重要なのは中二小説ってのが、現代の神話ってところだよね。神無き。あるいは騎士無き世界における英雄譚
- lucifer_af
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中二病は大別して、災害タイプ(災害が人のカタチを伴ったもの)と、委託タイプ(高度な技能によって、大きな組織ないし集団から特別な権利や呼び名で一目置かれている)の二つになりそう
2011-01-15 16:55:05広告にしろ、組織にしろ大別すると二つある。一つは自分の資材を投資して、確実に狙ったものを育て上げる少数精鋭タイプ。もう一つが広く、才能をたくさんスカウトして、どれかが一つ当たればいいという育てず漁をするタイプ
2011-01-15 16:58:01卑近的なパロディや聞いたことのある格式高い言葉を引用してくるのも、中二病の特徴だっけか。でもそれは中二病の把握にとって皮相的だし、大人の大好きな名作パロディネタなんかも、中二病っちゃ、中二病だしなあ
2011-01-15 16:59:41たぶん、ジャンルってのが、その人にとって身近な物だから。今の人が騎士道小説とか読んでも、たぶん中二文学ほど胸を射抜かれないかもしれないし、昔の小説にあった中二的な部分に共感するかもしれない。
2011-01-15 19:06:59前も話したけど、大人なら、総理大臣とか会社社長とかサラリーマンとか現実にある個人や人間の方が身近に感じられるけど。大人がウソツキだと思ってるひねたモラトリアムにとっては、異能力とか異世界の人間が楽しんだり苦悩する方が身近に感じられるんだよね。
2011-01-15 19:14:50中二病文学だって、設定は結構緻密だから二つ名を特命係長とかにして、設定を現実の会社とか取材してちょっと再構築しなおしたら、大人向けに変わるからなあ。ストーリーが稚拙ってことじゃないわけ。取材しなくていい異世界設定とか、古典とかほかの本から世界観引っ張ってるだけで大人モノと大差ない
2011-01-15 19:17:05設定が緻密な子供小説の代表としてセカイ系ってあるけど、あれ敵とかの設定が曖昧だったり、ただの脅威としてしか描写されないのに、味方側の戦史とか、武器設定がやたら細かいでしょ?
2011-01-15 19:19:07あれ、自分に身近な部分って作り手も説明したがるし、読み手も現実でそうだったらそういう風になりそうって納得したいから、自然とこまかくなるんだよね。
2011-01-15 19:21:22つまり、読み手に身近な設定って、細かくなる。それが誰に向けて書いているか、何を書きたいかによって変わるってだけ。組織について詳しい、職業小説だって、職業部分だけ説明が特化してるのと同じ
2011-01-15 19:21:35読み手にとって詳しいところ、あるいは詳しくなくても、知っている仕事とかで、あきらかにそれはありえないだろってわかるような嘘がつけない部分は詳しく説明しなきゃならない。だから世界系は身内の世界側だけ細かい
2011-01-15 19:23:03職業小説で、職業に対する偏愛者がいても、生まれつき脳のおネジがとんだ変態だの狂人だのがあんまりでないのは、ブンガクだの戦闘ものみたいな極限状況での人間の心の行動パターンを詳しく説明する必要が無いから。職業についての内容だけ説明すればいいからね
2011-01-15 19:25:06中二病小説も同じように、彼が何において超法規的か? 超越的か? ってのが知りたいから、そういう大仰な事件や設定が詳しく描写された、びっくり人間見本市みたいになる
2011-01-15 19:26:12それは職業小説における、職業説明に近い。中二病を皮肉って、中二はスクールカーストの弱者で、いたいけど、必死で美しいとか書くと、それは中二小説じゃない、中二病をわすらった人間の心を描写した、現実世界をモチーフにした小説(いわゆるブンガク)になる。
2011-01-15 19:27:46自分の書きたい創作の客層が、どの知識に詳しく、どの文化に詳しいか。それによって求められる説明とそうでないものを分ける必要はありそう。読み手がそれは知ってて当然、描いて当然と思うところは落とせないし、あと、知らなくて知りたいと思う部分も重要。
2011-01-15 19:33:30