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tricken/Muneyuki Takahashi @tricken
クルーグマン本、第四部(第13章)最後の方にようやく(クルーグマンが所与の前提として書かない)[資産][資本][負債]の組(要するにバランスシート、賃借対照表)について図解していた。これでこの本単体の価値が上がってる。この節はLBOの解説とセットだからややわかりづらいけど。
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14章「グローバル・ファイナンス」の最初の方が「第三国の、1980sの、累積債務問題」を扱っている。つまり服部正也が救いきれなかった方面の話。それはそれとしてクルーグマンは1990sのメキシコに対する投資家行動の方に紙面を割いている。
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1929-1932年の株価暴落が「大恐慌」になってしまったのは、株式市場暴落単体のせいだけでもなく、米国の中央銀行にあたる「連邦準備銀行」が何もしなかったから、という話も書いている。
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『クルーグマン教授の経済入門』(ちくま学芸文庫版)読み終わった。マクロ経済ふくむ主流経済学用語の整理・学習として為になった一方で、なかなか身近に感じ取りづらい「アメリカ1960-90年代経済史」としても読めた。外国の近過去史としても良質なんです。経済評論として高水準だから。
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いろんな細かい論点が思い浮かんではいるんですが、それらも「経済学的思弁」の観点から「アメリカ経済史」をしっかり切ってみたらどうなるか、というアプローチに裏付けられたかたちで派生的に思いついたことになるはずなので、思いついた時に書き足します。良い本でした。
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インタゲの話も概ね大事だとは思うんですが、このクルーグマン本でインタゲ論について詳しく書いているのは巻末の「日本がはまった罠」(1998年)くらいで、どちらかといえば「経済活動というのは1990sにおいてさえさほど global なものではないよ」という基調の方が面白かったです。
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読み終えた:『クルーグマン教授の経済入門』 amzn.to/1FzQN7z 原書初版1994年、底本第3版1997年、邦訳第一がメディアワークス(1998)、日経B文庫版で再出版(2003)、今の定本がこのちくま学芸文庫版(2009)。増補日本論文は1998年。
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『クルーグマン教授の経済入門』ちくま学芸文庫版 amzn.to/1FzQN7z の感想を作文として書く時間がなさそうなので、A3判マインドマップだけ作ってみた。Dropboxのpublic に暫く置いておきます。 dl.dropboxusercontent.com/u/268080/Krugm…
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@tricken これに多数の経済プロパー固有名が入るはずですけれども、それは別に重要度の高いわけではない人名もあると思うんで強いて書き出さなかった。
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ところで1990s中盤のクルーグマンは、1980sの日本経済を『期待しない時代』において論じていたわけですが、さらなる経済論としては岩井克人『会社はこれからどうなるのか』 (平凡社ライブラリ) amzn.to/1Ir4cQ3 が補完になると思います。
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クルーグマンは主にアメリカを、岩井克人は主に日本を、それぞれ論じているのですが、ふたりとも経済学プロパーであり、しかしその立場から徹底してアメリカ的/日本的経済政策(経営における制度的傾向)を語っているので、この二冊を組み合わせると経済の仕組みがだいぶ見えやすい。
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@tricken その上で、(自分から評価軸をいくつ出せるか考えるに)論点はこんなかんじになるのかも。 pic.twitter.com/ex4MI13w1Y
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(1) GDPの指標としての重要性 (2) 貿易政策としてTPPなどがどういう射程にあるのか考えられるようになる (3) 中央銀行の施策が国内外経済にどの程度の影響があるのかの前提がわかる (4) なぜ米国でオバマケアが争点となってきたのか、医療制度の周辺事情がわかる
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(5) 金融/ファイナンスにおけるダメダメなギャンブル要素がどのようなときに生じてきたか、また赤字に対する考え方が複数ありどれがどの程度妥当かということについて一定の手がかりが得られる (6) 開発経済実務が1980s以降いかに軽視され、投資家に翻弄されもしたかがわかる
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(7) 昨今のピケティ・ブームを、これまでの主流経済学において議論されてきたさまざまな「所得(再)分配」(と累進課税の推奨)に関する研究の先端のone of themであり、これは経済学が集団的かつ漸進的に達成してきたissueであるというみなしが可能になること
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(8) すぐれた経済学的記述は、その{国家,地域}の{特定時代,時期}に関する優れた「経済史」的記述としても成立すること、つまり『クルーグマン教授の経済入門』は1960s-1990sのアメリカ史に関心がある人が読むことでも十分に読み応えがある優れた著作になっていること
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(9) インフレターゲットに関する議論は百家争鳴であるが、その基本には「インフレの性質」に関する議論があり、それだけがクルーグマンの議論のissueではない(他にもいろいろ読みでのある原則論が多く語られている)ということ
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(10) 経済それ自体(経済的現象に関するさまざまな実務)は、必ずしも「経済学」について理解することですぐさま理解できるわけではない(その点で経済と経済学の距離は遠い)けれども、いざ経済学的思考が経済現象に対して徹底されればそれは有用な経済実務批評としてすぐにでも成立すること。
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あと、先ほどupしたMindMapには置いてないけど、クルーグマンがケインジアン(ケインズ以降のマクロ経済学の価値を重視する経済学者で、“古典派”経済学とは少し異なる school として言及されるときに用いられる言い回し)であることが、入門書の体裁を取って効果的に実演されている
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@tricken これが11番めの論点といえば論点。しかしこうまで自分にとって多面的に「読みでのある論点」があると、逆に書評的な作文がしづらい。折にふれてこの本のいいところを11分割して言っていくのがいいかもしれない。
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もっとも、論点08(経済史的観点)を除けば、本当に経済現象や経済の仕組みに興味のある人(新聞で言われてるあれらはなんじゃらほい)でないと、面白いと感じづらいかもしれない。一方で、1970年代〜1990年代のアメリカ経済の全体的な経緯や雰囲気を知るのにもこれは使える、という感じ。
tricken/Muneyuki Takahashi @tricken
仮に今の段階で書評するとすれば、書誌情報や著者情報、論点04(オバマケアの前提)、論点07(ピケティブームの前提と山形浩生の役割)、論点08(米国20世紀後半経済史として読んで見る)の4節構成かな。
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しかし、1998年にクルーグマンを訳している山形浩生が2014年にピケティ本の訳にも参加しているというの、(特に自分は経済学プロパーではないこともあり)本当に「参りました、お世話になります」と言わざるをえない。
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ただ、1998年邦訳初出のこの『経済入門』において語られている論点があまりに強靭なこともあって、いますぐピケティ的な論というのに市井の人が参加する必要というのを逆に感じづらくなってしまったのもある。
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仮にクルーグマンの言うとおり{生産性,所得分配,雇用}の3つだけが経済実務の全体にとって重要でほかはindirectな問題でしかない、とするならば、自分たちにできるのは、相互の合理性を信じ、期待形成が壊れているような事態(制度的疲弊)を見ぬいて言葉にすることくらいしかないのでは。
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コメント

藁科 英司 @hamanako 2015年10月26日
大学生のときに日経B文庫版を読んだ。新しいバージョンがあるということを知れてラッキー
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