10周年のSPコンテンツ!
110
ツイートまとめ イラストレーター・中村佑介氏による『イラスト講座』『Q&A』の説明書 イラストレーター・中村佑介氏の『イラスト講座』『Q&A』の説明書です。 『イラスト講座』『Q&A』を読む際にはぜひ合わせて読んでください。 34827 pv 155 12 users 30
中村佑介🎨Yusuke Nakamura @kazekissa

イラストレーター。『卓上カレンダー2020』発売中。毎週日曜24:00~『一期一絵』(ラジオ関西)。I'm Japanese illustrator.

https://t.co/y6eiAoaSSG
中村佑介.info @nakamura_info

イラストレーター・中村佑介の公式情報アカウントです。【個人】@kazekissa 【イラスト講座】@kazekissa02

http://t.co/y6eiAp1GgS
中村佑介のイラスト教室 @kazekissa02

イラストレーター・中村佑介(@kazekissa)の講座専用アカウント。書籍『みんなのイラスト教室』(税込870円)発売中。

https://t.co/wVRYLGlhrQ
▼それでは本日の『イラスト講座』開講です!
中村佑介のイラスト教室 @kazekissa02
【M講座①】久々のイラスト講座。今回はMさん(匿名)の作品を元に、本の表紙絵について考えていこうと思います。皆さんも本屋さんで表紙に惹かれ、知らない本を手にとってしまった経験、一度はありますよね。それは何も偶然ではなく、表紙を作った人の色々な工夫の上で成り立つ出会いなのです。
中村佑介のイラスト教室 @kazekissa02
【M講座②】それではまず、イラストレーター志望であるMさん(20代)が、オリジナルとして描かれた作品を見てみましょう…上手い!! 何よりどの作品のどの小物の細部に至るまで、きちんと描かれており、人物の描き分けも見事です。 pic.twitter.com/dd8OWQLJLD
拡大
中村佑介のイラスト教室 @kazekissa02
【M講座③】「もう十分上手いので頑張ってください!以上!!」とここで講座を終われるなら、どうしてMさんはすでにプロのイラストレーターとしてデビューしていないのでしょうか。それはプロにとって"上手さ"と同じくらい重要な、"ジャンル"と"色使い"にヒントがあります。
中村佑介のイラスト教室 @kazekissa02
【M講座④】Mさんは、空想的、歴史的要素は得意なのですが、いわゆる"現代の普通の日本の風景"が描かれていないのですよね。そして共通して白黒メインの色使いになっている。絵としては良いのですが、イラストとしてはそれは損をしてしまいます。 pic.twitter.com/AyWNd59GPR
拡大
中村佑介のイラスト教室 @kazekissa02
【M講座⑤】特に色は重要で、アマチュアの時点でアピールする作品が白黒メインだと、大きな企業からの仕事依頼は来にくくなります。それは白黒というのは、若い世代が「かっこいい」「シック」と思っているより、一般的には「お葬式」的イメージが強いからです。
中村佑介のイラスト教室 @kazekissa02
【M講座⑥】イラストで考えず、こうすればわかりやすいでしょうか。ローソンのイメージカラーを白黒にしてみました。たまにこんな色のお店もあっても良いかもしれませんが、全店舗がこれだと売り上げは下がってゆくのが、誰の目にも明らかですよね。 pic.twitter.com/yD2uwRajW0
拡大
中村佑介のイラスト教室 @kazekissa02
【M講座⑦】だからアマチュアの時点で自分をアピールする作品は、もちろんたまに白黒メインの絵があっても構いませんが、できるだけ色のついた絵が多い方が、企業からは「お、我々の顔として使えそうだな」と見られます。僕も作品に色を付け出してからいきなり仕事が来るようになりました。
中村佑介のイラスト教室 @kazekissa02
【M講座⑧】そして次はジャンル。Mさんの作品は、世界観もファンタジー要素が強く、コミックタッチで描かれているので、イラストの仕事でいえば、ライトノベルの表紙が結び付きます。逆をいえば、それ以外の本の表紙は、現時点のアピールでは難しいと考えられます。
中村佑介のイラスト教室 @kazekissa02
【M講座⑨】ライトノベルの表紙もイラストレーションの重要な役割なのですが、「最初からそこだけを目指す」のは、アマチュアの時点であまりにも仕事の可能性を狭めることになるのは、書店全体のライトノベルコーナーの割合(赤)からもわかります。 pic.twitter.com/pCcz9wkUfV
拡大
中村佑介のイラスト教室 @kazekissa02
【M講座⑩】という訳で、Mさんに「ライトノベルではない一般書籍で、ファンタジー要素の少ない小説を、白黒ではなく色を使って描いて下さい」という課題を出しました。つまり課題というより、プロになる為の出版社へのアピール用イラストの制作ですね。
中村佑介のイラスト教室 @kazekissa02
【M講座⑪】そして出来あがったのがコチラ。森博嗣さんの小説『銀河不動産の超越』の表紙を「もし自分が担当したら?」と描かれたイラストです。おー、やっぱうまい!キャラクターの描き分け、正確な物の形、Mさんの良い部分が発揮されています。 pic.twitter.com/XELXLoQG38
拡大
中村佑介のイラスト教室 @kazekissa02
【M講座⑫】講談社の紹介では『銀河不動産の超越』は"すべてにおいてエネルギィが足りない青年・高橋が就職した銀河不動産。そこを訪れるのは、奇妙な要望を持つ客ばかり。彼らに家を紹介するうちに、彼自身が不思議な家に住むことになり…。優しく暖かな森ミステリィ"との内容。
中村佑介のイラスト教室 @kazekissa02
【M講座⑬】元の講談社文庫を元にデザインしてみました。このようにMさんの今作の良い部分は、タイトルと作者名が入ることを想定し絵の左右に余裕がある事や、絵の下部分は帯で隠れる為、重要な要素を入れていない事もあります。これは使いやすい。 pic.twitter.com/dktles97lQ
拡大
中村佑介のイラスト教室 @kazekissa02
【M講座⑭】そこまで考えられるイラストレーターは、デザイナーにも出版社にも好かれます。ただし、まだ見ぬ読者に好かれるかはまた別の話。前置きが長くなりましたが、今日の講座はここからです。(5分休憩)
中村佑介のイラスト教室 @kazekissa02
【M講座⑮】それではMさんが表紙を描いた小説を、実際に書店の新刊コーナーに置いてみました(中段左)。他の本はこの距離でもハッキリ見えるのに、急に印象がゴチャッとなり、内容が掴めなくなった上、重要な主人公の姿さえ見えにくくなりました。 pic.twitter.com/fTIRkl8XXM
拡大
中村佑介のイラスト教室 @kazekissa02
【M講座⑯】さっきは見やすかった絵なのに、なぜそんなことが起こるのか。それは同じ絵でも、見る人と作品の距離感は、状況によって変わってくるからです。作者は紙に鼻がこすれる程の距離で描きますが、本屋さんでそんな人は見かけませんよね。 pic.twitter.com/YMZtCyylh1
拡大
中村佑介のイラスト教室 @kazekissa02
【M講座⑰】だから本の表紙の場合は、消費者(見つけてもらう人)との距離を考えて、遠くからでも判別しやすい絵を描く必要があります。もっと小さな文庫本だとなおさらです。「夜は短し歩けよ乙女」の文庫化の際、絵を大きく変えたのもその為です。 pic.twitter.com/ovTXnJ0kqJ
拡大
中村佑介のイラスト教室 @kazekissa02
【M講座⑱】という訳で、それでは本屋さんの店頭でも、見つけてもらいやすく、そして内容もわかりやすく伝える方法を、実際に今回のMさんの絵を使って解説してゆきましょう。 pic.twitter.com/RTE5Rsw1er
拡大
残りを読む(26)

コメント

せい@水の箱庭 @tarotaro2007 2015年10月23日
シンプルに、「この人の絵、嫌い」なんなの、この月桂樹冠つけた餓死寸前の娘は。
くまのひるね @hiru_kuma 2015年10月23日
さすが、プロの押さえどころが分かりやすい!
ログインして広告を非表示にする
ログインして広告を非表示にする