【Mirrors感想まとめ】

東和瞬 @honyakushiya

ダンゲロス界でも長編と言えばこちらpixivにて大好評連載中、すみびさんの『Mirrors』。 pixiv.net/series.php?id=… 電子書籍化も考えられているということで励みにもなっておりますが、その長さゆえに正直二の足を踏んでもおりました。ここは気合を入れて感想だ！

東和瞬 @honyakushiya

第一話 丁寧な導入という印象です。ちゃんと順を追って空間を説明されているのもGOOD。で、大体鏡子さんのおかげで掴みはOKだと思います。 かがみボックス版を知らない方でもキャラのネーミングよりそっちに目が行くのでは。 家庭の事情とか、キャラの内面を深めていく説明にも好感が持てます

東和瞬 @honyakushiya

以前拝見したときと印象が違った気がしますが、どちらにせよ「起」の部分は作品がこのまま進んでいくのなら非常に好ましいと思います。 やはり、バタバタと人が死んでいくかがみ版にはないものを求めてしまいますから。 ただ、不穏な空気が見えるのも確か。直感と願望のどちらを優先すべきか？

東和瞬 @honyakushiya

第二話 失礼ながら女流作家（事実ですが）の書かれる文章だなと思います。 具体的には好物です。繊細な内面が伝わってくるようです。 原作知っての上ですが、Death子の顛末の補完が地味に上手いです。微妙に温度差があるけれど、仲のいい女友達、と言うかちょっと間の空いた姉妹って間柄も素敵

東和瞬 @honyakushiya

リアルな家庭事情と、嫌な一幕も出ましたが魔人って言う現実の異能者がいることによって増幅もされ、戯画化もされ、良くも悪くも読者には受け入れやすいかと。 何より主導権が現時点での視点である絶子にあるってのが大きいですね。しばらく彼女にはこのボールを手放してほしくないところ。

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魔人同士の密接な関係とそれ以外との温度差。 正論だったり暴論だったり色々ですが、絶子には頑張ってほしいところ。 世界観の説明として読者目線で語れる絶子の起用は本当にファインプレイでした。 常識も良識もあって、今は明るいけれど暗くなりすぎない程度には闇を見たことがいる彼女は

東和瞬 @honyakushiya

第三話 以前、意図的にクラスの配置を原作から変えているとおっしゃっていたことを再発見。 それはさておき、大衆とド正義との距離が地味ながら大切な箇所かな。原作でもキーとなっていたポイントですが、具体的に言われるとまた印象が違います。 あと、Death子が凄く”らしい”です。

東和瞬 @honyakushiya

雨の日の一コマ（レインコートなど）が学園って感じで好きです。こういうところのリアリティがいいんですよね。 そして、女の子の観察眼。絶子が聡いキャラなのがここでも効いています。 気遣いと体調不良が重なって本領でないタイミングでファーストインパクトがアルパって、いや、いいですね。

東和瞬 @honyakushiya

まともに話しているってだけで違和感を持たれるってのがアルパのアルパたる所以ですが、よくよく考えると平常時は女生徒にモテるってキャラでしたね。 イタリア人みたいだけど、やっぱりどこかおかしいってのが日常における彼、か。 ここでエースを重ねてこないと話が明後日の方向に吹っ飛ぶかも。

東和瞬 @honyakushiya

主だった生徒会男性陣が一揃い。 作中でも触れられていましたが、序列で大体の力関係とキャラが掴めるってのは生徒会と言う創作上のシステムのいいところかもしれません。 架神のキャラの拾い方も違和感がなくて良し！ 会話のつなげ方も自然ですし、それは先の話に繋げることも出来ているわけです。

東和瞬 @honyakushiya

Mirrorsの感想の続きを書きましょう。 リアルタイムで読みながらなので時間はかかりますが、割と楽しいです。

東和瞬 @honyakushiya

第四話 割と男の好み自体は素直なDeath子。 立派に会長しているド正義と隠れ魔人としての思考をしてる絶子。 この辺りは段階を踏んでいかないとね。どのタイミングで開示と行くか？ ”立派な能力だ”、我々の世界では何気ないセリフなんですが、この世界においてはちょっとしたサプライズ。

東和瞬 @honyakushiya

差し入れがめっさ絵になるエース先輩、この辺はわかってるなーと思います。 待つ会長に違和感あると思ったら彼の発案だし、おおっともなりました。 そこから福本に繋げてくるのがかつての学園の様へ想像をかき立て、さらりと呑み込めてとてもいいです。部外者って立場から段々と近づいてきてますね。

東和瞬 @honyakushiya

アルパをあえて三階付近で放し飼いしている。 この辺りのぞんざいさが好きです。直前、女の子の扱いで持ち上げたと思ったらw それはそうと、やっぱ日常描写が上手いですねー。ダンゲロス界隈でこういった地味な積み重ねで字数を置いてくれる方は貴重だと思います。

東和瞬 @honyakushiya

第五話 同級生の羽田さんが地味に馴染んでいます。オリジナルですが、こうやって段々と絡ませていくと違和感もなくなってきますね。 今回は範馬回ですか。この組み合わせも上手い。 あと、一般的な魔人ってものを例示してくれているのが有難くもあります。普通は突出している魔人が目立ちますから

東和瞬 @honyakushiya

そして、防衛線の舞台にもなったやたら広い校舎は健在です。 三十分が十分ってところで広さを再確認します。 『目がある』、この辺り情報の明かし方が絶妙かなと、わかっている身としては色々意図が読めてゾワリと出来ます。 で、相変わらず人格面で難がある役員が続くと……。ド正義、苦労するわー

東和瞬 @honyakushiya

まさか架神恭介に常識人としての役割を期待する日が来たなんて！ 冗談はさておきこの架神恭介はカレー成分が強いだけで性癖自体はまともなんでしたよね。 時に邪魔もするけれど、話を円滑に進めるうえでいても損はない人材です。 で、範馬さんも話に起伏を生むという面では不可欠な人材ですね

東和瞬 @honyakushiya

別に差別は魔人に対してだけではないってのが一つ。 ストレートで乱暴だけど、陰湿ではないから不快感が高くなりすぎないってのが一つです。 作品を作るうえで美味しいけど、それはあくがあってこそって面白い人材ですわ。 絶子は防御４、体力５。常人よりは遥かに頑丈でした。拾ってくれていいなあ

東和瞬 @honyakushiya

まぁ、あくのないキャラなんてダンゲロスにはいないのかもしれませんけどね。 羽田さんもちょっと変わった面を覗かせてますし。 金光正志、この子も羽田さんとの対比でいい感じに話に絡んでくるのかな？ この辺りで段々思い出してきましたけど、私にとって未知の領域に入ったらどうなるかなー。

東和瞬 @honyakushiya

第六話 いわゆる主力でないその他として、あのハルマゲドンで羽田さんのような役員たちが動いてたんだなと考えると感慨深くも寂しい物を感じます。 まぁ、この作品は平和な日常として終結する世界線なのでしょうが。 範馬さんは体育会系的に厳しいけどケアはする、そこは性差別を置いても好ましい。

東和瞬 @honyakushiya

さて、学園祭まで半年。 ターニングポイントまでに何があるやら楽しみです。あそこは色々あるだろうイベントでしょうから。 女子力が高いんだが低いんだか家事力は高いDeath子がやけに存在感があります。伝聞のはずなのに。 テレビの話とかは学園生活に終始しがちな中で地味に嬉しい会話です。

東和瞬 @honyakushiya

何気に世界観の根幹に通じる話ですからね。 しかし、ド正義は単純なようで複雑な男です。堅物のようでありながら割と柔軟に動けもし、まだ出てきていない親友邪賢王さんと父克也も含めると内面も更に深まります。 行動は愚直も愚直ですけど、それに至るまでの思考は色々と渦巻いています。

東和瞬 @honyakushiya

ユガミズムはゲーム的な能力なんですけど、発現と存在自体は自然であるというバランスが心憎い。魔人能力は大体在り方と一緒に設定されるから当然かもしれませんが。 しかし、魔人と人死には深く関わるのか。祖母の死に絶子が関わってしまったのはあまりに自然過ぎてオリジナルと気付きませんでした

東和瞬 @honyakushiya

同意が必要と言う条件が一瞬の妄想の中で良心とのせめぎあいに勝ったと解釈出来て深いです。現実問題、好き勝手に入れ替えられたら相当ヤバい能力だってはわかるんですけどね。 Death子と絶子を繋ぎ、扱いに差異があった祖母の存在。現在に繋がる辺り、かなり設定として上手いものを感じました。

東和瞬 @honyakushiya

そして、動じないド正義。凄く”らしい"です。 大人の対応が光りますね。ド正義卓也自体は学究の徒と言うより法の運用者なんですが、この辺のケアは父の知識を活かしていい感じに諭しています。 あ、やっぱりその辺は指摘してくれるんだ。