活断層を知って何を得るの？

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トレンチ調査は米国・CAのおなじみサンアンドレアス断層でケリー・シー先生が懸賞金が掛けられた課題（いつこれ動いたの？）解決の手段としてそれを見事に証明された場所ですが、その時に居合わせたのが松田先生です。その先生が日本・丹那断層調査をされたのが1979年。京大・愛知大の調査後です

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その丹那断層。東海道線のトンネル掘削時に断層が動いてしまいトンネルを掘り治したのですが、同じところに新幹線トンネルを掘りました。無知で無学で世界は目の前にしかない文系的発想では危ないのでは無いのかと言われそうですが、トレンチ調査により「１０００年は動かねぇよ」という結果を得られた

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丹那断層はそうして当時日本の地震学者共が寄って集って共同研究したものだから結果がものすごく上がりました。その結果を持って文部省に「予算頂戴」をした結果、年間調査数がうなぎ登り。不思議ですよね、産業界が得られる利益のために文科省の予算を使うなんてね。ただ、やればやるほど難しくなるの

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トレンチ調査の鉄則は、イベント（地震発生）の前後で地層のずれが一体どれだけなのか、その範囲は。そしてその前後で堆積していた地層によって規則性・反復性・固有性を見るのですがトレンチ程度つまり表層地割れ程度ではいつ起きたのかは判ってもその規則性が判らないことが多々あるのです。

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我が地元武蔵砂川と玉川上水間にある立川断層も、表層トレンチ程度ではその動きの規則性を見いだせませんでした。表層に断層があってもじゃあそれ以前は？が判らなかったため、地震研が「∩( ・ω・)∩ばんじゃーい」したわけですが。ではトレンチ以深の断層の状況はどうなのか。温泉ボーリングじゃ

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大規模なトレンチ調査でも判らないような断層、これは１００件の調査で７０件程度∩( ・ω・)∩ばんじゃーいとの話しも聞いています。大規模なトレンチは出来ぬ、ボーリングではどうも、ということで比較的最近開発実用化されたのが『ジオスライサー』というものでな。これはある程度の幅の断層を

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シートパイル打機でざっくりと、土に差し込んで標本を抜き出してくるとてもユニークなモノなんじゃ。こいつを使うと地中30ｍ位はトレンチを掘らずに調べられるし、なんと言っても最強なのが砂浜のサンプル資料を乱れなく取ってきたり、果ては海中まで。非常に強力な武器になるが原子力（ｒｙ

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それからもう一つ、皆が大好き石油の地中探査をする仕組みを使い応用した地中探査技術によって地中1500ｍとか数千メートルの断層調査が出来るようになったのじゃ（この５～６年の最新研究）それによってこの断層が地中のどのあたりを抉っているか少しは。雲の上の放雷現象観測と同クラスの難度？

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岩盤以深の断層は表層地層の断層と合せて考えるとその年代も判るかもしれないし、その時の断層発生面積が判れば、もしかしたら近い将来、過去この規模でこんだけ断層面積が発生したときにMwがいくつだから、どの規模で起きるのか見えてきてしまうかもしれないという夢が。でもな、そりゃ地表断層や

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地表断層は数千年数万年単位で起きてるかもしれぬが、一方の海溝・海洋地震はもっと高頻度で起きてるんや。トレンチ万能調査団のあほっぷりに目を背けちゃならんが、それ以外の部分はもっとよく目を見張るべき。海溝海洋型大地震のあと数年から数十年後に火山噴火が起きるのから目を背けてはならない。

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先ほどの、断層面積云々のお話ですが、これが判ると日本の学術史が変わります。過去最初の方で出した松田先生が出された「松田式（1975）」は「地震のマグニチュードと地震断層の規模（断層長，最大変位量）」を出されましたがそれは表層まで。つまり２次元グラフでしたがそれを３次元に上げると

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地震研究は予知は出来ません。出来ると言っている、予言者達は科学では無いのです。宗教です。でも宗教に縋付くのを否定はしません。だって東海地震なんて起きてみないと何が起きるか判らない状況だもんｗ　もしその信仰する宗教概念を科学的定量的に証明出来れば異次元科学として認められるでしょうね

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