イギリス児童養護 日本を元気にする会視察団

音喜多 駿（参議院議員 / 日本維新の会・東京都選出） @otokita

おはようございます。イギリスは朝8時で、快晴。今日はハリーポッターの作者であるJKロージング氏が設立した家庭養護を推進するNGO「ルーモス」の方々とお会いできるので、非常に楽しみです。

音喜多 駿（参議院議員 / 日本維新の会・東京都選出） @otokita

ローリングでした！(汗) (iPhoneの予想修正変換にやられがち) twitter.com/nogutaku/statu…

音喜多 駿（参議院議員 / 日本維新の会・東京都選出） @otokita

渋滞に巻き込まれて大遅刻しましたが、ルーモスの視察がスタートしました。Sir.Rogerからお話を伺います（「サー」の称号を持っているのはすごいことのようです）。　#イギリス児童養護事情

音喜多 駿（参議院議員 / 日本維新の会・東京都選出） @otokita

2004年、子どもたちが柵（ベビーベッドの高柵）に囲まれて生活している写真が掲載された。子どもたちがベッドから出されるのは1日1回だけ、食事はケージの中に差し出されて食べていて、娯楽もなかった。これは主に東ヨーロッパで起こっていたことだ。　#イギリス児童養護事情

音喜多 駿（参議院議員 / 日本維新の会・東京都選出） @otokita

この記事をみたJKローリングが、この事態に何かしなければならないと思い立った。彼女と私と他何名かで組織を立ち上げたのが、ルーモスの起源になる。　#イギリス児童養護事情

音喜多 駿（参議院議員 / 日本維新の会・東京都選出） @otokita

各国の児童養護に関わる数字を集めるのは困難だった、政府によってはそうした事情を把握していない場合もある。こうした施設にいる子どもたちで孤児の割合は少数である。勿論、すべての子どもたちが劣悪な環境にいるわけではなく、物質的には恵まれているケースもある。　#イギリス児童養護事情

音喜多 駿（参議院議員 / 日本維新の会・東京都選出） @otokita

これがむしろ問題の一つで、人々は十分な保護を受けていると思ってしまい、施設にいる子どもたちが精神的なダメージを受けていることに気づきづらくなっている。アメリカ等の研究結果では、施設育ちの子に比べてそうでない子の脳の動きは活発である。　#イギリス児童養護事情

音喜多 駿（参議院議員 / 日本維新の会・東京都選出） @otokita

また、ロシアが取ったデータがある。施設出身者のうち5人に1人は犯罪者になり、7人に1人が売春を行い、10人に1名が自殺を行ってしまう。障害がある子どもたちが施設に入れられた場合、死亡率は100倍になっている。　#イギリス児童養護事情

音喜多 駿（参議院議員 / 日本維新の会・東京都選出） @otokita

もちろん障がい者は元々体が弱いということもあるが、いくらなんでも100倍という数値はひどいものだ。どうしてこれほどの差が出るのか？最も大きな理由は、子どもが特定の大人と密接な関係を築けないことだ。　#イギリス児童養護事情

音喜多 駿（参議院議員 / 日本維新の会・東京都選出） @otokita

スタッフのコストは非常に高いため、子ども一人につきっきりになる子は不可能。また、施設に入っている子どもたちは様々な行動を制約される（外出など）ことが確認されている。そのため、施設を出る頃には、周りにサポートがないことが多い。　#イギリス児童養護事情

音喜多 駿（参議院議員 / 日本維新の会・東京都選出） @otokita

あ、しまった、元気会じゃなくて自分のアカウントでツイートしてた！元気会のアカウントに引っ越します。。

日本を元気にする会 @nippongenkikai

施設出身者は愛着障害のため、売春などに近づくことが多くなる。イギリスには施設はすでに少ないが、このような事例があることは確認されている。　#イギリス児童養護事情

日本を元気にする会 @nippongenkikai

日本の施設が劣悪な環境であるとは、私は思わない。しかし注視しなければならないのは、子どもたちの感情面・精神面に悪影響を及ぼしているということだ。　#イギリス児童養護事情

日本を元気にする会 @nippongenkikai

日本では法制の変化が必要と（山田議員が）言ってくれていたが、それによって施設ではなく地域・家庭で子どもたちの養護をするという仕組みができあがると思う。ただ、法制を整備するということは第一段階であって、それ自身が子どもに適正な環境を与えることにはならない。　#イギリス児童養護事情

日本を元気にする会 @nippongenkikai

これから施設の措置からコミュニティでの養護について移管したケースについて映像を見てもらいたい。これは特に障害を持つ子供に言えることだが、施設から出した場合、出した先が施設より良いものだという確信がなければならない。　#イギリス児童養護事情

日本を元気にする会 @nippongenkikai

もう一つ大事な観点は、施設から子どもを出すということではなく、初めから入れないということだ。英国の経験では、法律で障害のある子どもを施設に入れることを禁じてしまうことを議員に申し入れた。1984年に法制化され、施設に入る子どもは激減した。　#イギリス児童養護事情

日本を元気にする会 @nippongenkikai

施設から子どもを出すということは、実親と里親、両方の準備が必要だ。どのように里親が承認されて、措置後にはどのように監督されるかについては、後ほど実際に里親をやっているスタッフから説明させたい。　#イギリス児童養護事情

日本を元気にする会 @nippongenkikai

政府にも問題がある。児童施設を扱う省と、実際に児童福祉を扱う部署が違うという問題がある。児童養護施設の費用を里親措置のための費用に回すということが、時に大変困難になることがある（日本でもとてもある）　#イギリス児童養護事情

日本を元気にする会 @nippongenkikai

これは官僚組織の問題であるが、やはり政治家自身がしっかりと頭を突き合わせてこの問題解決に臨むべきだと思う（まったくだ！）　#イギリス児童養護事情

日本を元気にする会 @nippongenkikai

次の要素は、大きな変化を起こすための知識をつけるということだ。ルーモスが貢献しようとしているのは施設から里親にうつしてきた経験・知識の共有だ。改革には様々な抵抗がある。例えば施設のスタッフは、子どもがいなくなって仕事がなくなることを恐れる。　#イギリス児童養護事情

日本を元気にする会 @nippongenkikai

一般人にも抵抗がある。施設に入るような問題行動のある子どもたちが自分たちのテリトリーで生活することに抵抗を感じる人々もいる（日本でも同様、施設出身者・生活者へのスティグマがある）　#イギリス児童養護事情

日本を元気にする会 @nippongenkikai

最後の重要な要素は、社会的養護の当事者（児童・家族）たちが政治家や専門家たちに自分たちの声を届けることだ（日本にはこの仕組みがない！）　#イギリス児童養護事情

日本を元気にする会 @nippongenkikai

ルーモスはこれまで、モルドバの政府・地方自治体と活動を行ってきた。モルドバは貧しい国で、児童養護施設も非常に貧弱だという長い歴史を持っていた。EUからの資金援助で、児童養護を改善するプロジェクトが始まった。　#イギリス児童養護事情

日本を元気にする会 @nippongenkikai

モルドバでは2007年から2014年の間に、施設にいる子どもたちは12000人から3000人まで激減した。多くの子どもたちがサポートを受けて、自分たちの家族に戻っていた。ほかの子どもは里親の元に行ったが、モルドバは「里親」という伝統がなかった。　#イギリス児童養護事情

日本を元気にする会 @nippongenkikai

しかしそれでも、、2007年には282名しかいなかった里親が、2014年には850世帯まで増加した。　#イギリス児童養護事情