戦前の水力発電と軍艦の蒸気タービン

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mk@c98 落選 @masatoshi_san

戦間期に民需で鍛えられた成果が二次大戦機の兵器に生きてるのは大型機などだけではなく軍艦の機関なんかについても言えると思うオーバーテクノロジーのように見える米艦艇の機関技術は、火力発電関連に関係するのではないかと前に、有名な艦艇研究家の方と議論したことがある。

2015-11-05 20:27:42
mk@c98 落選 @masatoshi_san

@masatoshi_san 逆に日本がタービン設計で立ち後れた一つの理由は、戦間期の電力需要の増大に対して水力発電で対応出来たことの裏返しではないか、とも。高効率な蒸気タービン設計の機会を日本は得なかったのだ、という解釈。

2015-11-05 20:31:08
mk@c98 落選 @masatoshi_san

@masatoshi_san 産業政策的には、水力発電をメインに選択したのは正しい。水力発電による安価な電力は戦間期の日本鉱工業を支えた。「太平洋戦記」とかで有名なジェネラルサポートの阿部さんも指摘してるけど、安価な電力によって戦前の一時期、日本はアルミ合金の輸出国になってる。

2015-11-05 20:34:34
mk@c98 落選 @masatoshi_san

@masatoshi_san なお舶用蒸気タービンの設計、製造技術の立ち後れが端的に現れた艦が「島風」だろうという点で一致を見た。ボイラーは相応に高性能化を実現してるのにタービンの設計が追いつかず不細工な構成になり、機関区画長が伸びて船体規模が必要以上に大型化してる、と。

2015-11-05 20:44:10
mk@c98 落選 @masatoshi_san

@masatoshi_san 逆に言うと機関設計が洗練されれば、40ノット超級の駆逐艦でも「夕雲」型なみに収まる可能性もあり、マル五計画の「島風」型は「島風」とは全然別の艦型になった可能性もある。

2015-11-05 20:54:18
mk@c98 落選 @masatoshi_san

@masatoshi_san そんなことを考えると「夕雲」型をちょっと拡大した船体に七連装発射管二基(五連装×3は船体規模が縮小したので多分無理)を積んだ「量産型島風」なんかも面白い。そこまでゆくと既に仮想戦記の領域ではあるのだけど(苦笑)

2015-11-05 20:56:53