児童養護先進国オランダの次なるステージとは 日本を元気にする会視察団

2015年10月12日、日本を元気にする会の山田太郎参議院議員と音喜多駿東京都議会議員がオランダの福祉事業団体"jeugdformaat"を視察しました。実況ツイートをまとめます。
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おときた駿(日本維新の会 政調会長・衆議院東京1区支部長) @otokita

むくり。朝の7時でも真っ暗なハーグの街。今日は午前から夕方までレクチャーがびっしりです。外は寒そうだなー。

2015-10-12 14:38:29
日本を元気にする会 @nippongenkikai

おはようございます、都議会議員のおときたです。昨日はネット環境がなくなかなかツイートできませんでしたが、本日はできる限り中継していきます。

2015-10-12 16:31:05
日本を元気にする会 @nippongenkikai

移動して、午後はJeugdformatに訪問し、里親ケアについてのレクチャーと意見交換を行います。ポールさんは非常にフレンドリーで、いかにも児童福祉をやっている人という方という感じです。 #オランダ里親支援

2015-10-12 19:55:33
日本を元気にする会 @nippongenkikai

オランダの里親の歴史は16世紀までさかのぼる。当時はケアなどという概念はなく、とにかく「生きるため」だった。19世紀にようやく、子どもたちを支援する価値観が生まれた。20世紀になってようやく、里親が法律によって制度化されることになった。 #オランダ里親支援

2015-10-12 19:56:30
日本を元気にする会 @nippongenkikai

当初はとにかく「子ども」をケアすることにしか目が行ってなかった、その両親や里親の「ケア」まで手が回らなかった。今日では子どもたちと実親の関係は非常に重視される。里親というのは最終手段とされていることがポイントだ。 #オランダ里親支援

2015-10-12 19:57:30
日本を元気にする会 @nippongenkikai

里親支援を受けている児童の4割は「キンシップ」と呼ばれる親族などの近しい関係で完結をしている。これまでのつながりを有効活用することが、安心感につながる。(日本では親族里親は、行政支援から漏れることが多い) #オランダ里親支援

2015-10-12 20:03:05
日本を元気にする会 @nippongenkikai

ハーグエリアの人口は110万程度だが、1100の里親たちがいる。(東京の人口は1300万で、里親世帯はわずか400世帯未満) #オランダ里親支援

2015-10-12 20:07:55
日本を元気にする会 @nippongenkikai

オランダでは、まず「支援が必要がどうか決める審議会」が決定し、次に「どのような支援が必要か」を議論する機関があり、その私たちの元に案件が下りてきて、具体的な支援を実行していく。 #オランダ里親支援

2015-10-12 20:10:48
日本を元気にする会 @nippongenkikai

支援には段階があり、在宅で行う支援措置、日中だけ家庭外で行う支援措置(寝泊りは家に帰る)、そして里親支援措置。※オランダでは家庭外養護、つまり家庭からの児童の切り離しは最後の手段とされている #オランダ里親支援

2015-10-12 20:14:14
日本を元気にする会 @nippongenkikai

里親以外に施設ケア(RESIDENTAL AID)もある。4人のグループで2名のスタッフ、1名は必ず専門家が入ってケアをする。(施設は主に、特別な問題を抱えている児童を保護する形態に思われる) #オランダ里親支援

2015-10-12 20:20:04
日本を元気にする会 @nippongenkikai

今年からオランダのユースケアは転換を迎えている。これまでは州政府が担っていたが、その権限は基礎自治体に移管された。これによりケアが必要な事態に近い行政が、テーラーメイドでの対応が可能になる。 #オランダ里親支援

2015-10-12 20:27:46
日本を元気にする会 @nippongenkikai

また、できる限り家族・家庭の中で何ができるのかという「自助・共助」の概念が重要である点にも再び注力されるようになった。(里親支援の文脈で、家族の支援に対する話が多くなるところにオランダの特徴があると思われる) #オランダ里親支援

2015-10-12 20:29:55
日本を元気にする会 @nippongenkikai

家庭外養護にいたった場合でも、考え方としてはいかにして家庭に戻すことができるかを第一に考える。やはり里親が一番家庭に近い環境なので、これがベスト。次がファミリーハウスと言われる専門形態。施設については、12歳以下の子どもは施設に入れないという決まりができた。 #オランダ里親支援

2015-10-12 20:32:08
日本を元気にする会 @nippongenkikai

ただし例外としては、母子の両方を一時的に施設で保護することはある。(ドイツと同様、小さい子供は施設に入れないという思想が徹底している模様) #オランダ里親支援

2015-10-12 20:32:42
日本を元気にする会 @nippongenkikai

オランダ全体では現在、18000人が里親の元におり、増加の傾向にある。これは決して良いことではない。できれば私は失業したくないが(笑)、予防の方にさらなる力を入れるべきだろう。 #オランダ里親支援

2015-10-12 20:37:45
日本を元気にする会 @nippongenkikai

12歳以上の里親措置が非常に大きな問題になっている。この年齢の子どもを里親に預けるのは大変難しい。(これは万国共通の見解) #オランダ里親支援

2015-10-12 20:39:47
日本を元気にする会 @nippongenkikai

この10年間で里親措置になる児童は70パーセント増加した。これはおそらく経済危機があったことが要因でもあるだろう。もう一つの理由としては、施設を閉鎖をして里親措置に切り替えたことだ。 #オランダ里親支援

2015-10-12 20:41:49
日本を元気にする会 @nippongenkikai

里親措置をされた場合、2年以上の長期となる場合が約50パーセントとなっている(これはオランダが家庭外養護を最終手段としており、措置する場合は長期化するからであると思われる) #オランダ里親支援

2015-10-12 20:43:22
日本を元気にする会 @nippongenkikai

最近のトレンドとしては何より、早期の発見。生まれた直後などに必要としている親子に支援の手を差し伸べられれば、家庭外養護に行かざる得ない期間を短縮することができる。 #オランダ里親支援

2015-10-12 20:45:05
日本を元気にする会 @nippongenkikai

そして当然ながら施設より家庭。そしてなるべく近い家庭環境(宗教、家族構成、人種、子どもと親の趣味etc..)のところに里親措置すると、成果が上がりやすいということもわかっている。 #オランダ里親支援

2015-10-12 20:47:41
日本を元気にする会 @nippongenkikai

我々は里親を探すときに、「11歳の○○くんとサッカーをできる父親を捜しています」といったように、なるべく具体的な募集広告を出している。こうしたものをサッカーチームの保護者などピンポイントで打ち、興味を持つ保護者がいれば我々が説明に向かう。 #オランダ里親支援

2015-10-12 20:49:28
日本を元気にする会 @nippongenkikai

(質疑応答が興味深いのですが、自分でしゃべってるからタイピングできん…苦笑) #オランダ里親支援

2015-10-12 21:10:06
おときた駿(日本維新の会 政調会長・衆議院東京1区支部長) @otokita

ブログ更新:孤児院→施設養護→里親委託→家族再統合…ドイツのさらに一歩先を行く、オランダの社会的養護事情 otokitashun.com/blog/daily/910… 当たり前のことだけれども、相当な歴史と場数、議論を経なければたどり着くことができない結論。道のりは遠きけど…あとに続け!

2015-10-13 05:40:14
日本を元気にする会 @nippongenkikai

ヨーロッパへ海外視察中の山田太郎政調会長が、現地での取り組みの模様を発信しています。視察後半戦は社会的養護・児童養護の施設などを訪れています。「独・英・蘭 視察 現場レポート3」、是非ご一読ください。 nippongenkikai.jp/curation/3649/

2015-10-13 16:00:17