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七井史門(ステップジュンが面白い)
@7ishimon
そんでもって鋼鉄天使くるみから代わりまして機巧少女は傷つかないの視聴感想についても今回から書いていきます。
2015-10-18 18:35:14
七井史門(ステップジュンが面白い)
@7ishimon
正直この作品もくるみと同じく、ロボットアニメの流れをチャート化する際に、「あれ……これ、ロボットアニメとしてカテゴライズしていいの?」とふと知らない事も含めて疑問に感じた作品だったので見ることにした。
2015-10-18 18:36:06
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@7ishimon
好き嫌い別にラノベ原作の1クールもののアニメはあんまり見るきっかけがないので珍しいジャンルの作品を見ているなぁと自分でもちょっと感じる。とりあえず4話ぐらいで1区切り付く仕組みなので大体3回に分けて書こうと思う。
2015-10-18 18:36:45
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@7ishimon
一応原作は知らないアニメを見て大雑把に纏めると、この作品では傀儡師と呼ばれるマスターが操る自動人形が所謂魔力と機械によって生み出されたパートナー(姿は十人十色)という事で、そのマスターとパートナーがタッグを組んで魔王の座を目指してバトルするという内容らしい。
2015-10-18 18:38:35
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@7ishimon
ふと、この概念で思い浮かんだのが「ビート・エックス」。この作品はファンタジーラノベ風にビート・エックスをやってみたら……?というものをアニメ版を見て感じている。
2015-10-18 18:39:35
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@7ishimon
ここら辺については、ビート・エックスがロボットアニメはロボットは傷ついても操縦者は傷つかないという点に対してのアンチテーゼとして、車田先生がロボット(B'T)のエックスと主人公の鉄兵が共にタッグを組んで傷つきながら戦うというものだが……
2015-10-18 18:42:29
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@7ishimon
この機巧少女は傷つかないも、傀儡師の雷真と自動人形の夜々がマスターがパートナーに命令を下すというものではなく、ともに力を合わせて戦う構図になっている。
2015-10-18 18:43:53
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@7ishimon
それも、雷真がまだ傀儡師としての能力は完璧ではなくその弱点を補うものとしてたしなんでいた武術を実戦で使う事で、自動人形を操ることはイマイチな傀儡師ではなく、本人が戦う事も出来る傀儡師としてアドバンテージに変え、術使いの夜々とのバディバトルものとしても見どころがあるとも。
2015-10-18 18:45:27
七井史門(ステップジュンが面白い)
@7ishimon
また、正直なかなか味わい深い作品として期待を寄せている訳だが雷真のキャラクター像は特に注目したい。本来の熱さや情けを抑えつつ、ストイックに復讐の目的を成し遂げんとし、その為に最も合理的な方法を取るマキャベリストっぷりと、その際の自分へのリスクも受け入れる潔さと……
2015-10-18 18:47:15
七井史門(ステップジュンが面白い)
@7ishimon
正直”手段を選ばず復讐の道を歩む策略家”の面と”自他とも厳しく王道を歩む武人”という2面性が共存しており、彼のピカレスクのち熱血な主人公としての生き方はググっとくる。この作品の強烈な牽引力として君臨している。
2015-10-18 18:49:40
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@7ishimon
とりあえず第1話でヴァルプルギス王立機巧学院へ雷真が転入してから物語は始まるが、彼の成績は下から2番目のセカンドラストというドンジリっぷり。そして学園内でのランクを100位以内に上げて夜会というトーナメントらしきバトルへの参加資格を得て、優勝して魔王を目指す訳で……
2015-10-18 18:51:52
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@7ishimon
ちなみに魔王になるととりあえず術師として軍人としてなど様々な特権が与えられるらしい。その魔王を目指す雷真の目的としては、2年前に皆殺しにされた親族の敵を討つためとここら辺は王道ともいえなくもない目的。
2015-10-18 18:53:03
七井史門(ステップジュンが面白い)
@7ishimon
そんな王道的な目的を背負いながら、セカンドラストな彼が夜会への出場を目指す為には、”桃太郎よろしく鬼退治に出かけりゃ良い”との事、早い話コツコツランクを上げるくらいなら100位以内の相手を倒せばいいだけじゃんと!凄い合理的な発想へ。
2015-10-18 18:54:19
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@7ishimon
ただここまで来ると復讐に燃える合理主義者という面が強いのだが、雷真のキャラクターとしての見どころは、合理的な方法に出ても軽い気持ちでルールを破ることはせず、ルールを破る時はそれ相応のリスクを背負わせるというもの。
2015-10-18 18:55:45
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@7ishimon
ここら辺の彼の生き方は第1、2話でも現れている。第1話で早々タイラント・レックスという異名を持つヒロインシャルロットへ勝負を申し出る時も同等と挑戦を宣言するはまだしも、彼女を10人がかりで闇討ちする相手にはしっかり憤りを見せるという pic.twitter.com/wKFbk5bO4t
2015-10-18 18:57:02
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@7ishimon
そんでもって10人がかりの相手でも堂々と立ち向かう姿勢もそうだが、パートナーとして扱われる自動人形は決して物ではなく同じ生き物だという信念を持っているらしく、勝負に勝つことはしても自動人形を殺すことはしないというスタンス。
2015-10-18 18:58:28
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@7ishimon
その一方で、単なる不殺主義者というより、”仮に自動人形を殺す時はその傀儡師も殺す”という持論を持ち合わせており、殺すと殺さないの使い分けが極端。相手を生かすか殺すかの信念が武人としての生き方が出ているような。
2015-10-18 18:59:49
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@7ishimon
また、自動人形も同じ生き物と見なす細かい描写として、第2話でカニバルキャンディという通り魔事件に巻き込まれて殺された自動人形に対してさりげなく黙とうをささげるシーンがある所 pic.twitter.com/AXTi5wst2l
2015-10-18 19:01:25
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@7ishimon
この他にも第1話で闇討ちをうけて負傷したシグムントの空気を呼んで、戦う気がなくなったと芝居をして臆病者とシャルロットに罵られても気にしていなかったり、第4話でカニバルキャンディだった自動人形エルザへ一度生き物の自由を掲げて説得したりという所も小気味良い
2015-10-18 19:02:56
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@7ishimon
また、シャルロットへ挑戦を叩きつけた事に関しても、100位以内の相手をいきなり倒すという方法はタブーだと知っているから、そのタブーを犯すには自分が勝てるかどうかわからない相手に挑んでリスクを背負わなければいけないという信念も見逃せない。
2015-10-18 19:03:57
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@7ishimon
ここら辺で正直、雷真というキャラクターに対して様々な印象を感じさせる。平然と冷徹で合理的な方法に出るとしても本人は内心それ相応のリスクを背負わなければ禁忌を犯してはならないという信念を感じさせるものが。
2015-10-18 19:05:08
七井史門(ステップジュンが面白い)
@7ishimon
ちなみに、相方となる自動人形の夜々について。ベッドの中でも自分は人形です!と堂々言い放ち、一緒のベッドで寝ようとしたり混浴しようとしたり凄い雷真ラブの人、というかエロイ。彼は凄い素っ気ないのだが…… pic.twitter.com/36UC1ZzeJj
2015-10-18 19:06:51
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@7ishimon
ただ、彼女を一人にさせてさみしい思いをさせた際には彼も素直に謝ったり、シャルロットとのデートでもちゃんと彼女へプレゼントを買ったりとはしてる。ただ2話の回想を見る限り雷真の妹らしき人物が夜々とそっくりさんだったような……。 pic.twitter.com/n2Z6n7RVMo
2015-10-18 19:08:22
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@7ishimon
なので、夜々に対して雷真はあくまで妹として見なしているような気がしなくもない。一応第3話で夜々の姉かつ雷真とはあまり接点がないいろはが登場しているのだが。
2015-10-18 19:09:19
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@7ishimon
ちなみに、彼女のライバル役になると思えるもう一人のヒロインシャルロットさんは、金髪かつ高飛車なお嬢様と何処となくセシリアさんっぽい(名前はシャルロットなのに)彼女の武勇伝としてバスルームに入ったルームメイトを窓から突き落とそうとした、蛙を見たくないから実習室を破壊した等……(汗)
2015-10-18 19:10:32