《「避難の権利」を求める全国避難者の会 発足を呼びかけるにあたっての、個人的見解》
- karitoshi2011
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0 「避難の権利」を求める全国避難者の会 発足を呼びかけるにあたっての、宍戸俊則の個人的見解 以下、連続ツイートします。
2015-10-20 16:58:56「避難の権利」を求める全国避難者の会(準備会)ブログ
http://blog.livedoor.jp/hinannokenri/
1 「いまさら『避難の権利』を、福島県の外で呼び掛けるってなんだ?」 そういう疑問、ごもっともですが。 この際だから、声を大にして言います。
2015-10-20 16:59:282 福島県内でそれを訴えたら、 福島県内の地元メディアは取材にさえ来ないじゃないですか? そこに、系列テレビの他局が取材に行ったら、 縄張り荒らしで問題になりませんか?
2015-10-20 16:59:523 福島県外の科学者や有名人が汚染の実態を調べに行っても、 福島県内メディアは、連絡しても取材に来ないじゃないですか?
2015-10-20 17:00:144 避難指示区域から県外に避難した人が一時帰宅で自宅に戻っても、 福島県内メディアは取材協力をしてくれることさえ稀で、 県内報道用の取材など、しないじゃないですか?
2015-10-20 17:00:375 福島県庁か日本政府がセッティングした行動じゃないと、 福島県内では取材も報道もしないんですよ。
2015-10-20 17:01:066(改) ウクライナからチェルノブイリ原発事故の健康被害を治療している医療関係者が福島県に入っても、避難指示区域内に行っても、地元新聞・テレビ局は取材にさえ来ませんでしたよね。(朝日新聞社の取材だけ)
2015-10-21 07:29:247 その方は、その1年前に福島県庁の招きで福島市内で講演した時には、地元メディアの取材を受けてましたよ。
2015-10-20 17:02:048 その代わり、一般県民とは話す機会を作ってもらえなかったので、自分たちで改めて福島県に入ったのです。そしたら、今度は地元メディアの取材なし。
2015-10-20 17:02:329 繰り返します。 福島県庁か日本政府がセッティングした行動じゃないと、 福島県内では取材も報道もしないんですよ。 これが、311後の福島県の「報道」です。 そして、日本国内の「ニュース」報道も、ほぼ同じです。
2015-10-20 17:03:1610 「原発事故避難者」は、福島県から避難しているだけではありません。 これまで辛うじて、一部だけ支援を受けることができた近県からの避難者もいますが、東京や神奈川、埼玉からの避難者は、その存在さえニュースになる機会がほとんどありませんでした。
2015-10-20 17:03:4911 存在が知られないということは、支援対象にもならないということです。 日本社会は、福島県外からの原発事故避難者を、その存在まるごと、黙殺しています。本来、国家や地方公共団体が行ってもおかしくない保養活動を、善意の人々の美談扱いで報じます。
2015-10-20 17:04:1612 私は、全ての原発事故による避難を、今も続けている人とも、既に帰還した人とも、つながりたいのです。今後、可能ならば、これから避難したい人たちともつながりたいのです。
2015-10-20 17:04:4313 だから、福島県内ではなく、県外で呼び掛けます。 記者クラブ関係でなくとも取材できるジャーナリストがいそうな東京で、設立イベントを行います。(東京も安全地帯だとは思いませんが) 最初の時点では、数十人レベルになるかもしれません。
2015-10-20 17:05:1114 テレビキー局は黙殺するかもしれません。 この会は、これから切り捨てられる避難指示区域の人々の参加も受け入れる予定ですが、福島県内メディアはベタ記事扱いかもしれません。 それでも、避難者の会に私は参加します。そこに、何かの意味を求めて。
2015-10-20 17:07:3515 さらに、付け加えることがあります。 この会の名前は「避難者の会」ですが、これまで熟議を重ねてきた準備会メンバー内の議論で、何度も話題になってきたのは、今この時も被曝しながら作業を続けている、事故原発の収束作業に携わる人と、除染作業に従事する人の事でした。
2015-10-20 17:10:4216 「被曝防護」に関する研修を受けていても、被曝線量管理を受けていても、収束作業や除染作業では、追加被曝ゼロというわけにはいきません。作業従事者の中には、私たちの隣人や知人、家族や親せきもいます。彼らの待遇改善や健康管理や、万が一の時の医療体制整備も、私たちは考えたいのです。
2015-10-20 17:14:4917 可能ならば、正面から収束作業員や除染作業員と連帯したいのですが、多重下請け構造の雇用体制の中では、正面からの連帯を結ぶのは、困難です。 だから、こちらから、一方的になりますが、伝えます。皆さんの作業が、生活が、少しでも安全で豊かなものに近づくように、私は考えます。
2015-10-20 17:21:4118 東電の原発事故によって、私たちは広域に汚染された環境に置かれ続けています。事故は「冷温停止」さえも達成できていないし、全ての処理が終えることが可能かどうかさえ不明です。原子力緊急事態は継続中です。 だからこそ、今、改めて「避難の権利」を求めていきます。 (以上 終了)
2015-10-20 17:25:47