- Keiryo_tan
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精度(precision)は、観測値・測定結果のばらつきの小ささ。偶然誤差の分布にだけ依存して、真の値には関係しないよ。
2015-10-17 21:11:43精確さ(accuracy)は、観測値・測定結果と、真の値または参照値との総合的な一致の度合い。これはtruenessとprecisionの両方に関係した概念なんだ。
2015-10-17 21:16:21値の細かさに関係するのがresolutionで、散らばり方に関係するのがprecision。 測定器の分解能が高くても…。 pic.twitter.com/8FWuZ9ACeA
2015-10-17 21:21:57そうそう、「うっかり口にしてはいけない」のはなぜかというと、訳語がすごく混乱してる…。JISの規格をチェックしただけでもこんな感じ。 pic.twitter.com/HhCETUKi37
2015-10-17 21:25:04表に入れなかったけど、TS Z 0033ではaccuracyに「正確さ」をあてていて、うーん…。 (TS Z 0033:2012 測定における不確かさの表現のガイド)
2015-10-17 21:26:56まとめ。 1) 真度(trueness)は、真の値からのかたよりの小ささ 2) 精度(precision)は、観測値・測定結果のばらつきの小ささ 3) 精確さ(accuracy)は、truenessとprecisionを総合した概念
2015-10-17 21:28:01まとめの続き〜。 4) precisionと対になるのは、accuracyではなくtrueness 5) 精度(precision)と分解能(resolution)は違う 6) 訳語はちょっと危うい
2015-10-17 21:33:13発端のご指摘
例えばある装置で水の融点(真値: 0.00℃)を5回測定して 5.00℃、5.01℃、5.00℃、4.99℃、5.00℃ だったら「精度は良いね。確度はダメダメだけど。」となる。
2015-10-13 01:20:13今回の連続ツイートは、Chemis(@Chemis_twit)様からご指摘をいただいたのを機に企画しました。この場でお礼申し上げます!
連続ツイートでは挙げていませんが、truenessの訳語には「確度」や「正確度」もあるみたいです。