《「除染作業」の目的は何なのか 2015年10月26日作成》

自己ツイートをまとめました。 これでも、相当遠慮して書いています。
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宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

「除染作業で使った手袋やバケツをきちんと処分しないのは違法行為だ」ということで、コンビニのゴミ箱に捨てられていることがニュースになっている。例えば、北海道新聞のこの記事。 除染で使ったマスクや手袋を投棄 コンビニ店頭のごみ箱に dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/s…

2015-10-26 22:24:07
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

本筋論を述べるならば、確かに除染作業で使って、汚染が付着していることが合理的に疑われる「除染用具」を「低レベル放射性廃棄物」として処分するのが適切なのは、言うまでもない。放射性廃棄物を、日常生活の空間に放置するなど、本来あってはならないことだ。 @karitoshi2011

2015-10-26 22:43:37
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

だが、私は、このニュースが、2015年10月に全国ニュースとして報道されることについて、 言いようのない違和感を抱かずにはいられないのだ。 その「除染用具」で「除染」した場所は、「除染作業」以前は、どのように扱われていたかを知っているからだ。 @karitoshi2011

2015-10-26 22:46:30
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

汚染の深刻度は異なるとはいえ、2011年夏休み、福島市内の高校のグラウンドは「除染作業」を実施した。行った作業は、表土剥離だ。 では、「除染作業」を行う以前、2011年4月から6月に、そのグラウンドをどのように扱っていたのだろうか? @karitoshi2011

2015-10-26 22:56:11
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

福島市内の高校のグラウンドでは、2011年夏に「除染作業」を行う前、確かに体育の授業をグラウンドでは実施していなかった。しかし、それは授業だけの話だ。部活動では「除染作業」を行う前から、砂ぼこりを蹴立てて、練習も練習試合も繰り返していた。 @karitoshi2011

2015-10-26 23:00:46
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

もし、「除染作業」に使った手袋などを「低レベル放射性廃棄物」として、一般ごみとは別に処分するのが適切なのだとしたら。「除染作業」前に、その場所で練習するのに使った運動靴や靴下は、やはり同じように「低レベル放射性廃棄物」として処分すべきではないか? @karitoshi2011

2015-10-26 23:06:43
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

まして、2011年夏休み前の屋外運動部の活動では、ハーフパンツを着用した高校生が地面に腰を下ろし、脚を地面に直接つけてストレッチ運動などを行っていた。練習後に身体に付着したかもしれない放射性物質に対する除去の勧奨さえもなかった。「除染作業」前だ。 @karitoshi2011

2015-10-26 23:11:13
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

「除染作業」を実施することが適切であるのならば、作業実施前は、その場所を立ち入り規制すべきなのでは無かったか?住民を、生活者を、4年7カ月も被曝させ続けたあとで「被曝防護の唯一の手段」(田中俊一氏)として「除染作業」をして見せる。 @karitoshi2011

2015-10-26 23:17:42
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

最も守らなければならないことは、何だろう? 「低レベル放射性廃棄物」は確かに、法の規定に則って処分しなければならない。そこには私も異論はない。 しかし、集めると「低レベル放射性廃棄物」になるようなものを放置し、危険性の警告もしないでおくのは適切か? @karitoshi2011

2015-10-26 23:20:55
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

問題の根本は、「除染作業」に使った物品をどう扱うか、にあるのではない筈だ。 「除染作業」をしなければならないような状況を作り出した東京電力ではないのか? 「除染作業」をする前に、その環境が危険であることを住民に言わない国家や地方の政府ではないのか? @karitoshi2011

2015-10-26 23:24:26