。なぜ歌声合成が利用されるのか? 人の声と歌声合成は、メトロノームと電子メトロノームのような関係がある#cgmgenzaimirai
津田大介 @tsuda
剣持「昔はアナログのメトロノームが主流だった。電子メトロノームは最初は視認性が悪く、聞こえにくい、味がないと言われた。あくまで代用品としての存在だったが、最近は電子メトロノームならではの価値が出てきた」 #cgmgenzaimirai
津田大介 @tsuda
剣持「電子メトロノームが単なるメトロノームの代用ではなくなったように、歌声合成も人間の歌手の単なる代用以上のものでなければならない。実際に人の歌声よりもミクの声が好きで聴くという層も出てきている」 #cgmgenzaimirai
津田大介 @tsuda
剣持「歌声合成の未来。1つは声のバリエーションの拡大、もう1つは利用場面の拡大、もう1つはユーザー層の拡大・歌声合成の普遍化#cgmgenzaimirai
津田大介 @tsuda
剣持「歌声のバリエーションは、歌声のスタイルや得意ジャンル、言語のバリエーションを増やしたい。スペイン語のVOCALOIDも開発している。もう1つは歌声以外への拡張。歌声と話し声は完全に分かれているわけではなくグラデーションがある」 #cgmgenzaimirai
津田大介 @tsuda
剣持「歌声と話し声の中間的なところがまだ手つかずじゃないか。そこのところを狙っていきたい。そこでVOCALOID-Flexという韻律を直接操作可能な合成エンジンを先日発表した#cgmgenzaimirai
津田大介 @tsuda
剣持「利用場面の拡大。今は主に音楽制作とニコ動に投稿という使われ方が多いが、ライブやコンサートなどでも使われたい。もう1つは家電やロボットへの組み込み。CEATECで発表もした」 #cgmgenzaimirai
津田大介 @tsuda
剣持「5年前は作る人と聴く人がくっきり分かれていたが、今は変わってきた。私も作ってみようという人が増えている。それを進めるとみんなで作ろうという考え方になる。コラボレーションするツールも増えていくんじゃないか」 #cgmgenzaimirai
津田大介 @tsuda
剣持「15年後には歌手がデビューする際、とりあえずVOCALOID用の録音しようか、みたいな話が出たり、『あの歌手は最近では珍しく生だって』みたいな会話がされるようになるんじゃないか。そういう未来を夢見てる#cgmgenzaimirai
津田大介 @tsuda
次はクリプトン社長の伊藤さんの講演。 #cgmgenzaimirai
津田大介 @tsuda
伊藤「初音ミクを一昨年発売。おかげさまで厚い支持を受け、CGMの潮流を作り出せた。今日はインターフェースと著作権法の話をしたい」 #cgmgenzaimirai
津田大介 @tsuda
伊藤「僕らはこのソフトを世の中に出すに当たって、DTMユーザー向けのニッチな商品で、普通の人が買うものではないと思っていた#cgmgenzaimirai
津田大介 @tsuda
伊藤「今日のテーマの1つ、インタフェース。インタフェースとは2つのものの間に立って情報のやりとりを仲介するもの。言語やコンセンサス、常識やルールも広い意味でのインタフェースと言える」 #cgmgenzaimirai
津田大介 @tsuda
伊藤「もう1つのテーマ、著作権。著作権とは著作物を創作したことにより著作者に自動的に帰属する権利のこと。著作権法の考え方は他人が作った作品を無断で利用してはいけない。著作権法ができる前まではすべての著作物は原則OKで使うことができた」 #cgmgenzaimirai
津田大介 @tsuda
伊藤「そこから著作権法ができて、いったんすべての利用を無断利用できないように変更し、保護した。その後、その上で権利者の許諾を得ずとも利用できる部分を制定し、私的複製や引用を認めた」 #cgmgenzaimirai
津田大介 @tsuda
伊藤「インタフェースというのは、誰でも使えなければならないもの。これは要するに原則OKというもの。しかし、著作権法のデフォルトは原則NG。これらは相反する。著作権を原則OKにするには許諾を拡張する必要がある。これを我々はライセンス(契約)と呼ぶ#cgmgenzaimirai
津田大介 @tsuda
伊藤「ライセンスシステムはいろいろある。FSFやGPL、クリエイティブコモンズ、オープンソース、BSDライセンス、ニコニコモンズ、文化庁自由利用マークなど」 #cgmgenzaimirai
津田大介 @tsuda
伊藤「初音ミクは売れたことで、イラストを描く人や3Dモデルを作る人、コスプレをする人など、二次創作の共通テーマになってきた。そこで創作の共通テーマとしてインタフェースがある。しかしそれらの創作物は自動的に著作権法に拘束される」 #cgmgenzaimirai
津田大介 @tsuda
伊藤「それをまずクリアするために、2007年12月にキャラクター利用のガイドラインを制定した。しかしそれだけでは十分ではないのでピアプロというサービスを開始した」 #cgmgenzaimirai
津田大介 @tsuda
伊藤「ガイドラインは二次創作が合法的に表に出られるためのライセンス。二次創作はファンアートであって、製品拡販やビジネスの拡大につながるという認識。ガイドラインに沿う限り、権利侵害であるということで著作権を使うことはない」 #cgmgenzaimirai
津田大介 @tsuda
伊藤「ピアプロはCGM型投稿サイト。音楽、イラスト、テキスト、3Dモデルが投稿できる。初音ミクほかクリプトンのキャラクターの二次創作作品の投稿が可能。投稿された二次創作作品は、ほかの会員が自由に利用可能。利用後作者に“ありがとう”が伝えられる#cgmgenzaimirai
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コメント

白石秀幸🌧️塁土より起こり @tyuudoku777 2010年3月10日
以上、「ブルーバックだけに顔が真っ青ってね!」の人がまとめました。 ってこの情報イラネー!w 非常に有意義な意見交換でしたね。
白石秀幸🌧️塁土より起こり @tyuudoku777 2010年3月10日
一応自分が関心を持った所を緑、自分に限らず重要な所を赤としました。デコレーションしすぎかもしれないけど、それくらい大事な部分があったってことでもあるので、ご了承ください。
白石秀幸🌧️塁土より起こり @tyuudoku777 2010年3月10日
【訂正】が1箇所あったので、該当箇所の直後に1つ追加しました。
かぼちゃ @kabo_chan 2010年3月10日
Bio_100%! なつかしい! RT @tsuda: 戀塚「今日は運営側から見たニコニコ動画の現在と未来について話します。まず自己紹介させてください。元々はBio_100%というチームでゲームを作っていた。ドワンゴで働いているが、在宅勤務でネット越しに仕事をしている。昔からネットが大好き」 #cgmgenzaimirai
corman @cormanpro 2010年3月11日
RT @tsuda: 濱野「ニコニコ動画や初音ミクのような日本独自のCGMが盛り上がったのは、ニコニコ動画の疑似同期性と流転するタグシステムが大きい」 #cgmgenzaimirai
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