
アイシールドやワンパンの村田雄介氏。“(マンガの)生産性も大事だけど、原稿に愛情を注ぐ事を忘れてしまってはダメなんだ。好きなキャラを愛情こめて納得いくまで何度も何度も描く”
村田雄介 「スランプと言うか解らないけどアイシールドの終盤から次作にかけては、自分の絵に絶望してた。今思い返すと何が楽しくて漫画を描いてるのかも見失ってたように思う」

手抜きしまくって最短コースで原稿を上げる事ばかりに注力して、原稿が完全に流れ作業になってた。作中の誰かに感情移入して描き込んだり遊び心を発揮して小ネタをぶっこんでみたりが無くなった。今思い返すと何が楽しくて漫画を描いてるのかも見失ってたように思う
2015-10-27 02:10:24
締め切りまで極端に時間が無かったのもあるけど、一方で効率化して生産性を上げるのがプロなんだと考えてたところもある。もちろん生産性も大事だけど、原稿に愛情を注ぐ事を忘れてしまってはダメなんだと、当時は気付けなかった。
2015-10-27 02:25:49
時間がないから何を描くにも資料も見ない、表情も描いた事あるストックの中から引っ張って来るという事を繰り返すと、想像を膨らまして描く、描く人物に自分の気持ちを乗っけるという事が出来なくなる。人の顔描いても福笑いにしかなりません
2015-10-27 02:33:06
そういう問題が自覚出来るくらい深刻になった頃、初心に返ろうと思い立ち、アイシールドのラスト3話で絵柄を1巻のものに戻そうと試みた。でも戻せなかった。昔どう描いてたかを思い出せなかった。完全にダメになったと落ち込みました
2015-10-27 02:46:50
青ざめながら何年かジタバタしたけど、そういう状態から持ち直すには好きなキャラを愛情こめて納得いくまで何度も何度も描くしか無かったです
2015-10-27 02:56:02