『バケモノの子』で描かれている父子像から得られるのは、感動かモヤモヤか笑いか。

それぞれのブログにも感想を書いております。 子育て西遊記 in ケモ街diary <映画『バケモノの子』と中島敦『わが西遊記』> http://highlandview.blog17.fc2.com/blog-entry-237.html 東京都渋谷区「刀乱舞る -とらぶる- ダークネス」事件<映画『バケモノの子』の「父子」と「普通」について> http://highlandview.blog17.fc2.com/blog-entry-238.html 続きを読む
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坂井哲也 @sakaitetsu

バケモノセガレ見た。間違いなく良い作品だけれど、細田監督の映画ってホントに不思議な(あまり良い意味ではない)余韻残すなー。

2015-10-07 21:00:25
HIGHLAND VIEW @highland_view

@sakaitetsu ついに見てしまいましたか。いかがでした?

2015-10-07 21:26:56
坂井哲也 @sakaitetsu

@highland_view 今までの細田作品の中では一番良かったです。何か釈然としないところはあるのですが、それをうまく言語化できないくらいには良かったです。

2015-10-07 21:33:39
坂井哲也 @sakaitetsu

@highland_view シャワー浴びている間に分かりました。根本的に、あの親子関係(一昔前の)ステロタイプすぎません?

2015-10-07 22:21:49
HIGHLAND VIEW @highland_view

@sakaitetsu 親子関係って、役所広司との方ですよね。ステロタイプはわざとだとは思うんですが、だとすると、その親子関係の決着がしっくり来ないのです。渋谷と重ねた渋天街の意味もあまり無くて、正直私には「九州の剣道おじさんにもらわれた子供」でも成立できる内容に思えます。

2015-10-07 23:00:55
坂井哲也 @sakaitetsu

@highland_view あー、似たようなことだと思うのですが、確かにバケモノ世界への愛着薄いのは感じました。ぼくは、結末自体には不満ない…というか、「ホントに心の中に!こうまで分かりやすくするか」とは思いました。

2015-10-07 23:24:56
HIGHLAND VIEW @highland_view

@sakaitetsu 「心の中に生きている」まんまですからね。ひと昔前のステロタイプだったら、子供が親と戦って越えるところをつくりそうな気がするんですが、最後まで保護されて終わり、子供と一体になるじゃないですか。考えるとするなら、そこなのかなと個人的には思ってまして。

2015-10-07 23:30:31
坂井哲也 @sakaitetsu

@highland_view あ、そこか。そこは、監督の親としての感情が出ていると感じました。子持ちのせいか、あそこはすんなり入ってきました。親にはすごい都合いい展開なんですよ(笑)。自分を超えるくらい成長した、でもまだ必要とされる、そして心の中で生きる。理想詰め込み(笑)。

2015-10-07 23:44:03
HIGHLAND VIEW @highland_view

@sakaitetsu うん。親側の都合が良すぎますね。実父の元に去られてしまうけど、子供の心の中にはいたいなんて。私は人の親になれてないので、そこは飲み込めないところなんですよ(笑)ステロタイプを通すなら、熊徹と殴り合いして打ち負かして大検受験に行くはずです。その方がまだいい。

2015-10-07 23:48:23
坂井哲也 @sakaitetsu

@highland_view 解釈は同じ、そこを是とするか非とするかですね(笑)。ほら、殴り合うと負けるのはいいけれど、親としての役割もなくなる結末になりますよね。それをできない細田監督って、素直だなって(笑)。多分実際のお子さんが可愛くて離れたくないんでしょう。

2015-10-08 00:03:22
HIGHLAND VIEW @highland_view

@sakaitetsu NHKの番組で見る限り、お子さんはかわいい盛りという感じでしたね。だから気持ちは分かるんですが、映画の理屈としては飲めないです(笑)。親と子の役割が、保護と被保護だけなら終わりでしょうが、子の成長によって関係が変化するだけで一生続くのが親子関係でしょう。

2015-10-08 00:11:01
HIGHLAND VIEW @highland_view

@sakaitetsu 個人的には蓮が、母なし、2人の父(1人はバケモノ)という自分の境遇を普通のものとして生きていくようなのが見たかったな、と思いました。その方が現代的だと思うんですけどね。熊轍がバケモノのリーダーに決まった瞬間に、それを息子の為に全部捨てるのも好きじゃないし。

2015-10-08 00:15:31
坂井哲也 @sakaitetsu

@highland_view ふふふ。「そんな地位を捨てても息子のために!」ってことですよね。愛情をストレートに表現したんですよ(爆笑)。しかも自分が消えることで、実父の元に戻すでしょ? オトーサン、最高に格好つけてるんですよね。

2015-10-08 00:26:25
坂井哲也 @sakaitetsu

バケモノセガレ、最初はおおかみこどもより親・子両方の視点が描かれていて、物語の深度が増していると思っていたけれど、highland_viewさんと 話しているうちに勘違いな気がしてきた(笑)。

2015-10-08 00:31:50
HIGHLAND VIEW @highland_view

@sakaitetsu ええ、そうですね。で、父ではない私には、そういう父性の自己陶酔を見せられて、うわあ、となるわけです(笑)。これ、世のお父さんの多くは共感できるんでしょうか。大多数は、熊轍ではなく、実父の方に近いと思うのですが、熊轍的なアプローチを望むのでしょうか。

2015-10-08 00:45:32
坂井哲也 @sakaitetsu

@highland_view そこは分かんないですね。最初に戻りますが、ぼくも熊轍の父親としてのありようは古いと思っているので。ただ、監督の気持ちは分かる、と(笑)。そろそろ寝ます。おやすみなさい。

2015-10-08 01:02:28
HIGHLAND VIEW @highland_view

@sakaitetsu 細田映画は見た人によって観測のされ方が異なるので、坂井さんの立場や要素(例えば父として、とか)で観測した映画の姿もまた真なり、とは思いますが、毎回色んな人がもやもやしてるのも確かなんですよね。私は、おおかみこどもより、バケモノの方がもやもや度高いです。

2015-10-08 11:50:44
坂井哲也 @sakaitetsu

ブログ更新しましたー。 好感持てる作品だけれど、古臭いオヤジ像にどこまでついていけるか。『バケモノの子』感想・レビュー  tominotoka.blog.so-net.ne.jp/2015-10-18

2015-10-18 20:57:44
HIGHLAND VIEW @highland_view

【ブログ更新】子育て西遊記 in ケモ街diary <映画『バケモノの子』と中島敦『わが西遊記』> highlandview.blog17.fc2.com/blog-entry-237… 今更ですが。西遊記視点での感想です。この映画については近日もうひとつ記事をアップする予定。

2015-10-18 21:40:57
HIGHLAND VIEW @highland_view

@sakaitetsu 『バケモノの子』記事はアップされてすぐ読んだんですが、感想を言う機会がなかったので。例の監視カメラについて。これは坂井さんの解釈がスマートだと思います。対比が渋天街側に必要ですが、それは熊徹たちバケモノの親連中や津川雅彦ということになるんでしょうか。

2015-10-22 09:59:18
坂井哲也 @sakaitetsu

@highland_view 感想ありがとうございます。ぼくはhighland_viewさんの記事を読むまで、ミサンガ(?)がきんこじ(クイズに出るから覚えた)だと気づきませんでした…監視カメラについては、渋天街の方では孤独ではないので、その描写が必要ではないのだろうと思います。

2015-10-22 18:54:12
HIGHLAND VIEW @highland_view

@sakaitetsu そうですね。渋天街には大人たちのいろんな目線が九太に向いてますからね。もうひとつ。こっちが本命といってもいいですが、九太の実父のこと。「どうしてあの夫婦が離婚したのか、想像できません?」とありましたが、正直、諸所の条件からなぜなのかが私にはよく分かりません

2015-10-22 18:58:49
坂井哲也 @sakaitetsu

@highland_view 「家の格式の違い」and「高い格式の娘をめとるほど能力のある(社会的地位とか収入とか)男ではなかった」ってことだと思いました。でもだからこそ、それで離婚した父と母両方に子どもが好意を持っているのは、ちょっと設定として弱いと感じます。

2015-10-22 19:04:14
HIGHLAND VIEW @highland_view

@sakaitetsu あ、そういう事か。なるほど。確かに実父のライフスタイルを見ると…。離婚は要するに親族の介入があったのでしょうが、それでも母が親族に頼らず、他に再婚もせず、母子家庭で蓮を育てた、というところで、父母間の愛情のバランスをとっているのかも知れません。

2015-10-22 19:07:16
坂井哲也 @sakaitetsu

@highland_view あー、そうか。そうですね。ぼく自身が冴えないので、「見捨てたんだな、男を」と嫌悪が先に(笑)

2015-10-22 19:14:11