論文読者に対する津田敏秀氏の反論への皆さんの反応

まとめ「津田敏秀氏が福島県の甲状腺検査データを解析、「甲状腺がんが多発、原因は被ばく」と主張する論文を発表」http://togetter.com/li/883792 の続編です。 論文はこちらで無料で読めます(2014年12月31日現在のデータを解析)。 http://journals.lww.com/epidem/Abstract/publishahead/Thyroid_Cancer_Detection_by_Ultrasound_Among.99115.aspx 論文と同時掲載予定のコメンタリーはこちら。(一旦消え失せたものの2016年2月29日付けでリンクが復活) 続きを読む
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Haruhiko Okumura @h_okumura

はい,私も今そのあたりを読んでいました。確かに書いてありますね twitter.com/MinatoNakazawa…

2015-10-20 09:51:26
中澤 港%人類生態学者@神戸大学 @MinatoNakazawa

@h_okumura Modern3ではpp.158-159で,曝露群186人年の観察で発症9人,非曝露群128人年の観察で発症2人の小標本データで関連無しの帰無仮説を両側検定するとp値は0.14だが,p値関数(Fig.10-3)からみれば関連ありそう(大意)と書いています。

2015-10-20 09:47:00
中澤 港%人類生態学者@神戸大学 @MinatoNakazawa

@h_okumura これは基本的には小標本で統計的検出力が足りないときの誤判定を戒める文脈と思います。IntroductionのOR=3.2,p=0.08の例も標本サイズ10倍ならp=3.05x10^(-8)になります。p値関数を書くかCIsをちゃんと見ることを推奨する主旨です

2015-10-20 09:58:45

(↑CI=confidence interval, 信頼区間。普通は「95%信頼区間」という形で使います。これは「測定値の95%が収まる範囲」の意味で、測定値のばらつきの大きさの目安になります。「p値関数」は「信頼区間関数」とも呼ばれているようで、ツイート全体としては「データのばらつきの範囲をよく見て判断しなさい」ということになるのでしょうか。詳しい方ご教示いただければ幸いです)

Haruhiko Okumura @h_okumura

@MinatoNakazawa はい,それは全くその通りで,だからCIを使うべきだというのは大賛成です

2015-10-20 10:03:18
Haruhiko Okumura @h_okumura

Rothman他Modern Epidemiology第3'版 amazon.co.jp/dp/1451190050 紙の本を買えばオンラインで電子書籍を読む権利も得られる

2015-10-20 10:15:22
Haruhiko Okumura @h_okumura

p値を効果量のように誤解することを戒める図(何かの本で見た) | A | |-----------------| B |-|-| | OR 1 2 3 Aは有意だが信頼区間が広くて情報量が少ない Bは有意でないが信頼区間が狭く有意義な研究

2015-10-20 12:39:59

(↑これはわかりやすい図。OR=オッズ比。説明はこのまとめhttp://togetter.com/li/883792 の最初の奥村先生の4つのツイートにつけた解説をご覧下さい。オッズ比が1ということは、比較の基準値と差がないことを意味します。オッズ比の検定で有意な差があると言えるためには、95%信頼区間の範囲に1が入っていてはいけません)

Haruhiko Okumura @h_okumura

p値は誤解されやすいので単独では使わず,信頼区間を使う,という流れは重要なのだが,何れにしてもよく理解していないと誤解を生じる

2015-10-20 12:47:37

(上の奥村先生の図にはこんな下地があったようです)

Masato Ida, PhD @miakiza20100906

『Epidemiology』が言っているのは、p値(P-value)より信頼区間(CI)等の interval estimation を使うべきということだよな edmgr.ovid.com/epid/accounts/…  ここに色々な議論→ journals.lww.com/epidem/pages/c…

2015-10-11 09:49:42

(↑引用の1件目はEpidemiology誌の投稿規定、2件目はEpidemiology誌の編集部が掲載論文から選定した統計解析の理解に役立つ論文のオンラインリストです)

Masato Ida, PhD @miakiza20100906

「低いp値と狭い信頼区間、より強い(durable)のはどちらか?」 journals.lww.com/epidem/Fulltex… (2011年、Poole。無料)の “Taking Precision Seriously” の章がわりと分かりやすい。

2015-10-11 10:27:58
Masato Ida, PhD @miakiza20100906

勿論のことではあるけれど、統計の「精度」なんてどうでもいい、という話ではない。

2015-10-11 10:44:23
Masato Ida, PhD @miakiza20100906

図は無いですが、この無料論文 twitter.com/miakiza2010090… の “Taking Precision Seriously” の章に同様の例が有りますね。 RT @h_okumura p値を効果量のように誤解することを戒める図…

2015-10-21 19:22:05
Haruhiko Okumura @h_okumura

ありがとうございます RT @miakiza20100906: 図は無いですが、この無料論文 twitter.com/miakiza2010090… の “Taking Precision Seriously” の章に同様の例が有りますね。 RT @h_okumura p値を効果量のよ…

2015-10-21 20:21:59
Haruhiko Okumura @h_okumura

📄 Low P-Values or Narrow Confidence Intervals: Which Are More Durable? journals.lww.com/epidem/Fulltex… 確かに読んだ記憶がある。これからあの図を脳内生成したんだろうか>私

2015-10-21 20:40:02

(これもまた津田論文と同じEpidemiology誌の掲載論文だというのがなんともかとも↓)

(枝分かれ:津田敏秀氏とタミフル)

あ〜る菊池誠(反緊縮)公式 @kikumaco

かつてタミフル問題を議論した時、オッズ比の検定はしてないって言われた。当時から有意差を問題にしてないんだと思う twitter.com/h_okumura/stat…

2015-10-19 21:10:10
Haruhiko Okumura @h_okumura

津田敏秀先生「統計的有意差の有無は大きな問題ではありません」 fukushimavoice2.blogspot.jp/2015/10/blog-p… [そう来たか]

2015-10-19 21:01:09
RAVEN_6(人民)@インボイス反対 @Raven_6_trpg

@kikumaco 疫学の研究者なら、絶対に口にしてはいけないセリフですね・・・・

2015-10-19 22:00:39
nao @parasite2006

@kikumaco 津田氏がインフルエンザ患者のタミフル服用と異常行動の関係を検討した論文bit.ly/1NQNf60 person-days当たりで求めた異常行動の発生率がタミフル非服用者の1.5倍と報告していますが、オッズ比は出していませんね。

2015-10-20 02:49:48

(↑この論文はたった3ページの速報で、以後同じ著者によるタミフル関連の続報は出ていません)

Haruhiko Okumura @h_okumura

なるほど RT @kikumaco: かつてタミフル問題を議論した時、オッズ比の検定はしてないって言われた。当時から有意差を問題にしてないんだと思う twitter.com/h_okumura/stat…

2015-10-19 21:12:42
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