ストライクウィッチーズ 二次創作SS トゥルーデとエイラーニャ

ストライクウィッチーズの二次創作 お姉ちゃんスイッチが入りました。 *勢いで書きました。トゥルーデの扱いがヒドいです・・・ 続きを読む
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恭一 @kyoichi562

「エイラ! エイラはいるか!?」「な、なんだよ大尉! 今、サーニャが寝てるんだから静かにしろよナ」「あ、あぁ、すまないエイラ。だが、私はお前に謝らなければならいんだ」「謝る? 大尉が私にか?」「そうだ。私はお前に取り返しのつかないことを言ってしまった。この通りだ。許して欲しい」

2011-01-14 18:04:38
恭一 @kyoichi562

「な……大尉が私に頭を下げるなんて、明日雪でも降るんじゃナイカ?」「これで足りないなら土下座でも何でもする! だから、許して欲しい!」「お、落ち着けよ大尉。そもそも、私はなんで大尉が謝ってるのか、聞いてないんダナ」「……そ、そうだったな。すまない。私としたことが我を忘れていた」

2011-01-14 18:09:09
恭一 @kyoichi562

「妹のことになるとよく忘れてるけどナ……うん、妹?」「そうだ。エイラ……お前にはお姉さんがいらっしゃるそうだな」「え、いや、たしかに姉ちゃんはいるけどなんで……」「つまり、お前は本物の妹ということだな!」「誰だよ大尉に教えたヤツは!?」

2011-01-14 18:16:05
恭一 @kyoichi562

「そんなことは大した問題ではない。私が謝りたいのはなエイラ。お前が本物の妹であるという事実を知らなかったとはいえ、お前のことを『妹なんて柄か』と否定して、イッルのことを傷つけてしまったことなんだ」「べ、別に傷ついてなんか……え、イッル?」

2011-01-14 18:19:37
恭一 @kyoichi562

「あぁ、スオムスではイッルと呼ばれていたんだろ? そのことを隠していたのも、お姉さんのこと言わなかったのも、寂しさを閉じ込めるためだったんだろう」「お、おーい大尉?」「だが、安心しろイッル! 今日からは私のことを実の姉だと思ってーー」「なんでそうなるんダヨ!?」

2011-01-14 18:24:34
恭一 @kyoichi562

「遠慮することはないぞイッル。私達は姉妹じゃないか」「だ か ら~! 人の話を聞けよ――」「うぅ……エイラ?」「わぁ! さ、サーニャ……ごめん。起こしちゃったか?」「ううん、もう眠くないから大丈夫よ……あ、おはようございます。バルクホルン大尉」「あぁ、おはようサーニャ」

2011-01-14 23:23:18
恭一 @kyoichi562

「あれ……どうして大尉がいるんですか?」「実はなサーニャ。私はイッルに謝りに来たんだ」「イッル? イッルって、エイラのことよね?」「そ、そうだけど……どうしたんだサーニャ? なんか目が据わってないカ?」「……ずるい」「えぇ! な、なんで!? 私はズルなんてしてないゾ!」

2011-01-14 23:30:10
恭一 @kyoichi562

「ずるいです。大尉」「わ、私は――え? 大尉?」「……そうだな。私は過ちを重ねるところだった。妹には平等に、最大限の愛情を注がなくてはな!」「はい。だから、私も……」「……話が見えないんダナ、って! さ、サーニャ! な、なな何で私に抱きついてるんだ!? ねね寝ぼけてるのカ!?」

2011-01-14 23:39:40
恭一 @kyoichi562

「――イッル」「ふぇ! さ、サーニャぁ……い、今なんて……」「私も……エイラのこと、イッルって呼びたいから。エイラは……嫌?」「い、い嫌なわけないだろ! 私は……私はサーニャに名前を呼ばれるだけですごく嬉しいんだゾ!」「エイラ……ううん、イッル」「サーニャぁー」「ハァーハァー」

2011-01-14 23:47:07
恭一 @kyoichi562

「……どうしたんだ大尉?」「ハァーハァー……妹……妹丼……」「バルクホルンさん? どこか具合悪いんですか?」「姉妹丼……ゴクリ」「わ、私達をそんな目で見んナー!!!」 その直後、暴走した大尉は様子を見に来たハルトマン中尉に連れ去られて、私達の貞操の危機は救われたんダナ。

2011-01-15 00:01:34