心理学における性同一性について
ジェンダーとセクシュアリティについて、社会学における概念として各種の用語が扱われるように思いますが、一方で心理学においての概念も存在します。ジェンダー・アイデンティティがそうですね。
2011-01-02 22:42:39しかし、社会学において言われているジェンダー・アイデンティティは性自認を意味しますが、心理学においては精神医学との兼ね合いもあり、さらに細分化されています。むしろ、アイデンティティの専門自体が心理学であるため、社会学が借り入れたと言ったほうが正しいとも言える。
2011-01-02 22:46:07心理学、とくに臨床心理学で言うジェンダー・アイデンティティ(性同一性)は、中身として1)中核性同一性、2)性役割同一性、3)性対象選択があります。中核性同一性は生物学的性への同一性、性役割同一性はジェンダーへの同一性、性対象選択は性的指向への同一性、と言ったほうが分かりやすい。
2011-01-02 22:53:38例えば、生物学的性に違和を感じてジェンダーにも違和を感じているという人もいるし、生物学的性に違和なくともジェンダーに違和を感じている人もいる、こういったことを同水準で顕在化することができる。
2011-01-02 23:12:22あるTVは中核性同一性が身体と一致で性役割同一性は体の性とは反対であるかもしれないし、あるTSは中核性同一性も性役割同一性も体の性とは反対の性かもしれない。
2011-01-02 23:12:50性役割同一性が反対に向かってても、中核性同一性が体と一致してるならそれはそれでいいんじゃない?ということ。中核性同一性が反対に向かってるならそれはそれでそういうこと。
2011-01-02 23:29:36性役割同一性が体と一致してなくて嫌悪するというのは、結局、その意識化された時点で中核性同一性が一致していないということになるのではないか?あるいは、むしろ「ありのままの自分を認める」ならば、自らの性役割同一性へ嫌悪したってしょうがないのではなかろうか?
2011-01-02 23:29:57ここまできて、心理学の言うジェンダー・アイデンティティは「X」概念を取り扱いやすいのではないかと考えられ、Xを扱うことで心理学においての性への見方が柔軟になるのではないか…と。Xの多様性を語れる地盤があるとも言えるのではないでしょうか…。まだまだ問題は山積みですが…。
2011-01-03 00:20:16