「考える力」をどう養うか・・・授業改革と受験改革の提言

「正解」をたくさん覚えることだけに専念してきた従来の教育。そのために疑うことを知らず、新発見をしたのにそれを「間違い」だと考えてしまう硬直性。これを打破するにはどうしたらよいか、考察してみた。
システム 授業 考える力 受験 正解 疑問 教育
ShinShinohara 15176view 77コメント
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  • shinshinohara @ShinShinohara 2015-10-27 07:46:49
    今の大学生は「なぜ?」という問いをしないので困る、という大学の先生の嘆き。私も学生を指導してきて「疑問に思わない」というのはその通りだと思う。ただ、私も学生の頃はそうだったし、むしろもっとひどかったので、今の学生をとても笑うことはできない。
  • shinshinohara @ShinShinohara 2015-10-27 07:51:17
    ある有名大学の先生の嘆き。「院生に実験を指示したんですよ。そしたら予想と全然違う結果が出た。他の先生も臨席するセミナーの発表で私はワクワクしていたんですが、なんとその院生、「先生の予想とは違う結果になったので失敗だった」なんて発表するんですよ。もう私、ガックリしました。」
  • shinshinohara @ShinShinohara 2015-10-27 07:54:07
    予想と違う結果が出るということは、既存の理論に不備がある可能性を示した、つまり新しい発見ができたかもしれない、ということ。既存の理論と違う結果が出たことはイノベーションとして喜ばしいことなのに、その院生は「先生の指示通り=成功、指示に反する結果=失敗」の図式しか頭になかったのだ。
  • shinshinohara @ShinShinohara 2015-10-27 07:56:37
    しかしその院生を笑ったり罵ったりすることはできない。その院生は学校教育のなかでそのように思考するよう訓練を受けてきたのだから。そして見事に学校教育に適応し、自らの頭で思考する能力を失った。それだけのこと。学生を笑うより、教育システムを笑うべきだろう。
  • shinshinohara @ShinShinohara 2015-10-27 07:59:29
    学校教育が自ら思考する能力を奪う事例を一つ。知人の樹木医の息子が、カリンの木にカブトムシが集まっているのを見つけた。「カブトムシはカリンの木が好きなのかも?」と仮説をたて、町中のカリンの木を見て歩いた。そしてカリンの木には、その樹液を求めてカブトムシがよく集まることを発見した。
  • shinshinohara @ShinShinohara 2015-10-27 08:02:27
    その子供は夏休みの自由研究でカリンの木に関するレポートをまとめた。私が担任なら知事賞とか文部科学大臣賞に推薦するだろう。 さて、実際の担任はどうしたか。そのレポートの最後にこう書いていたという。 「カブトムシやクワガタはクヌギの木に集まるものです。」
  • shinshinohara @ShinShinohara 2015-10-27 08:05:02
    クヌギの木にカブトムシが集まることくらいもう知られていること。肝心なのは「カリンの木にカブトムシが集まるなんて誰も知らなかったことに気がつき、しかも調査を精力的に行って、それを実証したこと」なのに、先生は新発見を「常識からずれた答え=間違い」と考えたのだろう。
  • shinshinohara @ShinShinohara 2015-10-27 08:07:30
    しかしその先生を笑うことはできない。先生もまた、「正解」を子供たちにたくさん覚えさせることを使命として叩き込まれているのだから。カリキュラムに余計なことを教える余裕はなく、受験で「クヌギ」と書くべきを「カリン」なんて書いたら×にされると心配してそのように指導したのだろう。
  • shinshinohara @ShinShinohara 2015-10-27 08:13:03
    問題は「正解」とされるもの以外を覚えても受験には何の役にも立たない、ということだろう。 次は私の体験。高校の授業で、環境が厳しい時に生物がとる行動として冬眠等を習った。私はそのとき「夏眠!」と言ったら「はいはい、冗談はそこまで」と言われて私は憤慨。次の授業で証拠の図鑑を持参した。
  • shinshinohara @ShinShinohara 2015-10-27 08:16:03
    その先生には雅量があって、夏眠も正解の一つとして認めてくれた。そのときの定期テストで、私と同じクラスメートが「冬眠」と一緒に「夏眠」と書いたのは言うまでもない。それに先生はマルをつけてくれた。 だが、受験では「夏眠」と書いてもバツになる可能性が高い。教科書に書いていないのだから。
  • shinshinohara @ShinShinohara 2015-10-27 08:18:26
    今の受験システムは「すでに誰かが発見した「正解」」をたくさん記憶しているかどうかだけを評価するシステム。そのシステムに適合するように、学校教育も教科書に書かれた「正解」をたくさん覚えさせることに専念するシステムとして進化してしまっている。余計なことをする余裕を奪われている。
  • shinshinohara @ShinShinohara 2015-10-27 08:24:35
    学校教育と受験システムが絶対視する「正解」とはそもそもなんだろう?生物のとる行動に、教科書記載の冬眠以外に「夏眠」もあるように、必ずしも教科書がすべての正解を網羅できているわけではない。なのに教科書に書かれていないことは「間違い」と考えてしまうように育つのは、何かおかしい。
  • shinshinohara @ShinShinohara 2015-10-27 08:29:26
    「正解」とは何か? 「先輩研究者たちが見つけてくれた、今のところ否定する材料が見つからない強力な「仮説」」と考えるのが一番近いだろう。正解は絶対のものではなく、もっとも強力だが暫定的な(つまり「今のところ」正しい)仮説に過ぎない、という捉え方をするのが、科学的にいっても適切だ。
  • shinshinohara @ShinShinohara 2015-10-27 08:41:45
    正解は「強力な仮説」ということを端的に示す事例。水素脆化という現象がある。金属容器に高圧の水素を貯蔵すると水素分子が金属に染み込み、脆くなってしまう。これは研究者の間で常識だった。しかしある研究者が徹底して水素を金属に染み込ませる実験をしたところ、脆くなるどころか強靭化した。
  • shinshinohara @ShinShinohara 2015-10-27 08:45:57
    教科書にある水素脆化という現象は「中途半端に水素を染み込ませたとき」という前提の時正しかったのだが、前提が「徹底して染み込ませたとき」に変わると、むしろ金属は強くなった。教科書の「正解」には「前提」があり、それが覆ると異なる「正解」が新たにたち現れるものなのだ。
  • shinshinohara @ShinShinohara 2015-10-27 08:49:16
    常に新現象を追い求める研究者は、あるいは新製品を産み出すことを求められる企業の開発者は、これまでの常識(教科書に書かれた「正解」)に挑む必要がある。イノベーション(革新)が社会に必要だと言うのなら、教科書の「正解」を絶対視するような教育は、やや修正を必要とするだろう。
  • shinshinohara @ShinShinohara 2015-10-27 08:52:05
    あえて「やや」としたのは、やはり「正解」をたくさん覚えておくことにもメリットがあるからだ。「正解」は、先輩科学者たちがこれでもか、これでもか、と、疑ってかかってなお否定しきれなかった「強力な仮説」だ。それをそのまま受けとめることは、余計な失敗をせずにすむ、省エネになる。
  • shinshinohara @ShinShinohara 2015-10-27 08:55:16
    また、「正解」がずいぶん後年になってから役に立つことがある。高校の生物で習った生態学のいくつかは、私が30代後半になって微生物学を研究するようになってから様々なヒントが得られた。もし知らなかったら新現象を発見できたかどうか、大いに疑わしい。
  • shinshinohara @ShinShinohara 2015-10-27 08:58:38
    ではどうしたらよいのか?「正解」をたくさん記憶するだけだと教科書を絶対視し、新発見を「間違い」だと感じてしまう感性に育ってしまう。しかし「正解」を知らないと、そもそもどこまでが先輩科学者の突き止めてくれたところで、どこからが未開拓なのかさえ区別がつかなくなる。この矛盾をどうする?
  • shinshinohara @ShinShinohara 2015-10-27 09:02:37
    3つほど提言できる。 1つめ。「正解」は非常に強力な「仮説」だと教えること。「だからいつか、教科書に書かれていないことを発見できたら、勇気をもってそれを実証してください」と授業すること。「正解」の捉え方が変わるだけで、子どもたちは将来、ずいぶん考え方が変わるだろう。
  • shinshinohara @ShinShinohara 2015-10-27 09:06:41
    2つめ。 国語を「問い」の授業にする。他の科目で習ったことを鵜呑みにせず、様々な角度から眺めることを国語で行う。例えば遺伝子は、理科で習えばDNAとかの物質や遺伝の法則を習うだけ。しかし国語なら「母親似」等の社会的文化的側面にスポットを当てられる。物の見方を変えられる。
  • shinshinohara @ShinShinohara 2015-10-27 09:10:37
    国語の作文で、どれだけクラスのみんなをはっとさせるような「意外な見方」を提示できるかを競わせるとよい。「遺伝」一つとっても、親子の愛憎、美醜の問題、遺産相続でもめた事件、実の親より育ての親、なぜ花は蝶のために美しく咲くように進化したのか。実に様々な角度がある。
  • shinshinohara @ShinShinohara 2015-10-27 09:16:37
    他の科目が単一の物の見方、「正解」しか教えないのに対し、国語は、たった一つの現象でも実に多様な側面があることに気づかせる授業が可能なはず。「意外な見方」を探す訓練を国語で積み上げることは、将来、イノベーションを起こす基礎になるはずだ。国語こそがイノベーションの基礎と言える。
  • shinshinohara @ShinShinohara 2015-10-27 09:21:59
    3つめ。 受験システムを変えること。とはいえ「正解」をどれだけ知っているかはある程度重要なので、国語以外の科目はそれなりに記憶重視のテストでも構わない(ただ、変に細かいのは減らすべき)。重要なのはやはり国語のテストだ。作文あるいは小論文で「意外な見方」を提示する能力を問うとよい。
  • shinshinohara @ShinShinohara 2015-10-27 09:26:00
    日本の作文教育は「きれいにまとまっている」ことが重視され、意外性がないことは以前にのべた。togetter.com/li/862317 しかしこれからは逆に「意外性」を重視し、他の科目で疑問に思う習慣を持てないことを、国語で補う必要がある。それを、受験改革で後押しするのだ。

コメント

  • Shiro Kawai @anohana 2015-10-27 13:32:08
    御意。同じように国語の活用を考えたことがあります。 http://blog.practical-scheme.net/shiro/20111221-cultivate-inquisitiveness
  • 羽倉田 @wakurata 2015-10-27 14:20:31
    6千人の入学願があり、その振り分けの為に問いを出したとする。人ぞれぞれの回答がある場合、誰が採点するのだろう? 仮に採点方法があったとしても、それは研究されて受験システムに組み込まれ、子供たちが好ましい答えを書くトレーニングを受けるだけである。
  • 羽倉田 @wakurata 2015-10-27 14:20:52
    結局は面接に落ち着き、全員面接なんてできないから筆記となるのだ。本当に考える力をを重視し流れを変えたいなら、半年くらいかけ全校に出向いて入学願を出す子全員を面接するぐらいの勢いじゃないと無理じゃないかな?
  • 羽倉田 @wakurata 2015-10-27 14:22:05
    というかスポーツ枠はこれをやってないかい?
  • でじたるミサカ( ▼ω=) @DigitalMisaka 2015-10-27 14:39:16
    入学試験で全科目においてこのような評価を行う変な中高で育った身としては、ちょっと国語を神聖視しすぎてないかと思いながらも概ね同意できる。ただし、500人前後の答案を評価し、時に意外性のある答案の出現によって採点基準を変えなければならず教員に大変な負担のかかるこのやり方を、母集団が数千人規模の大学入試でやるのは厳しいと思う。やるのならセンター試験あたりで1000人程度まで削ったうえで2次試験として行うのが現実的じゃないかしら。
  • Shiro Kawai @anohana 2015-10-27 15:16:34
    リソース配分の問題ですが、本当に入試におけるこのような評価が大学にとって重要と認識するならば、教員が通常業務に加えて入試をやるのではなく、入試選抜専門のスタッフを通年で雇う(米国式のAdmission Office)というオプションもありなのかなとは思います。米国のAdmission Officerがちゃんと評価できてるのかという疑問の声もあるので銀の弾丸ではないのでしょうが。
  • なみへい @namihei_twit 2015-10-27 16:57:55
    答が一つしかない他の教科であっても、理解の過程は人それぞれにあって、多様さは感じられると思う。「先人の辿った道程をダイジェストで走り抜けて足下に辿り着く」ってことを意識させて、詰込みに陥らないようにするだけでも、随分と成果は得られると思う。ただ、それをしようとした時、教師にかかる負担(要求される資質)とは、いかほどのものかと。仕組み、体制でどれだけその負担を和らげられるか。
  • 筋トレ計画 @kintoreplan 2015-10-27 17:50:49
    筋トレも案外頭を使います
  • 狼吼 @wolf_howling 2015-10-27 18:07:39
    ビジネスもだ。企画立てても「他社での実績は?」とかきかれる。「他所はまだ着手していません」てのは没に。逆に他社の真似しろって経営層が言う
  • にく @me2_2929 2015-10-27 18:21:46
    学校で考える力まで身に着けさせようとするのは高望みなのでは。学校では「自分には興味のないこと・楽しくないことをコツコツと積み上げる」行為の訓練をしてほしい。考える力は学校みたいな一対多の場ではなく、家庭内の一対一で鍛える方が効率的だろうし、勉強以外にも応用されやすいし。
  • 狼吼 @wolf_howling 2015-10-27 18:21:50
    もう既に暗記じゃDBに人間は勝てねえんだからINTよりWISアビリティ重点だろ。論理思考を身につけず問題解決や発案できない大人のなんと多い事か
  • アブラハム(フィンランド) @Abhraham 2015-10-27 18:24:44
    ただ単に物事を率直に捉えて、その仕組を考えたり、理解したり、あまつさえ利用したりすればいいのに、何が間違いか正しいかに執着しすぎてるなぁとはよく思ってる。
  • かえでこ @KaedekoSakura 2015-10-27 18:35:30
    問題なのは、大学受験が「目的」になっている事なのだから、受験システムを変えても、それは新しい受験システムに迎合したナニカが生まれるだけなんじゃないかと。AO入試でも対策だの学習プランだの言っちゃうわけなんだから、創造性とか考え方をテストで試すと、記憶テストより歪な結果になる気がする。
  • かえでこ @KaedekoSakura 2015-10-27 18:36:03
    本来入試はただの足切りで、応募が多ければ足切りは必要なのだから、「そこを突破したら終了」みたいな空気を変える方が先じゃないかな?大学に目的をもって入るなら、足切り突破のケーススタディをしても良いさ。
  • 荒野の名無し @shugyousuruzo 2015-10-27 20:27:04
    受験に関して言うと、東大の入試問題みたいな記述問題の比率を増やしたらいいと思う。マーク式は丸暗記でどうとでもなるので必要無いんじゃないかな。ただ良門を考え出す労力と採点時の負担が増えてしまうのが難点か。
  • 56 @ikhki5 2015-10-27 22:19:19
    me2_2929 私もこの方の意見に同意です。 大半の学生にとって学問とは就職の手段に過ぎないので、期限付きで、たとえ嫌いな科目でも、どれだけ多方面にわたる知識を詰め込んだかを競う暗記大会にもそれなりに効果はあると考えています。たかだか大学受験に何をそんなに期待しているのですか?新しい試験方式が生まれようと必ず形骸化します。
  • 柵田思量【φ(..)メモメモ】 @sakutashiryou 2015-10-28 00:33:03
    国語以外に道徳とか情報の授業でも良いんじゃないかしらん(・_・?)
  • 愚者@夏凜銀の公式シナリオはよ @fool_0 2015-10-28 00:40:50
    コメント欄でも指摘されているように学校でこのまとめで振られているようなレベルを望むのは少々酷な気がしないでもないけど、ただ件の先生が憤慨する気持ちもよく分かるんだよねえ。 少し前に話題となった『正答を書いても公式で解かなければ正答と認めない』という一件の時にも思ったのだけど、あまりに思考が硬直し過ぎていて教育の本質から離れてしまっているのがなんとも。
  • 柵田思量【φ(..)メモメモ】 @sakutashiryou 2015-10-28 00:40:54
    sakutashiryou 例示されている大学院生の研究発表や小学生のカブトムシ観察の反応などは、様々な反応が見られるんじゃないかと思います。
  • 柵田思量【φ(..)メモメモ】 @sakutashiryou 2015-10-28 00:52:00
    sakutashiryou 私は理科の実験説明か何かで計測には誤差が生じるが、【実験例と100%一致しなくても同傾向で近似ならばきちんと実験実習として成り立つ】という話がとても好きで印象に残っています。
  • 柵田思量【φ(..)メモメモ】 @sakutashiryou 2015-10-28 01:05:01
    sakutashiryou そういう知識の断片が、理想状態での物質の運動に摩擦などを考慮した実測値を推定するようなことへつながりました。僅かかもしれませんが、正解の多様性を知らせる機会はあったとは思います。
  • trycatch777 @trycatch777 2015-10-28 01:23:41
    まあ、コメント欄の人達の言わんとすることもわかるけど、学校での勉強が「作業化」してることにはいまの生徒自身だって疑問を感じてるくらいですし、入試改革はどうかとしても、考える訓練はしても良いと思いますね。
  • 柵田思量【φ(..)メモメモ】 @sakutashiryou 2015-10-28 01:24:40
    sakutashiryou 入学試験や資格試験に関わる部分では教科書作成時の一番ベーシックな学説という強力な仮説が支持されて正解とされるわけですが、試験以外の物だとちと心許ないのがちと話をややこしくします_| ̄|○
  • 柵田思量【φ(..)メモメモ】 @sakutashiryou 2015-10-28 01:28:03
    sakutashiryou 公務員試験で問われていることの説明に【与えられた条件から最適解を早く正確に選ぶ】能力というものがありまして、学校の勉強での正解率は概ねこの能力の結実なわけです。
  • 56 @ikhki5 2015-10-28 01:42:05
    sakutashiryouネトウヨだーと怒られそうですが、社会科学系学問だと既存の「正解」に反証する仮説を立てること自体がタブー視されているテーマは結構ありますよね。社会科学系学問で研究していく人間などごくごくわずかですから文系学生は教授が想定する唯一解に逆らってまで仮説を検証したくないんだろうなあ。と思っています 私自身は薬学部でしたから今のところ社会科学系学問のベーシックな学説に問いを立てる気はありませんが
  • 柵田思量【φ(..)メモメモ】 @sakutashiryou 2015-10-28 01:42:07
    sakutashiryou 微妙なのは、与えられた条件を把握する能力と与えられた条件を疑う能力は別物というより、かなり激しく対立するんじゃないかと(・_・?)
  • 卜口一八 @k_uraguthi 2015-10-28 01:49:04
    しいていえば、「神様、なぜこんな仕打ちをするのですか?」っていうヨブ記っぽい問いならあるんだが……。そういうことじゃないもんなあ。
  • sukebenayaroudana @Sukebenayarouda 2015-10-28 01:50:58
    自分たち、大学の先生がなんとかしようと思わず、中等教育以下の教員や教育システムがなんとかなればと願う他力本願さが救われない。どうして自分たちが学生を教育しようと思わないんですか?大学の先生は研究さえしていればいいというものじゃないんですよ、教育と研究、50:50なんですよ?
  • ミャオ猫 @WAKUWAKUTAKKU 2015-10-28 01:54:49
    Sukebenayarouda 大学の教育の難しいところは「教えてしまったら意味がない」という凄い自己矛盾を抱えてるところじゃないかと。「自分で考える術を教える」ってったってそれそのものを教えてしまえばそれは「自分で考えた」物ではないからどーしようもないという…… だから限りなく実戦に近い物(ところによってはガチの実戦)で教えるしかないが、如何せんそのためには根っこの基礎がなきゃ厳しい。 こんなことをもう少し分かり易く書いたのが外山滋比古の「思考の整理学」
  • 芝尾幸一郎 @shibacow 2015-10-28 02:01:23
    提言なんかせずに勝手に実行しないと変わらないと思う。制度を変えようと思ったら、やったもん勝ちの精神で前に進めないと前進しないよなー。
  • 芝尾幸一郎 @shibacow 2015-10-28 02:06:55
    大学側に、そのような特異な発想を活かす体制はあんまり無いような気がする。 むしろインターネットやニコニコ動画にあるような「作ってみた」の文化とかの方が、その手の人たちの孵卵器になるような気がするな。 大学に固執しなくても良いかも知れないな。
  • 柵田思量【φ(..)メモメモ】 @sakutashiryou 2015-10-28 02:10:46
    sakutashiryou 新説の提示や正解の定義を問い直すことを正確に理解して認めることに対してネックになるのは、指導被指導の関係性と共にクラスメート間の関係性があります。 中二病の思春期に、有能で目立つクラスメートをやっかまない自分になる【クラス運営、学校づくり】を大真面目に考える必要はあるんじゃないでしょうか。
  • ジムメカ @JimMech 2015-10-28 04:36:08
    作文で『「意外性」を重視』する、というのは少し語弊があるような感じがして、かえってアート界隈のように「意外性を追求するという凡庸」が氾濫する恐れがある。作文や小論文の本で散々語られていることは、「一般論や抽象論ではなく個人的な体験や考えを、誤解の無いように説明する」ということ。ネットにより簡単に自己が肥大化する現代ではそれが最も重要な技術。
  • sukebenayaroudana @Sukebenayarouda 2015-10-28 11:12:02
    @WAKUWAKUTAKKU それって単なる詭弁にしか思えませんよ。そうやって教育の義務を放棄してきたのではないですか?大学の教員は。
  • sukebenayaroudana @Sukebenayarouda 2015-10-28 11:52:54
    @WAKUWAKUTAKKU 外山氏は人文系の教員ですが、少なくとも理工系の教員は違うように思います。なにかの実験、数値シミュレーションを実施する際に、教科書の式を再現する/しない?、しないとすればそれは実験、シミュレーション自体に原因があるのか(実質上はこれが一番の原因)、あるいは教科書の式には成立する前提条件があって、それを満たしていないのか?、そもそも教科書の式が間違っているのか?こういった「思考の筋道」を少なくとも学部生、修士課程院生には叩き込み続けると思うのですが。
  • sukebenayaroudana @Sukebenayarouda 2015-10-28 11:56:57
    @WAKUWAKUTAKKU 「思考の筋道」というものは教えられなければよほどの天才でもないかぎり習得することは困難だと思います。だから、理工系の大学3、4年生から研究室という小規模の単位にわけて、指導教員による濃密な指導を行うのです。文科系でもゼミというかたちで行われているはずですが、理工系の卒業研究などの指導と比較してその濃密さで非常に劣るようにみえます。
  • sukebenayaroudana @Sukebenayarouda 2015-10-28 12:00:16
    @WAKUWAKUTAKKU わたしは理工系の出身ですが、「理工系の人材は文科系、医師に圧勝している。なぜなら連中は研究室に入り浸るという習慣がないからだ。ここで得られるものは、会社のOJTなどで代替できないものだからだ。」と指導教員がいっていたのをおぼえています。
  • ミャオ猫 @WAKUWAKUTAKKU 2015-10-28 13:07:28
    Sukebenayarouda ワシも理工系の出身で「○○の論文を読め」なんて答え教えられた(教えた)んじゃ「研究を進めるために必要な論文を探す能力なぞ身につかない」などという実体験から申し上げた話です。仮にプロトコルを教えたとしてもそいつは決して全ての物ごとに対応できる解決法じゃない、結局、中高・大学の初めの方で答えの有るケースである程度鍛えた後は、最終的には実戦で鍛える他ない。
  • sukebenayaroudana @Sukebenayarouda 2015-10-28 13:29:10
    @WAKUWAKUTAKKU それはその都度、答えが書かれている論文を教員に紹介してもらうようではダメですが、行き詰まった学生に「苦しんでね」で終わりではいくらなんでも教員の怠慢だとおもいますが。あなたはよほど優秀ですべてを自分で身に付けたのかもしれません。
  • sukebenayaroudana @Sukebenayarouda 2015-10-28 13:35:47
    @WAKUWAKUTAKKU 私は教員に、「そういう場合には過去の論文を調べることも有効。ただ、論文は膨大にあるから闇雲に調べても仕方がない。いくつかキーワードを拾い出して、それをもとに検索する。そのキーワードはなんだと思うか?それからこの分野の研究の鮮度はどれくらいか?(50年くらい)それより以前の論文の調査はとりあえず後回しでもよい。」
  • sukebenayaroudana @Sukebenayarouda 2015-10-28 13:36:54
    @WAKUWAKUTAKKU「最近の若者は電子化されていない論文を無視する傾向があるが、50年くらい前の論文だと電子化されていないこともある。手間を惜しまず図書館にいってコピーをとりなさい。」
  • sukebenayaroudana @Sukebenayarouda 2015-10-28 13:44:13
    @WAKUWAKUTAKKU 「論文をすばやく読むコツは、abstractに目をとおし、keywordにあげられている単語を頭にとめながら、図表とそのキャプションにまず目をとおす。結論を見て、イントロの最後の方をみて、その論文の動機を把握する。これで8割方のことはわかるんだ。最近ならpdfの文字検索を使って、本文中からkeywordを探し出し、その周囲を読むことも有効だ。」
  • sukebenayaroudana @Sukebenayarouda 2015-10-28 13:49:47
    @WAKUWAKUTAKKU こういったことを一度にはではないですが、折に触れて指導をいただきました。この指導がなく独力で進めていたらとてもおぼつかなかったろうなと思います。そして、時を経て自分が指導する立場にたちつつありますが、指導を行う際の指針として心に留めています。
  • sukebenayaroudana @Sukebenayarouda 2015-10-28 13:52:45
    @WAKUWAKUTAKKU もちろん教員ごとに指導スタイルはあるし、この内容もすべて適切かはわからないし、私が咀嚼するなかでオレ流解釈をしていて指導教員のスタイルとは変わっていっているとはおもいますが、このような指導をしてくれない指導教員は給料泥棒としか思えません。私の指導教員は給料泥棒ではまったくなかったことに深く感謝しています。
  • ゆうき @F001Yuki 2015-10-28 18:16:36
    硬直している人ほど自分ではそれに気がつけないというのがよくわかった
  • shinshinohara @ShinShinohara 2015-10-28 19:04:14
    Sukebenayarouda 人間は本来、小学校に入るまでは自分の頭で考える習慣を持っているんですよね。就学前の子供は「なんで?」が口癖。小学校に入って6+3+3=12年間、「なぜ」をやめてしまい、その習慣を取り戻すのに苦労します。「リハビリ」が必要になってしまいます(約3か月くらい)。「なぜ」を許される授業が一つあるだけで、子供の創意工夫の力はずいぶん違うと思います。
  • shinshinohara @ShinShinohara 2015-10-28 19:08:51
    Sukebenayarouda なお、紹介した大学の先生は大変優れた方ですので、その後きっちり指導したのは言うまでもありません。ただ、4回生の間に研究室になじんでいるあいだにそのくらい分からなかったのか、という意外な思いは持たれたようです。
  • shinshinohara @ShinShinohara 2015-10-28 19:10:59
    Sukebenayarouda 私がある旧帝大生を面倒見た時、答えのない「なぜ」を口にしてもいいんだ、と分かってもらうのに3カ月かかりました。正解のないことにトライすることの恐怖と言うか、呪縛は、それほど強固なもののようですね。12年間も縛られていたんですから、仕方ないかも。つきっきりの指導でそんなに時間がかかるのですから、リハビリに手間がかかりすぎています。
  • sukebenayaroudana @Sukebenayarouda 2015-10-28 20:05:04
    @ShinShinohara 評論家としても有名だった数学者の故森毅氏が「わからないことをわからないままにしておく」ことの大事さをよくエッセイで書いていたことを覚えています。安易に「わかってしまう」のではなく、「わからんのよね、でもそのわからんのがまたいいのよね」と反芻を繰り返していくのがよいと。
  • sukebenayaroudana @Sukebenayarouda 2015-10-28 20:11:25
    @ShinShinohara 指導教員から「勉強している暇があったら、研究しろ」といわれたのもいい教えになっています。その後に、さきほど書いた素早く論文を読む方法を教えられました。
  • 山元 太朗 @tarogeorge 2015-10-28 20:20:43
    エザキダイオードの開発の話を思い出した。
  • ぼんじゅ〜る・伝説の美少女 @France_syoin 2015-10-28 21:39:47
    受験に受かるための勉強なんだから最も効率の良い勉強法にはなるよなw。そこから先の話なら言っていることも理解できるけどなw
  • shinshinohara @ShinShinohara 2015-10-28 22:31:28
    Sukebenayarouda いいですねえ。私も森毅さんの本、何冊か読みました。直接謦咳に触れることはできませんでしたが。 私も息子から「なんで?」と聞かれたときはほとんどが「なんでだろうねえ」と答えます。もちろん重力がどうのと少しは語れますけど、なぜなのかは本人に見つけてほしいと思っています。
  • こぎつね @KogituneJPN 2015-10-28 22:54:51
    me2_2929 どこの家庭にもそんな事が可能だとと思うほうが高望みだと思いますよ。家内教育に期待し過ぎることは門閥・家柄で人生が決まる時代への後退だと思います
  • にく @me2_2929 2015-10-28 23:23:31
    KogituneJPN 家庭内で必要なのは「どうしてこうなると思う?」とか「どうすればいいと思う?」という、疑問を持つこと自体への寛容さであって、生きる上で基本的なものではないですか? その部分すら学校に押し付けようというのは間違いだと思うし不必要な負担だと感じています。
  • änö @QZoTItbZ 2015-10-29 07:50:07
    パターン学習の弊害だと思ってます。例えば将棋において基布をどれだけ覚えているかである程度の部分までは進めますが、プロともなると自分で新たな手を考えたり心理を呼んだりする必要性が出てくる。パターンを盲信するとその時に応用が効かない。 逆に言うとある程度の努力で成果をえるだけで良いならパターンの中で生きるほうが楽と
  • きゃっつ(Kats)⊿11/4京都個別 @grayengineer 2015-10-29 07:57:05
    湯川秀樹博士は父親が漢文学者だったので子供のころに意味のわからない漢文の暗唱をさせられていたが、それは決して無駄ではなく後々自分の基礎になった、と言っています。キャッチボールやランニング、素振り、ストレッチなどの基礎練習なしに実戦だけ繰り返しても野球はあまり上達しないでしょう。基礎練習はツラいし楽しくないから避けたくなるのもわかるけど、後に応用力を花開かせるためには必要なことですね
  • 節穴 @fsansn 2015-10-29 11:26:28
    正論とは「偉い人が決めた特定の一つ(以上)の論」ではなく「反論に耐えたあらゆる論」なのであるが、ここを履き違えた人間が大人にも多いのがなぁ
  • ろくまる@札幌 @maze99 2015-10-29 13:44:04
    蒼天航路の孫権を思い出した。疑問にけりをつけず、抱え続けることで至る境地があるんだろうな
  • ウミドリくん @umidori_kun 2015-10-29 13:45:22
    me2_2929 「どうして人を殺してはいけないの?」と子供に問いかけられて「何だと!そんなこともわからない奴は殺してやる!」と逆上する大人しかいない世の中じゃ。
  • ウミドリくん @umidori_kun 2015-10-29 13:45:32
    なぜという疑問を持てないんじゃなくて、なぜという疑問を持っても言い出せない人が多いんじゃないのかなあ。口先ではどんどん疑問をぶつけていこうと言っている人間の中にだって、自分が固く信じている教条に「なぜ?」という問いかけをされてうまく言葉にできなかったら、イライラしてキレる奴はたくさんいるでしょう。
  • ウミドリくん @umidori_kun 2015-10-29 13:46:40
    「これまであらゆる検証に耐えてきた定説を疑問視することは先人への侮辱である」という観念をどうにかしないと。それは学生に求めることじゃなくて、先人である教授の側が自説に反論されても侮辱とは感じませんよということを行動で示すしかない。それも「この先生は寛容だから」じゃなくて、学界の総意として伝えられないと意味がない。
  • Shiro Kawai @anohana 2015-10-29 17:44:34
    子供の小学校ではこういうのをやってて、「疑問を持つことと、その答えを筋道立てて探すこと」についての基礎に役立つだろうなと思いました。生徒:教師比が低くないと難しそうですが。 http://blog.practical-scheme.net/shiro/20150925-thinkers-toolkit
  • こぎつね @KogituneJPN 2015-10-29 18:21:52
    me2_2929 世の中の親がそんな出来た人間ばかりなわけないでしょう。自分のことすらままならない親だって珍しくないのに
  • shinshinohara @ShinShinohara 2015-10-29 19:38:35
    me2_2929 学校の負担は軽くしてあげるべきだ、という論点には賛成です。学習以外のこと、たとえば箸の持ち方やしつけまで学校がやっていたら大変。他方、学校は、「親の因果が子に報い」というような、負の連鎖を断ち切る場所であってほしい。ですので、学習に関してはなるべく学校でチャンスを上げてほしいと思います。
  • shinshinohara @ShinShinohara 2015-10-29 19:39:07
    KogituneJPN 親の因果が、何の罪もない子供に背負わされることがなるべく小さくなるようにしていきたいですね。
  • evacuated_man @evacuated_man 2015-10-29 20:30:11
    私は、問いを抱えることと就職や生計を立てることとを、天秤にかけてたな。両立するイメージが言うほどなかった。問いを探る面白さはある。けれど、自立するにあたり、ひとりの個人として不確定な問いを抱えるより、仕事のコンプライアンスを守って努めを果たす方がまだ予測が立つし、もし“問い”が生まれても、それは業務上のものであり、かつたくさんの人によって共有され支えられた“問い”だから、ある程度不安に耐えられる。なので、“問い”は義務教育、余裕があっても高等教育までっていうイメージがあった。
  • evacuated_man @evacuated_man 2015-10-29 20:31:09
    社会の変動の激しさを見ると、いち個人として“問い”を抱えることが無力であり、無駄であり、無意味である、と思うときがある。
  • にく @me2_2929 2015-10-29 21:46:35
    KogituneJPN 何で親が出来ないことをウン十人もまとめて生徒を面倒みなきゃいけない教師に押し付けようとするんですか? 必要なのは教師への転嫁じゃなくて社会から親へのサポートだと思いますけどね
  • ウミドリくん @umidori_kun 2015-10-29 22:13:50
    「自分で答えを用意できない疑問を口に出すことは無責任である」というネットの価値観も発言の萎縮に拍車をかけている気がする。利用者の質問を受け付けることにしか存在価値がないYahoo知恵袋ですらこんなのばかりでしょ。
  • moheji @mohejinosuke 2015-10-29 23:18:44
    me2_2929 教育に求められることがイコール教師に求められることではない。 少なくとも教師だけに求めている話ではない。
  • änö @QZoTItbZ 2015-10-30 07:19:14
    答えが用意されているなら考える必要はない。間違っていれば恥になる。間違った人間は貶しても良いと言うネットの概念の延長線上に現実があるということなのかもしれません。
  • ウミドリくん @umidori_kun 2015-10-30 11:49:58
    QZoTItbZ どちらかというとネットも現実の醜さから自由ではないということかもしれません。ネットで発言する全ての人間が現実の俗世に生きている人間なので、考えてみれば当然なのですが。
  • わんこ@怪談ジャンキー @ace_ya 2015-11-06 12:43:08
    理科とかでも表現方法が教科書通りでないと×だもんね。自力で考えた表現は受け入れられないことが多くて、テンプレート通りが正解、って感じかなぁ。暗記も覚えてそれを材料に考える、っていうのが理想かな。今は暗記することが面倒になって勉強嫌い、になってるうちの連中。考える、感じる習慣が足りないんじゃないかと心配。
  • こぎつね @KogituneJPN 2015-11-09 18:10:01
    me2_2929そういうあなたは教育を家庭に押し付けてる。親を経由せずに、直接社会から子供を支援する道筋を付けなければ家庭環境に恵まれない子供を救うことは出来ないでしょう
  • にく @me2_2929 2015-11-09 18:14:30
    KogituneJPN 恵まれない子供が出る前提なのがまず間違っているんですよ。そのような親に子供を産ませないようにすることから始めるべきです。少なくとも、片親に虐待されて育った自分はそう考えています。

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