「故・浦山桐郎監督の思い出」~原一男監督のtweetより

「女優を育てる」名監督 浦山桐郎についての原一男さんのツイートをまとめました。
映画
3287view 0コメント
2
シネ・ヌーヴォ @_cinenouveau_
明日10/17より開催【映画監督・浦山桐郎の全貌】、ヌーヴォロビーは浦山一色となりました。生前の使用品、当時の映画評など盛りだくさんです。ご来場お待ちしています! pic.twitter.com/dzt39oc4f7
 拡大
原一男 @kazu19451
【故・浦山桐郎監督の思い出】 ①浦山監督に「極私的エロス・恋歌1974」を見てもらった。 「原よ。いい映画だと思う。気に入った。主人公の武田美由紀も魅力的だ。ドキュメンタリーは実在の人間を描く。だが劇映画は、武田美由紀のような魅力的な女性を監督が自由に創りだせる」と。
原一男 @kazu19451
②俺は、魅力的な女性像を創り出す仕事というのは、とても男性的な仕事だと思うよ。」とも。 浦山監督は、女優を育てる名監督として知られている。吉永小百合、和泉雅子、大竹しのぶ、小林トシ江、藤真利子etc. 「女優を育てる」というフレーズは、たしかに美しい響きをもつ。が、内実は…。
原一男 @kazu19451
③その内実は…凄まじい葛藤が渦巻いているのだ。 吉永小百合の場合。「キューポラのある街」のクランクイン初日。吉永が生理だということを知っていて、スタッフの反対を押し切って浦山さんは、あえて吉永の走りのシーンを撮った。吉永は、愚痴を一言も言わずに全力で走り、見事に演じきった。
原一男 @kazu19451
④浦山さんは、お嬢さん育ちの吉永が貧乏人の娘を演じられるか?を試したわけだ。 和泉雅子の場合。彼女もやはりお嬢様育ち。「非行少女」もまた貧乏人の娘が主人公。貧乏人であることのコンプレックスを演じるために和泉雅子のプライドを、めためたに傷つけるように和泉の演技にダメを出し続けた。
原一男 @kazu19451
⑤そんな浦山さんに和泉は切れた。「浦公殺して、俺も死ぬ」と日記に書いた。そんなプロセスがあって貧乏人がもつ屈折感を和泉雅子は演じることができた。 小林トシ江の場合は、さらに壮絶だ。「私が棄てた女」の主人公・森田ミツもまた薄幸の女。そんな女の“みじめ感”をだすためにとった方法は?
原一男 @kazu19451
⑥浦山さんは小林トシ江を自宅に“女中”として住み込ませた。本人が“惨めな気持ちになるようにこき使い気持ちを”追い込んだ。 さらに現場でもスタッフが呆れるくらいに執拗にテストを重ねた。精神的に追いつめられた小林は「ああ、私は役者としてはダメなんだあ」と失意、自殺未遂を図った。
原一男 @kazu19451
⑦女優を育てるための裏話は、もっと凄惨なエピソードがある。私は取材して知っているのだが、とてもここでは書けない。それは、まさに悲喜劇。関西テレビ制作・原一男演出「映画監督浦山桐郎の肖像」には、その辺りがかなり具体的に描かれているんですけどね。自由に上映できないのがツライ!
原一男 @kazu19451
⑧今年は浦山桐郎監督の没後30周年。ということで記念企画として、大阪「シネ・ヌーヴォ」で浦山監督全9作品、今、上映されている。関西の人たちには是非見て欲しい、と願っている。 他の地でも、深く映画を愛し、気骨のある映画館で、浦山監督特集上映をしてくれるところはないものか…。
ヨーコ&ノリコのおしゃべりミニシアター @yoko_noriko
今日、シネ・ヌーヴォさんの浦山桐郎特集、若いお客様が多くて嬉しくなる!しかも平日のお昼なのに!若い人にいっぱい見てほしいです! ヨ
Hajime Imai〈今井 一〉 @WarszawaExpress
吉永小百合、大竹しのぶらを育てたことでも知られる映画監督[浦山桐郎の全貌] いよいよ本日初日。 浦さんの弟子、原一男監督や私、そしてシネ・ヌ-ヴォの景山理さんたちで、没後30年に合わせ、この特集を企画しました。 ぜひ御覧ください。 pic.twitter.com/hXkt71SX6d
 拡大
Hajime Imai〈今井 一〉 @WarszawaExpress
15年ぶりに『映画監督 浦山桐郎の肖像』を観た。今村昌平、鈴木清順、小栗康平、大竹しのぶ、和泉雅子、河原崎長一郎、南田洋子、早坂暁…、縁の方々が登場し、エピソードをまじえて浦山桐郎を語る。今回の特集がこの作品を観る最後のチャンスです pic.twitter.com/gkQOq04RB4
 拡大
ログインして広告を非表示にする
ログインして広告を非表示にする